羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

危機脱出

2013年11月08日 | Weblog
・・・といっても私事ではありません。
新聞小説。
ほんとうにホッとした。
あの得体のしれない(目玉のない)デカイ怪物との死闘は、
もう二週間くらい続いていたのではないだろうか。
毎日、朝日の朝刊を開き宮部みゆきさんの「荒神」を
読むのが楽しみだ。
こうの史代さんの挿絵がいい感じ。
ようやく怪物は去って行った。宗栄は安否不明だけれどカッコよかった。

新聞小説が好きなことは以前にも書いたと思うけれど、
そのきっかけとなったのは津島裕子さんの「山を走る女」だと思う。
わたしは結婚前で、実家の朝日新聞を読んでいた。
宮尾登美子さんの「序の舞」にも夢中になった。
この小説のおかげで日本画家の上村松園を知ることになった。

手元で読んでいる文庫もある。
毎日届けられる小説もある。毎日すこしずつ進んでいく。
新聞小説は手元の本と違ってゴールがみえない。
あとどれくらいでこの話は終わるのか、いまどれくらい進んだとこなのか、
本なら残りのページ数を眺められるけれど新聞にはそれがない。
だから愉しいのかもしれない。