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Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

もったいないばあさん

2006-06-15 | うちの子に御用?
近頃「もったいない」は世界に通用する言葉になろうとしている。
環境活動家のワンガリ・マータイさんが、環境保護の精神につながる、と広めているからだ。
大量生産大量消費を美徳としてきたこれまでのライフスタイルを、世界は真剣に考え直さなければならない。

高校生くらいのとき、
僕らに”もったいない”の精神を教え込んでくれたのは
公共広告機構のCMだった。
寺に食事に招かれた子供達が嫌いな食べ物を残した。
するとその夜、人参や大根やらがオバケになって現れる。
「もったいねぇ~」とささやきがら。
幼い子にはきっとトラウマになるくらい恐いCMだったろう。
おかげで僕ら世代には、かろうじて”もったいない”という言葉は意味を持つし、
”もったいない”ことはしちゃいけないと、心に刻まれている。

ところが近頃の子はどうだ。
飲みかけのドリンクはそこらへんに放置する。食べ物を粗末にする。
”もったいない”が世界の言葉になろうという時に、日本のザマはなんだ。
いかん、いかん。


もったいないばあさん
もったいないばあさん
真珠 まりこ

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うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が今日図書館で借りてきた本。
”もったいない”の心を今に伝える絵本だ。
口うるさいばあちゃんだが、子供に大切なことを教えてくれる。
この本を読んで、ミカンの皮の再利用を知った子供たちが、
「もっと他には?おばあちゃん?」と身近なお年寄りに尋ねたりしたら素敵だ。
本の最後は、「暗くなったら寝るだけさ」とふとんに入るおばあちゃん。
それが自然なことなのだ。
自分も含めて現代人はどうかしているよ。

コメント
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