![]() | ぞうのエルマー〈1〉ぞうのエルマー David McKee きたむら さとし BL出版 2002-04 売り上げランキング : 21570 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が図書館から借りてきた絵本。パッチワークのぞうエルマーを主人公にしたシリーズの第1作。カラフルな色のエルマーは他のぞうと違っていることを考えると、夜も眠れない。ある日エルマーは森の中でぞう色の木の実をつぶして体に塗り、ぞう色になってみる。森の動物たちは「こんにちはぞうさん」とあいさつして、エルマーであることに気付かない。ぞうの群れに戻ってみるとみんなが浮かない表情をしている。みんな同じ浮かない顔。ついにエルマーはその群れの中で大声をあげる。エルマーだと気付いた仲間が大喜び、折しも雨が降ってきてぞう色を洗い流してくれた・・・。
人と違うことは恥ずべき事でない。それを周りのぞうに受け入れられていることがいいね。この絵本、ラストはぞうたちがボディペインティングをするおまつりをする場面で終わる。自分らしいことは素晴らしい。ただ、ちょっとだけひっかかるのは、ありのままのぞうたちが、やや”退屈”なものとして描かれていることかなぁ。ともかくこの絵本が訴えているのは、個性があることと、それを認めることの素晴らしさ。絵が楽しいから、小さい子たちには楽しい絵本だね。
ルークはどう思ったのだろう。明日の朝話してみようっと。