羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

見下す

2008年04月07日 | Weblog
朝から僅かな休憩のみで働き続けた次女と、待ち合わせました。

「疲れた~」という感じですが、振り袖の展示会に行ってみることにしたのです。

娘は来年が成人式ですが、一年以上前から大量の振り袖カタログ攻勢に合っていて、友達もそれぞれレンタル品を決めたらしく、多少あせり始めています。

ところで「振り袖姿を見せてあげるのが親孝行」っていったいどういう発想なんでしょう?よく言いますよね。
「立派に成人した晴れ姿を見せてアゲル」ということ?
その支度は親がするんでしょ?

あ、つまりは親の自己満足ですか?よくわからないな~。

まあそれはともかく、次女は「バカバカしい気もするがやっぱり友達と同じように振り袖は着たい」との事。
その日だけのために少なく見積もっても十万円はかかるようです。
着物や小物をセットして、メイク、着付け、写真、とプラスされていきます。

展示会なるものに一度は足を運ぶのもいいかと思いました。
どういうものがあり、どういう内訳になっているのか見たり聞いたりできるかと、
似たもの親娘は考えました。合理的に、出来ればお金もあまりかけないで済む方法があればいいのに、と都合よく考えたりしました。

結果的に感じのよい店員さんとも話が出来ましたが、ちょっとムッとする方もいました。「お金をかけずに」という発想は着物を商売とする人には嬉しくない客には違いありません。

疲れた足取りの帰り道、次女が悔しいような悲しいような顔をしています。
あ、そうか、ああいうのをなんて言うんだっけ?足元を見る?見くびる?
「見下す」かな。
見下されたねって笑っちゃえばいいんだよ。そう、価値観が違うだけでしょ。。