麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『ヘッダ』と嘘と後修正

2013年06月14日 | 制作公演関連
梅雨らしい天候になった東京。

昨日梅雨入りでもいいのに。
一方、西日本などは
めっちゃ暑いらしい。
沖縄に到っては梅雨明けだ。

故井上ひさしの戯曲に『雨』がある。
彼の遅筆は演劇に関わらずとも
広く世に知られていて、
初日が伸びること多々。
同様に気象庁の入梅も修正がある。
ただ後からこっそり(?)行われる。


枕が長くなったが、
そんな6月13日木曜日。
肌寒い雨の日にも関わらず
アトリエ・センターフォワード
『ヘッダ・ガブラー』はほぼ満席。
有難い。

さて、その『ヘッダ』の登場人物は
人間臭い小さな嘘をつく。
それを見抜いて追い込んでいく
ヒロイン=ヘッダ。
だが彼女自身が張り巡らせた
蜘蛛の糸のような「人間関係」に
あるいは「心の裡」に
自ら絡みとられて行く……。

気象庁のように後訂正できたなら。
この芝居のラストシーンは変わったろう。

あけて14日金曜日。
本日も御蔭様で完売

曇天(時に雨)の東京で
都議選がスタートして選挙車が巡ている。

彼らには「人間臭い嘘」や
「後から修正」は許されない人々。
本当は。
絶対に。
・・・けれども。
なので。
清き一票を。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いま、憲法のはなし | トップ | さらば「ルデコ」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿