羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

七夕のくま(ピンク)

2010年07月08日 | Weblog
母と病院に行く日。予約した時間の前に着いたけど、
いつもより多くのひとが順番を待っている。
ほとんどが付添い人と一緒のお年寄り。
そのうち、看護士から今日は診察が遅れているので、
まだまだ待ち時間あり、と発表されて皆が何となく顔を見合わせる。
素早く昼食をとって来られるような人は誰もいない。

母に「どうする?」と聞いたら、
「ここにいたくないからどこかへ行く」という返事。
「どこか」・・・。この上に屋上があるかと調べたが教授室しかない。
とりあえずエレベーターに乗って一階に降りついでに外へ。
母の歩調を考えて近くのコンビニまで行くことにした。

結局、三時間近くも待って、
ようやく医師から聞いた話はまあ予測はしていたけれど、
喜ばしいものではなかった。
でも母はいつも変わらずおっとりとしている。
疲れた、と言いながらイライラする様子もなく、
付き添う立ち場からするととても楽。
たぶん、明日になったら医師から言われた事の大半は忘れているだろう。

今夜は雨の七夕。
コンビニでピンクのタリーズベアを見つけた。
このシリーズは小さく光るライトがついている。
ピンクのくまは足元にライトがついているため自立できない。
しかし意外なほどシッカリと暗闇を照らしてくれる。