木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

風景を楽しむ、在来線

2007年01月24日 | Weblog

個人冊子「木漏れ日」1号を出したのは、1997年12月31日付けでした。
翌年の2月には、長野冬季オリンピックが開催されることになっていました。
「風景を問う」と題して、オリンピック開発による、地域破壊の状況を嘆いたのですが。
それから10年、私もオリンピック道路を車で走って、あちこち出かけています。
長野新幹線にも乗って、東京方面にもいきます。
そのあまりの時間の早さに、新幹線による風景の破壊と、信越線が、軽井沢で分断されてしまったことに対する怒りも忘れがちです。
しかし、新幹線には車窓の風景を楽しむという、旅の楽しみはありません。
これは長野新幹線に限らず。ただ、秋田新幹線や、山形新幹線は、在来線を使ったミニ新幹線なので、かなり車窓の風景は楽しむことができます。
この在来線で、日本の田園風景を楽しむ旅が、必ずや見直される時がくると、私は思っていますが。
信越線も、碓氷峠の風景こそ、最大の見所。何とかこの区間の鉄路の復活はできないものか、と思いますが。



政治・社会ネタはこのブログでは控えよう、と思っているのですが、それでも少し。
そのまんま東氏の宮崎県知事当選。2000年の長野県知事選で、田中康夫氏が当選したときの状況とよく似ている。
二人とも、人前で話すことには慣れていて、打たれ強いというところが共通している。
しかし、議会と県職員が抵抗するために待っている。
宮崎の地元メディアはどうだろうか。長野の場合は、地元メディアの老獪さが功を奏して、田中知事は事業半ばで、道をはばまれてしまったが。
東氏が、議会や職員と妥協をすれば、知事の椅子は安定するが、最初の志を曲げなければ、長野県でやられたことが、それこそ、そのまんま、宮崎でも展開されることになるだろう。



コメント
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