【 追悼の言葉 】 鬼北町川上 男性( 63歳 )
父は先の大戦では少年飛行兵8期に属し飛行機で撤退し生還した。終戦の日を迎えるたび、すざましい光景が脳裏に浮かび、失った戦友、仲間たちを思い出したと、父の残した手帳に帰してあり、この門欄にも何度か投稿していた。
父は日頃から戦地で部下を特攻に送った悔しさを語っていた。赤紙一枚で招集され、国の扉)ために散った若者を思うと、いたたまれなかったのだろう。
また、晩年の父は、政治に対して怒りをあらわにしていた。戦争の悲惨さを知らぬ政治家が、国家のためという美名のもと、平和憲法を改めたいとか、国民をないがしろにするような言動が目立ったためであろう。
父の遺志に報いるためにも、私の子や孫が平和で幸せな人生を送ることのできる国をつくるために、残された時を大切に生きたいと思うのである。合唱。]
《 こだま 読者の広場 【 へんろ道・終戦の日に思う 】 》 地方紙「投稿欄」より
( 忘却への扉 ) 北朝鮮弾道ミサイル発射のニュースが繰り返し流される。安倍晋三政権ら日本を戦争する方向に進めたいと企んでいる人々には願ったり叶ったり。「オオカミが来るぞ」と叫んでいる。
これら政治屋を裏で動かしている組織などを含め、どれも、戦争の悲惨を知らないことなどない。戦争は巨大利権の道具で、自分たちは守られ儲ける側。悲惨さを体感するのはあくまで一般国民だと、人権を軽んじる政治がまかり通る。