Rommel 2012年 ドイツ・フランス・オーストリアTVスペシャル
監督 ニキ・ステイン
出演 ウルリッヒ・トゥクール ベンヤミン・サドラー ロルフ・カニエフ マクシミリアン・フォン・プーフェンドルフ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
森の中を1台の車がやってくる。ロンメル陸軍元師に2人の軍人が会いに来たのだ。実は、彼はヒトラー暗殺未遂事件の共謀罪にとらわれていたのだった。
数ヶ月前。
戦局が悪化する中、驚異的な活躍で「砂漠の狐」と呼ばれ国民的なヒーローとなったロンメルは、今日も国民向けのニュース映像に顔を出していた。ヒトラー総統に助言が出来る唯一の存在でもあった。
そんな彼の元へシュパイデル中尉が新しい参謀長として、側近についた。
彼もやり手だったが、反ヒトラー派の彼は、時折、ゲシュタボのユダヤ人虐殺や、ヒトラーの暗殺計画が秘密に行われている事を話していた。しかし、ロンメルはいつでも中立な立場を貫いていた。
だが、実際に暗殺未遂事件が起き、シュパイデルが逮捕されたのをきっかけに、彼の立場は危うくなるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ヒトラーのお気に入りだったロンメル。
ヒトラーにしてみれば「ブルータス、お前もか~」みたいな感じだったろうが、彼自身は本当に中立の立場を保っていたらしい。
ヒトラーのやり方に少しは不満を持っていたのも確かだけど、それは本当に国民の事を思っての事だった。
兵士不足や、他の国の勢力が拡大していく中で、ヒトラーが暴走していくように見えたから。
彼の行動で思ったが、ドイツ軍が全面的にユダヤ人の虐殺をしていた訳ではないと分かった。
一部の人間ということのようだ。
というか、
一部のお偉いさんは知らなかったという事らしい。
だから、シュパイデルは、ロンメルに知らせて、反応を見ていた。
シュパイデル自身もヒトラーのお気に入りは知っていて、ロンメルの立場も人柄も分かっていたから、あまり強引に知らせていなかった。
逆に、守っていたように見えたんだけど、それはご贔屓目線だったからかな?
というのも、
側近となったシュパイデルを演じていたのが、ベンヤミンだったからだ。
落ち着いた雰囲気の知的な彼。
反ヒトラーの仲間も大切だと思いながらも、ロンメルも大切に思っているような様子がけなげで格好良かったからだ。
クレジット2番目でうほうほだった、ich。
出番も多く、軍服姿も似合っていて、なんたってメガネ姿だったのには、メロメロだったのだ。(メガネ姿好き♪)
そして、
もう一人の俳優、マクシミリアン・フォン・プーフェンドルフ。
彼もロンメルの側にいて、後半なかなかの出番だった。セリフもあったし、これまた軍服も似合っていたしね。
最後は、歴史の映像が流れた。ロンメルの葬儀映像。
彼は本当に英雄だったんだ~と思った。
で、
ウィッキペギアによると、関与していたかどうかは作品同様不明なのだそうだ。
ネタバレになってしまうが、
ヒトラーが怒って、聞いていた人物は誰でも~という下りがある。
あの強引なヒトラーの事、聞いていたただけでも許せなかったのかも。お気に入りだったし。
ドイツ軍人の中でこんな人物のいたなんて初めて知った。
そして、
ワルキューレ事件を知っといて良かったと思った。(^_^;)
じゃないと、ちょっと分からなかったかも?
歴史に本当うとい自分だから~。( ̄。 ̄;)