長野市民会館・第一市庁舎建て替え基本構想正式発表。
1月に「基本構想案」のパンフレットが全戸に配布され、2月14日までにこの構想に対する意見募集がされていたので、日頃思っている街づくりへの提言(商業ビルを建てるのではなく、中心市街地を人が住む町に作り直す)や、市民会館を「リファイン建築」という方法で改修するなど、意見を送ったが、意見募集の締め切りから数日へただけで、「正式発表」とは、意見をただうけたまわっただけの「アリバイ意見募集」だったようだ。馬鹿にしてる。
市民の意見を充分聞いていないという批判をかわすためだけにこんなパンフを配布したようだ。
先の市長選で市長が交代していれば、この「構想」は白紙になった可能性が高かったことを思うと、民主党篠原代議士の罪は重い。
農業問題に詳しく、軽妙な語り口の、その方面のことを語らせたら、おそらく農家出身だと思うが、実感がこもっていて、いい政策を持っている人だとは思うが、やっぱり自分の選挙を考えて、地元の民主党系市議や県議の意向に押し切られ、自分の高校時代の同級生だかを市長選に立候補させ、市長選を分裂させた。
自民党から民主党への「政権交代」その効果はいかばかりか、半信半疑だったがやっぱり自民党化への道を進んでいる雰囲気だ。
21世紀は食糧と水の危機。
先のブログで「ランドラッシュ」という形で、力のある国による「農地の囲い込み」が進行しているということに触れたが、同じことが「水」でも起こっている。
中国は今最も経済成長に勢いがある国として注目されているが、実は「砂漠化」がヒタヒタと進行している。
数年前に中国の内陸部西安付近を旅行したが、その時にもそんなことが話題になっていた。
水と食糧という人間の生存にとって最も重要な、これがなくては生きていけないというものが、地球上で不足し、それゆえに奪い合うことになるのではというのが21世紀の人類の姿なのだ。
戦争だ、テロだ、マネーだの言ってる場合じゃない。
分かち合わなければやっていけないのがこれまた21世紀の人類なのだ。
マイケル・ムーア監督の『キャピタリズム』マネーは踊るを見た。
政治を支配する力をもっていれば、泥棒に詐欺に殺人もやり放題だ。誰にもとがめられない。
強欲資本主義の頂点にいるアメリカ国民のうちの1パーセントの連中のやってることはそういうことだ、ということがこの映画から伝わってくる。
99パーセントのアメリカ国民が1パーセントの詐欺師達に富を奪われている状態から反撃に転ずるためには「アメリカンドリーム」というマインドコントロールから解き放たれる必要がある。
「努力すればいつか成功して金持ちになれる。なる」という夢は詐欺師達がふりまく幻想なのだ。