藤井財務大臣辞任、後任は菅直人氏。
感想は「最初からこうしておけばよかったんだ」。
財務大臣か官房長官を菅氏に任せて、党の方は小沢氏、という人事にしておけば、支持率はここまで下がらなかったと思う。
それがやっぱり、鳩山さんは、小沢さんの自分勝手は抑えられないけど、菅さんを目立つところで起用すれば、自分の位置がかすんでしまうと思ってした人事がこういう結果になった。
「理念なき政治家」を政府の要職につけてはいけない。藤井さんは大蔵官僚出身の理念はあったかもしれないが、77歳の高齢では、いずれこういうことは起こりえることで(健康上だけの理由ではないと言われているが)、やっとこれからが本格的政権交代のスタートだ。
平野官房長官、岡田外務大臣、北沢防衛大臣、これらの人たちも政治家としての信念、理念を持っていないために、官僚のレクチャーのままに自民党政権時代からの方針を後追いするしかない。
その点、今やマスゴミと言われているたちの悪い大手の新聞・テレビによって、「浮いている」だの「年金のことしかわからない」だのと揶揄されていた長妻厚労大臣が、ここへ来てようやく真価を発揮し始めている。
子供手当てや、母子加算の復活といった、いわば「政権交代」の目玉政策が、財源を理由になし崩しにされようとしていたのを、官邸に直談判して、押し返したのは長妻厚労大臣だという。
昨日だったか、「障害者自立支援法」の廃止を受けて、障害者の代表との会見で謝罪をする長妻氏の姿は、一つ一つ国民のための仕事を成し遂げていく誠実さを感じさせるものだと思った。
マスゴミに受けのいいパフォーマンスをする政治家は疑ったほうがいい。(橋下徹大阪府知事など)。
長野市民会館建て替え問題。
長野市が市民会館の建て替えで、権堂地区の、現在イトーヨーカドーのある場所に市民会館を作る案を第一候補に考えているという新聞記事が。
このイトーヨーカドーと長野大通りをへだてた向かいの地域が「再開発予定地」になっているそうで、そこに駐車場を含んだ商業ビルを作るのだという。
商業ビル?いい加減にしろ!と言いたい。
同じことを少し南の昭和通り一帯ですでにやっていて、それが成功していると誰が言えるのか。
ここでは核になったのが「信越放送」ビルで、その隣に商業ビルがあるが、にぎわいの拠点にはなっていない。
そういうハコ物中心で街が成り立つ時代は去った。同じ失敗をまた繰り返そうとしている。
文化運動関係者から市民会館建て替えへの要望があるようだけど、以前にもこの日記で書いたが、「リファイン建築」で、対応できないのか。
長野市で、ホクトホール(旧県民文化会館)と市民会館の両方を満たす文化芸術活動が成り立つのか。
リサーチしたわけではない、私の思い込みと偏見かもしれないが、まだ松本市の方が「文化・芸術活動」の基盤があるような気がする(旧制松高以来の文化的土壌・スズキメソッドの裾野・SKF開催地)などから見て。
地理的にも中信の松本市には北からも南からも集まりやすい。
私もごくたまにホクトホールに観劇などにいくが、1500程度の収容人数の中ホールでさえ満席にはならない。(演目によるのだろうが)。
アイドルなんかがやるコンサートツアーなどは、ビッグハットとかエムウェーブといったアリーナ施設が使われるようだし・・・。
ともかく「拙速」はよくない。