麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

そして京都

2013年05月16日 | 制作公演関連

京都に到着。
やっぱ京都といえばタワーっしょ。
駅は派手になってましたが
駅前に立つシンボルは
変わらぬ姿で我々を迎えてくれました。

バスに揺られて
「府立医大病院前」下車。
竹の向こうに聳えるホール。
府立文化芸術会館



小道具や衣裳を積んだ
トラックも無事着到し、
仕込みは始まった。
今、夕飯休憩。

チケットもじわりじわりと
増えてきている。
明日金曜は夜七時開幕。

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いざ京都へ

2013年05月16日 | 制作公演関連
京都に行くのは何年ぶりだろう?

2010年に近畿を回ったけれど
(山彦の会『山彦ものがたり』)
大阪、和歌山、奈良、三重と巡り、
古都での舞台はなかったものな。

そもそも中学の修学旅行にはじまり、
上洛回数総計は片手ほどな気がする。

まぁ回数はさておき。
はすいけタイムス『BENT』である。
今日はスタッフが前乗りして仕込み。
今のぞみ219号に舞台監督、照明、
音響と僕の野郎四人で座っている。


少数精鋭で乗り込むから、
照明は現地スタッフさんに入って貰い、
受付まわりは京都労演の会員の皆様の
手を借りる……京都労演には今回、
チケット販売はじめ本当に本当に
多大な力をお貸し頂き言葉がない)

ほかにも主宰蓮池の友人たちや、
今京都に拠点を移した俳優の辻崎某
……彼は2010年「ワンデルング」公演
『クライマー、クライマー』の出演俳優。
ピンクのうさぎの着ぐるみで
劇場を走り回った……しかもそれは
舞台裏を非常に長い距離走るという、
観客には見えない所での奮闘であった。
僕はその制作。あ、書きながら思い出した。
前述の『山彦~』近畿巡演を終えて
『クライマー~』に遅れて合流したのだった。

今名古屋を出て、あと30分弱で目的地着。

(今日はつぶやき風にまずは一報)
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鉄コン

2013年05月15日 | 身辺雑記
結婚が難しく「婚活」という言葉が定着し、
「街コン」もブームと聞く。

電車の中釣りには「鉄コン」。
男性12000円、女性9800円。
同性二名での参加必須で、
特急レッドアロー号で
秩父に行くのだとか。

近ツーが仕切ってるので、
号車ごとに年齢や趣味で分けるなど
決め細やかな企画(?)になってます。

つい「劇コン」なぞ夢想する。
独身男女に隣同士座っていただき、
もちろん年齢生年月日干支血液型など
多角的にマッチ率の高いペアで
笑って泣ける「ラブストーリー」を観、
その感想をとっかかりに
お互いの理解を深めようという企画だ。

いや、それほど真剣ではないけれど。
芝居好きなカップルが結ばれ、
結婚後もたまには一緒に劇場に足を運び、
恐らくその子供は、
芝居に触れる機会の多い環境におかれ、
演劇界の裾野を広げる一翼を
担ってくれることだろう。
その中には創り手になる者も現れて……
と考えを進めてみれば、
取り組むのも悪くはないぞと
車内で揺れる中吊りのように心は揺らぐ。

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『BENT』東京終幕と当日券の列

2013年05月13日 | 制作公演関連
はすいけタイムス『BENT』
昨日、東京公演全ステージを
無事終えることができました。

打ち上げは、会場となった
「まったなしスタジオ」で。
主宰・蓮池のご母堂手作りの
お料理を囲んで大盛り上がり
・・・の前に朝の話。

昨日はチケット増し刷りのため
朝から自転車でキンコーズへ。

道路の反対側は東京芸術劇場。

天海祐希さん降板で
宮沢りえさんが代役となった
舞台の当日券に並ぶ
長い長い長~い列があった。

当日券購入の順番を決める、
そのための「抽選」の列だ。
さて。
新聞やテレビのニュースには
ならないけれど、我が公演も
所定枚数では足りずに
増刷でありますよ!

千秋楽は入れも入れたり、
ついにはご予約なしの
お客様は入りきれずに
お帰りいただくことに……。

さあ!
この勢いでいざ京都へ

府立芸術会館にて
17日19:00
18日13:30
※18日終演後は
鈴木重子さん他ゲストを招いた
アフターライブ&トークも開催。

一般3500円、学生2500円
中高生・障がい者・
その同伴者1500円

さらに芝居を磨き上げて
ご来場お待ち申しあげます。




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『BENT』千秋楽(東京)と旅公演

2013年05月12日 | 制作公演関連
生憎の雨にも関わらず
定員40のまったなしスタジオ
(西東京市田無)に
補助椅子や桟敷席を設けて、
50人超のお客様にご覧戴いた
はすいけタイムス『BENT』
初日マチネ。
拍手鳴りやまず、
ダブルカーテンコールに。

ソワレは少し余裕の30人弱。

なぞと数をかぞえているうち
今日はもう東京の千秋楽である。
早い。

もともと主宰・蓮池が
悲願の京都公演を実現すべく
情熱を燃やし「巻き添い(?)」が
次々増えての来週の金土なのだが…。
せっかく稽古を重ねるのだから
首都圏の方々にも観て欲しいよねと
稽古場でのたった四回の御披露目
(公開ゲネ含む)となったのだ。

九月に座・高円寺2で上演の
『子宝善哉』もやや似たケースで…
そちらはまず沖縄公演ありき。
これまた東京近郊の皆様にも、と。

でさらに11月。
『空の記憶』は福島公演が決まり、
……だけじゃもったいないじゃん。

以上三本とも制作で参画。
詳細は各公演が近づいたら書きます。

さて。東京と地域の話で言えば。
3月に「世の中と演劇する
オフィスプロジェクトM」が上演した
『ハルメリ』が四国で上演される
・・・模様だ。

サラダボールが香川・善通寺と
愛媛・松山で。
前者は四国学院大学内のホール。
四国学院大の学生たちは
はるばる座・高円寺1の本番を
ご覧いただいているのだが
何か関連があるのだろうか?

学生数は膨大で観劇は10人ほど。
たまたまかもしれない。
そして演出の西村氏と
プロM版の演出丸尾氏、
「地域を創る川崎演劇座」※に
関わっていた二人が
同じ時期に『ハルメリ』を創るのも
きっと偶然なんだろうな~。

※1997年から二年間、
時限開講された演劇セミナー(?)
僕は事務局でした。


演出
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『BENT』初日とチケットの素

2013年05月11日 | 制作公演関連


昨日『BENT』は公開ゲネを
沢山のお客様にご来場いただき
無事幕を開けることができました。

芝居というのは観客とともに創る、
とよく言うのですが、
まさにその存在の力
上演時間が一、二幕ともに
約一時間であがりました。

これは初演再演でのタイムと同じ。
演出、舞台監督はじめ
役者六人もそれを目指しながら、
稽古では一度も切れなかった
時間の壁を軽やかに
乗り越えてしまいました。

さあ、油断なく今日は改めて
「初日」の2ステージに挑みます。

頭の写真は、劇場ではなく稽古場
(マンション二階の一角)なのに
祝花や初日祝で埋め尽くされた
階段の踊り場です。

さて。はすいけタイムスは、
東京公演のスタートを
幸先良く切れたので、制作は
京都の方にも気を配り始めます。
新幹線のチケットなども
用意するわけです。
で、みどりの窓口で「チケットの素」を
生まれて初めて見ました

裏が黒くて、表は青緑色の名刺大。
お馴染みの新幹線の券が
トイレットペーパーみたいな
ロール状になってるんですな。

まぁ仕組みとしちゃレジから出てくる
薄いレシートと同じなわけで。
ただ向こうは残り少なくなると
赤だのが端について合図しますが
切符にそれはないよーです。

丁度僕の番でなくなって、
取り替えるのを見るとはなしに
観察したのだけれど、
直径50センチはあったかな?
わりと巨大な塊を装着。
来週の9:40発のを
購入することができました。
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珈琲乃馨璃

2013年05月10日 | 制作公演関連
微かに珈琲の薫りが鼻をついたので
近くに喫茶店が在るのかと思う。
だけれどポケットには、
少し背の高い蓋付きの
缶珈琲が入っている、
と思い返して手を挿し入れたら
・・・・・指が、濡れた。
取り出した缶には珈琲の滴。

匂ひの出処はそれで判った。
でも何故だろう。
締め方が緩かったのだろうと
まずは当然の思索をする。
一口飲んで、
今度はしっかり捻ろうと
挑んだ僕のまなこは、
スクリューキョップの
受けの部分に僅かな凹みを認めた。

そういえば落っことしたぞ。
その際生じた誤差で漏れたのだ。
珈琲で良かった。
劇薬だったら大変なことだ。

そして。
芝居も、僅かなずれから作品世界が
壊れてしまう芸術の一分野である。
また一回性の宿命から「僅かなずれ」
と毎回闘わねばならない
厳しさがあり、相反して
そこが魅力でもある。

『BENT』は顕微鏡が必要な程の
小さな小さな歯車を六つ回すような
些少のずれが許されない類の作品だ。

初演再演と重ねて油が乗ったコマと
三演から新たに回り始めたコマの
噛み合わせに少し甘さが垣間見ゆる。
ぴたと収まる迄にまだ達していない。

時計屋や宝石商にお馴染みの道具を、
演出が片眼に嵌めて、
最後の微調整をする稽古場である。

はすいけタイムス、
本日は公開ゲネ。16時から。

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本町

2013年05月07日 | 制作公演関連
「本町は何時に来るってよ」
四角い卓袱台を三台並べたのを
拭きながら本家の美佐子が言うと、
愛車のコルベットの鍵を弄びながら
今居間に入ってきた麗美が答える。
「五時には来たいって言ってたよ」
と掻きあげた髪の下からは
牛の鼻輪みたいなイヤリング。

親類縁者の集いでのやりとり。
(勿論フィクションです)
ここで言う「本町(ほんちょう)」
とは町の名前だけれど人を指し、
つまり名字は概ね同じ一族が、
屋号だの住んでいる地名だので
区別するそーゆー図でございます。

僕の具体的経験の一つを挙げれば、
川崎大師の近くの台町に住む
おばさんの本名(?)を知るのは
物心ついてからだった。ただ、
それを知ったところで呼び方は
「台町のおばさん」のまま。
後に塩浜に越してからも彼女は
やはり「台町のおばさん」だった。

何でこんな話になったかと言えば、
本番の迫った『BENT』の、
稽古場であり、東京公演も行う
「まったなしスタジオ」への道中の
マンションや駐車場に「田無本町」
とあるのをよく見かけるのだけれど、
電信柱の住居表示は「田無六丁目」
ってことについ最近気付いたから。

全国津々裏々、由緒ある地名消失
ってニュースはよく耳にしますが、
歴史的背景を持たなくても、
古くからの「集落名」は
どんどんと数字化されていく。
きっと行政は便利なのだろう。
郵便や宅配などにとってもだろうか。

学校の運動会とは別に
町内会の運動会ってのがあって、
僕の住む「王禅寺」の子供から
大人まで一堂に会して競うのだが、
組分けは紅と白じゃなくって
「入口」「谷戸」「梨の木団地」など
住所にはないエリア毎で
覇を競っておりました。
今でも開催されているのだろうか…。

そもそも町会は機能しているのか。
と古い人間ぶってはみたが、
ときは高度成長時代の70年代、
我が町も新興住宅地に
都会からたくさん新住民が移り来たが
町内運動会に参加することは稀だった。

当時は子供ながら完全にホームの立場で
「マンションの人達も参加すればいいのに」
なんて言ってた記憶があるが、
こちら側に閉鎖性はなかったのか、
と今は反省する部分もある。

さて『BENT』は、
セクシャル・マイノリティの一つ
ホモセクシャルを描いております。
でもそれは決して特殊じゃなくて、
例えば今書いた町内運動会の
旧住人と新興住民の関係と変わらない。
と、本町から話がだいぶ転がったけど
ほんちょうにそう思っています。

是非『BENT』を観て、
こむずかしくじゃなく、
率直に一緒に語りたいなぁ……と。

10日16:00~★
11日14:00~/18:30~
12日14:00~
(★公開ゲネ2000円、
他は3000円)
日時指定全席自由。

詳しくはhttp://www.hasuiketimesjimdo.com
メールはhasuiketimes@gmail.com
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不思議の記憶

2013年05月06日 | 鑑賞
抜群の野球センスを持ちながら、
とは言えまだ硬球を握って間もない
エースピッチャーの土井(一年)

唯一の最上級生で巨漢を理由に
マスクをかぶる谷田川(三年)

当たると大きいがその率は極めて低い
四番ファーストの竹内(二年)

野球をこよなく愛し知識も豊富ながら
守備範囲の狭いセカンド庄崎(二年)

試合中一番声をだす熱血漢。でも
チャンスに弱い三番サード三田(二年)

チームより流麗な動きに執心する
孤高のショート井上(二年)

以下略……
そんな高校野球部があるとする。
それぞれ個性的なプレーヤーだが
一長一短あって……けれども
野球はオーソドックスに、
一番が出て二番が送り、
クリーンナップが返す。
そんな、あくまで架空の公立校。

そんな決して強くないチームに、
ドミニカ野球留学から帰った
監督大谷が赴任。
さっそくチーム改造に乗り出し、

一番遊撃井上、二番二塁三田
三番投手土井、四番三塁竹内、
五番一塁谷田川、(中略)
九番捕手庄崎・・・と
守備位置や打順に一工夫。
《魅せる野球》で県大会に
旋風を巻き起こす。

そんな想像が浮かんだ。
今日千秋楽を迎えた劇団銅羅
『不思議の記憶』を観て。
(観劇は数日まえです)

これまでの銅鑼が紡いできた
作品とはかなり異なる舞台。
俳優達もこれまでとは
違う一面を見せてくれた。

書きたいことが一杯なので、
今日は、冒頭の喩えは
あくまで喩えで深い意味はない
ってことだけ書いて、
次稿に繋げさせていただきます。
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懐かしいなあ…

2013年05月05日 | 鑑賞
いやぁ~
自分が出てるわけじゃないのに
こっ恥ずかしかったなぁ……

昨日昼に見た映画
『馬鹿に熱い死を』の話。
ふだんは喫茶店&居酒屋の
神保町は書泉グランデの
裏手にある「cha-bo」を
借りての上映となった
《+ぬノ館》の第一弾。



すげぇ行列が出来てるぞと
思ったら違いました。

【文中敬称略】

特製のエプロンをこさえて
マスターに扮した高橋信吾が
後説で語ったところでは
ぬ企画その4の頃撮ったそうで
成程『赤い鳥の×××風景』の
出演者が出て来るわ、出てくるわ。
(僕はその制作でした

映画を作ったのは岡耕士郎。
その彼も『赤い~』の出演者の一人。
完成は1995年、撮りは前年なので
あれから19年経っている。
当たり前だが皆若い、いや若すぎる。
なので。
スクリーン(実際は薄型モニター)の
知っている役者の名前が
悲しいかな出てこない人もあった

懐かしいといえば、会場のそばに
内山書店に東方書店。
中国関連図書の老舗があって。
大学時代、たまにお世話になりました。
劇団東演時代には、中国の芝居
(『長江-乗合い船』『臨時病室』、
『WWW.COM』)に取り組むたび、
チラシを置いてもらったりもしたな。

偶然だが。夜に観た芝居も
過去を顧みるという主題をもった
公演でした。劇団一の会
『騙り語り~カタリガタリ~』。
サブタイトルに「忘却の戦中・
戦後過ぎてきた道を文学にみる
―昭和の潮流―」と題し、
向田邦子『春が来た』を熊谷ニーナが
太宰治『たずねびと』を矢島正明、
同『トカトントン』を坂口候一が
それぞれ語ったが・・・

一の会は本当にはずれがない。
昨日も三作三様、面白かった。
本日も昼夜あります。
江古田のワンズスタジオにて。
お時間ある方、是非。
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