すっかりその存在を忘れていたけれど、
まだ5月なのに30度を超えた東京の夕刻に
とある学校の脇を歩いていたら、
スプリンクラーがプッシュプッシュと
校庭に散水するところに出くわして、
「おぉ!」と感慨に満ち満ちたのでした。
スプリンクラーは1723年、自動消火装置として
ドイツ人のアンブローズ・ゴッドフリーが
イギリスで特許を取得したことに始まり、
その後改良を重ねて現在に至っているそうです。
紡績機械の輸入とともに日本にやって来たのが
1887(明治20)年。結構歴史があったりします。
その約20年後、火災保険料割引対象となり
広まっていったとのこと。
天井に設置されたあれがそもそもなのだな~。
・・・それはそれとして。
川崎の外れの小学校に導入されたのは
たぶん1975年あたりで、散水を浴びたり、
虹ができるのに歓声をあげたり……
なんてカワユかったんだろう。
さて。
東柿生小学校の最上級生になった際に、
スプリンクラーを動かす「栄誉」が与えられた。
生徒が操作するのは宜しくないことかもと
今は「大人」なので思わなくもないけれど……。
先生に任されて職員室近くの地面の蓋を開け、
ハンドルを回してプッシュプッシュさせるのは、
それこそ「大人」になった気分だった。
そーゆー意味では、成長を促す教育的効果あり
と捉えるべきだ。
近年は、先生個々の想いとは裏腹に、
あれ駄目これ駄目なことが多いと聞いたりもして…。
そんなこんなを含めた感慨を抱き、
道々歩いた2023年5月17日の備忘を週末に記す。
校庭に掛かった小さな虹の向こうには桜や
築山、プール、用務員さんの家が見えた。
希望しかない日々だったよな~\(^-^)/。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます