ふとパソコンから顔をあげたら鳥がいた。
隣家の屋根のさらに向こうのアンテナ。
雨を見るつもりで投げた視線の先で、
鳥は羽をたたんでアンテナの端にとまり雨を受けている。
何の鳥だろう?
遠すぎてわからない。
オモチャみたいな双眼鏡を持ってくる。
窓をあけて見る。
隣家が留守でよかった、そうでなければちょっとアヤシイ。
むかしむかし野鳥を見に行っていた頃に使っていた双眼鏡は、
たしか押入れの奥にしまいこんであるからとりあえずこの
冗談のようなプラスチックの双眼鏡で・・・。と見てみると、
鳥がいた場所に鳥らしきものは姿勢をかえてそこにいる。
尾も羽も輪郭は定かではなく「こっちを向いた正面!?」と考えてみる。
雨がつよくなってきたよ、こっちにおいで、と心の中で呟く。
よくよく見てみるとかすかに動いているから鳥に間違いない。
なんだか気になって、時どき窓の外を見ていたけれど、
いつまでもみているわけにもいかず、とうとう夜になった。
一夜明けてまず隣の屋根のさらに向こうのアンテナを見る。
信じられないことだけれど、まだそこに鳥らしき何か、がある。
とうとう娘に確かめてもらうと、
「うん、そうみたい。あのふくらみかたは鳥だね、遠いけど。」
だけど、同じ鳥が同じ姿勢でいつまでもいることはないだろう。
仕事から帰っても遠くには何かが見える。
こんど、押入れからちゃんとした双眼鏡をだしておこうと思った。
隣の家の窓が目前なので、すこし気が引けるけど、。
隣家の屋根のさらに向こうのアンテナ。
雨を見るつもりで投げた視線の先で、
鳥は羽をたたんでアンテナの端にとまり雨を受けている。
何の鳥だろう?
遠すぎてわからない。
オモチャみたいな双眼鏡を持ってくる。
窓をあけて見る。
隣家が留守でよかった、そうでなければちょっとアヤシイ。
むかしむかし野鳥を見に行っていた頃に使っていた双眼鏡は、
たしか押入れの奥にしまいこんであるからとりあえずこの
冗談のようなプラスチックの双眼鏡で・・・。と見てみると、
鳥がいた場所に鳥らしきものは姿勢をかえてそこにいる。
尾も羽も輪郭は定かではなく「こっちを向いた正面!?」と考えてみる。
雨がつよくなってきたよ、こっちにおいで、と心の中で呟く。
よくよく見てみるとかすかに動いているから鳥に間違いない。
なんだか気になって、時どき窓の外を見ていたけれど、
いつまでもみているわけにもいかず、とうとう夜になった。
一夜明けてまず隣の屋根のさらに向こうのアンテナを見る。
信じられないことだけれど、まだそこに鳥らしき何か、がある。
とうとう娘に確かめてもらうと、
「うん、そうみたい。あのふくらみかたは鳥だね、遠いけど。」
だけど、同じ鳥が同じ姿勢でいつまでもいることはないだろう。
仕事から帰っても遠くには何かが見える。
こんど、押入れからちゃんとした双眼鏡をだしておこうと思った。
隣の家の窓が目前なので、すこし気が引けるけど、。