羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

行きと帰りに出会う犬

2013年11月07日 | Weblog
仕事はカレンダーに関係なく基本的に火土日が休み。
ずっと何かの仕事をポツポツとしてきたけれど、
いつも自転車やバスで行ける範囲だった。
今回いつの間にか電車通勤しようとしている自分に気がつき、
あれッと思った。
面接に行くときに気がつき「いける?」と自問した。
いまの仕事を決めるとき同時に二箇所から採用通知があり、
ものすごく迷った。
ひとつは航空宇宙技術研究所で、バスで行ける。
(所内は広いので自転車で移動しますといわれた)

本当にここに決めようかと90%位思ってた。
でもバス停はあそこだ。
暗い気持ちで悲しい思いで辞めたいといつも思いながら
待っていたバス停。
4年通ったあのバス停。
あのバス停までの道さえも苦い。

迷いに迷ったあげく新しいルートでの新しい仕事へと
行く手を決めた。
面接していただいた社の人々が好印象だったのも大きい。

祝日の朝はいつものバスも電車もスッキリとしていて
なんだか清々しい。
以前なら祝日の業務はプレッシャーがあってイヤだったけれど、
今は全然違う。

そして今週は火曜も土曜も仕事があるので、
月曜日からきっちり六日。毎日通勤電車。
慣れたのかといえばそうでもない。
嬉々として通ってるわけではないがこちらを選んで良かったと、
いつも思う。
朝はよくわんこにあえるしさわれる。
そして帰り道にもわんがいる。
店先に寝そべっている黒いパグ。
花関連の店のようだが奥まっていてわからない。
でもその出入り口付近にそのこがいる。
今日も見かけた。茶色いくりっとした目で見返してくれた。

楽しみはどこにでもある。そういえば以前にもあったのに、
こころがふさがれるとせまくなってしまうようだ。