(前回からの続き)
先述したようにアベノミクス日本はいま、自分からはまったく動けなくなっています。米トランプ政権が対米貿易黒字の減額を厳しく迫るなか、日銀「異次元緩和」が結果としてもたらした円安環境が輸出支援策として「やり玉」に上げられそう。だからといってこれを縮小し、為替を円高に持っていったら今度は日銀や年金基金等が買い漁ったリスク資産に巨額の含み損が発生するうえ、米長期金利が急騰し、ほかならぬアメリカに大ダメージを与えかねません・・・
といった具合で、わが国は「では、いったいどうしたらいいんだ」的な難しい局面にいるわけです・・・が、この現状、それほど長くは続かないでしょう。こちらの記事に綴った展開にならざるを得ないからです、否応なく・・・。であればわたしたちのスタンスは決定します。すなわち同記事タイトルのとおり―――「リスク投資手仕舞い、『戻り地獄』ダメージを最小化せよ」・・・(?)
(「『輸出攻勢は無理筋』に気づくチャンス」おわり)
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