年末、電撃的に日韓が慰安婦問)題で「最終解決」の報道があった。
「慰安婦は軍の主導ではない」とかたくなに言い続けていた安倍晋三が、軍の関与と政府の責任を認め、元慰安婦への支援を目的に韓国政府が設立する財団に10億円を拠出するというもの。
安倍総理は朴大統領と電話で会談し、「心からのお詫びと反省の気持ち」を伝え、合意内容も確認したと新聞記事にあり、字面だけ見ると、「よかった」と思えるが、こうも簡単に自説を曲げるものなのかと疑問を感じていたら、どうやらアメリカにこの問題の解決を迫られて、両首脳が妥協したというのが真相だったようだ。
安倍晋三に真摯にお詫びするという気持ちはない。その証拠にソウルの日本大使館前の「慰安婦少女像」の撤去を求め、不可逆的解決、つまり「金出すから二度とこの問題蒸し返すなよ」と、まるで横柄な条件を出している。
これに対して韓国側は少女像撤去について民間が設置したもので、問題が解決すれば自然にそうなると回答している。
当然だ。加害者側の日本があれこれ条件を出すことではない。
韓国の人々の反応は、「よかった。解決に向かって歩んでほしい」と言う人もいたが、元慰安婦の支援団体などは猛反発している。
安倍晋三を支持する極右勢力も慰安婦問題で当時の軍の責任を認めない立場だから猛反発するなどと新聞が言うが、基本この勢力は屈米であるから反発するふりをするだけだ。
オスプレイ訓練実施の可能性
防衛省、米空軍報告書基に長野含む10都県に通知(信毎2015年12月28日)
昨年、おもに東信地方から正体不明の轟音への苦情や問い合わせが県に寄せられていたが、すでに予行訓練はされていたのだ。
米空軍は2017年から横田基地に新型輸送機CV22オスプレイを順次配備する予定だ。
その轟音と離着陸に際して巻き起こす風と、操縦の不安定さが特徴のオスプレイ。
このオスプレイを防災用にという売り込みが始まっているという。ところが先に挙げた負の特徴に加えて、オスプレイは高温の排熱により火災を起こす危険があり、とても災害時の救助や物資輸送に使えるしろものではないという。
実際2014年10月、和歌山県で行われた県主催の防災訓練に参加したオスプレイが離陸の際に火災事故を起こした。高温の排熱による火災を心配して事前に草刈りまでしたのにオスプレイは芝を焼いたのだ。
オスプレイの下降気流の強さはものすごくて、そのおこした土埃が6車線の高速道路を視界不良にした事故(オーストラリア・2014・11)が報告されている。
オスプレイの風圧によって、公園の樹木の枝が吹き飛び、10人がけがをし、7人が病院に運ばれた事故もニューヨークで2010年5月に起こっている。(市民の意見・2015・4月号)。
アフガニスタンの山岳地帯や、イラク、シリアなどの砂漠地帯で使うために狭い日本、しかも山岳地帯を抱える長野県などが訓練の場として利用されるというのが真相だろうと思う。