麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

北へんろ、西へ(一)

2020年12月03日 | 俳優座

劇団俳優座は、2021年の年初を飾る

『正義の人びと』の稽古と並行して

『北へんろ』も始まったと前回書いた。

 

2017年、シアターΧでの初演から

2019年の静岡巡演を経て、

今回は鳴門を皮切りに、高松、高知、

今治、松山と四国四県を回る。

(画像は初演時のチラシ)

 

今回から片山と矢野が新たに加わり、

新しい『北へんろ』が稽古場で育まれている。

(下掲は、今回の巡演に向けて撮った宣材)

 

そんな稽古は読み合わせ三日目。

2日から方言指導も加わり、

また役者たちは少しずつ本を離し、

ギアが一段上がった印象です。

 

改めて今回の配役を・・・

須藤いわね役(宿の女主人)片山万由美

須藤清介役(その夫)矢野和朗

須藤清和役(二人の息子)田中孝宗

屋敷陽造役(宿泊客)荘司肇

牟田裕子(宿泊客)早野ゆかり

牟田市夫(裕子の夫)渡辺聡

吉松隆一(裕子の恋人)小泉将臣

早見透(お遍路)加藤佳男

湧田かなえ(小学校の教師)瑞木和加子

片平ジュン(民謡のうまい少女)佐藤 理加[客演]

 

そして、物語は・・・

東日本大震災の三年後。春浅き二月下旬。

岩手県の海岸沿いにポツンと軒を構える清和館。

女将の須藤いわねと夫の清介が切り盛りする

小さな旅館は、津波の被害も受けながら

奇跡的に残って建っている。

ある夜、白装束の男・早見が訪れる。

宿泊客の陽蔵や裕子はどこか影と訝るのだった。

……それぞれが過去を背負い、その思いに

翻弄されながらも「今」を懸命に生きる。

震災で家族を亡くした少女・片平ジュンの

歌声が悲しげに響く中、一人ひとりの物語が

やがて浮き彫りになる・・・。


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