「Z会」の発表が本日ありました。
12月11日14時開演
ピアノ・ソナタ「月光」による朗読劇/月光の夏
(原作・脚本/毛利恒之)
出演=岸並万里子、光藤妙子、能登剛、奥山浩
舞台監督=星野真広
照明操作=原野寛之、音響操作=野二紗子
入場無料
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古田率いる(?)7.15の時“トライアウト公演”と、やたらこのブログでも触れていたのに、今回は随分冷たいですネ、と言われそうですが…。
決して古田を可愛がっていて、岸並を憎らしいと思っているとかではないです。
光藤が薩摩出身で僕が会津出身でも(実際、前者は東京、後者は神奈川)。
…実は今回は、是非「劇団員に」と。
スポーツの世界で、大事な試合の前によく行われる“完全非公開”まで行かないけれども、まずは座内で揉んで、それから改めてのお披露目をしたい!と、去る8日の劇団総会でもインフォメーションがあったので、積極的なお知らせをしませんでした。
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岸並=2003年2/11 女A
於:杜のホールはしもと(神奈川)
光藤=初
能登=2003年8/14 男B
於:北沢タウンホール(東京)
奥山=2004年8/13 男A
於:スペースゼロ(東京)
これは、初めて『朗読劇/月光の夏』に立ったデータで、順に日時、役名、会場(所在地)。
つまり、奥山は04年8月13日に東京のスペース・ゼロで上演した『朗読劇/月光の夏』の男Aで初舞台を踏んだということ。
ちなみに光藤は、朗読版は初めてだが、2000年10/3~16、鹿児島県の知覧町民会館での、舞台劇『月光の夏-母よ』に出演しています。
そんな4人による、通称「Z会」の配役は・・・
男A(風間森介ほか)=能登
男B(海野光彦、三池安文ほか)=奥山
女A(吉岡公子ほか)=光藤
女B(風間久代ほか)=岸並
・・・という布陣でした。
普段、女Aを演じている岸並が、初めての女B。
けれでも。舞台劇『月光の夏-挽歌』で、生き残った特攻兵・風間の妻にして、風間と「最後に思い切りピアノが弾きたい」と鳥栖まで走ったもう一人の特攻兵・海野の妹でもある久代をずっと演じていただけに、説得力がありました。
その意味では光藤も、二人が弾いたピアノを残して欲しいと訴える元教諭・吉岡公子の若い頃を、前述の知覧公演で演じて。今回は18才から64才までを見事に演じきりました。
奥山は、初めての男B。
彼も上記の二人同様様々な役を演じましたが、特攻に失敗した隊員を軟禁する矢ケ島参謀は凄みがあった!
客演したピープルシアター『狂気の路地』でのヤクザ役の勢いそのまま、存在感を発揮したと言えるでしょう。
そして、舞台版で初代・矢ケ島役の能登。
Z会では唯一経験のある役を担ったわけで、その貫禄たるや十分。ただステージ数ではAよりBが多く、その点でチャレンジしている様がよく解りました。
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冬のド真ん中、秋みたいに温かい下北沢での『月光の夏』は、春のような可能性を感じさせる、しかも“大人の『月光』”でした!