フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

9月

2011-09-01 23:58:00 | Weblog
防災の日です。アナウンサーの覚えておかなければいけないイロハです。この日は関東大震災が起きた日なので、1960年に制定されました。立春から210日目ということで210日の表現で自然災害に会わないように警告をすることもあります。一方で昔の人達はこの210日が風が吹くことが多いと体験で知っていたので、各地で風にたいする祭、風鎮めの祭が行われました。特に有名なのが胡弓の物悲しい音色が有名なのが越中八尾の「風の盆」です。元禄時代から続いているのも、風の怖さを十分知っているからでしょう。
この日に合わせるように台風が日本列島をうかがっています。すべてに渡って被害の少ないことを願いたいですね。
以前の日記にも書きましたが、台風は強い風と雨をもたらし、人によって雨が怖い、風が怖いと分かれるものです。台風の恐怖を感じる経験の無い人はそうでもないでしょうが…。我が家では私と家人の恐怖が分かれています。共に伊勢湾台風の経験があるのですが、家人は水の恐怖を味わい、私は雨戸を押さえながら風の恐怖を味わったからです。予報にたいする敏感さも雨、風で分かれます。
こんどは、雨も風も恐怖を感じませんように。