
"つぐない"といえば、テレサ・テンですが、、、
って世代がバレるか

こちらの作品、
今年のアカデミー賞作品賞のノミネートに、ゴールデングローブ賞作品賞受賞

トロント映画祭でも高評だったし、その地味なタイトルとは裏腹に、期待が高まるのは仕方ない。
予告篇、あんまりみないようにしてたけど、
"つぐない"というからには キーラ・ナイトレイ&ジェームズ・マカヴォイ二人の
単なるラブストーリーではないらしい。 キーラの妹?小娘が出ていて何かやらかすらしい?
とわたしの予備知識はココまで。
大変期待しながら試写での鑑賞してまいりました~。
期待裏切らない面白さ、というか好きだなぁーこの映画


毎度、人形のような美しさのキーラです

タバコがお似合い。


いつまで頭に"タムナスさん"が付くのだろうか 『ペネロピ』でも好演、日本でもファンを増やしたジェームズ・マカヴォイ。
何かの記事で、「この役は完全に僕なんかじゃなくジュード・ロウや誰かにいくと思ってた」
って言ってたけど、ジュードよりもあなたで正解です

素晴らしくこの役、ハマってました。
と、表向きには主演はこの二人ですが。
ほんとの主演はこの子


アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされちゃってました。
助演というかキーラよりも重要な役どころなんですケド、、、。
この憎たらしい感じがすごく自然で良かった


成長すると、フランソワ・オゾン監督の『エンジェル』でヒロインを務めた、ロモーラ・ガライ(未見なので観たくなった~)に。
こちらも良かった。
この子、アレンの『タロットカード殺人事件』にも出てます。

政府官僚の長女セシーリアは、両親が面倒を見て幼なじみのように育てられた使用人の息子、ロビーと思いを通わせ合うようになる。
しかし、小説家を目指す多感な妹ブライオニーのついた嘘が、ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。

子供心に抱いた小さな想い。小さな誤解。
小さなウソが、未来を大きく変えてしまうかもしれない。
その罪は、重い、、、、










いや~、切ない。。。
でもこういうの好き~
話は意外と分かりやすくて入り込みやすい。
単純なラブストーリーだったらここまでではないけど、
"罪"とか"復讐"とかどこか"毒"?や"重み"のあるストーリーって好きなんだよねー。
これは好みに分かれるだろうけど、良質な映画です。
元々は現代文学を代表するブッカー賞作家、イアン・マキューアンのベストセラー『贖罪(しょくざい)』を映画化したものなんだけど、
このジョー・ライト監督による手腕も大きいと思える。

(ちなみにこの監督の前作『プライドと偏見』もキーラ主演。こちらも良かった)
キャスティング良し。姉役のキーラは実は誰でも良かった気がしなくもないけど、、、。
(相変わらず薄い胸を今回もギリギリまで披露してくれてます)
いかにも誠実そうだがどこか寂し気な感じで、全てを持ってるような正統派のおぼっちゃまタイプとは違うマカヴォイはピッタリ。
切ない~、、、

この作品でいちばんのキーとなる、妹ブライオニー役の子についても上で書いた通り。
時折、この子の顔のアップがドーン!とくるシーンや、海が見えた瞬間の戦場のシーンの長回しなんかが印象的。
後半とくにラスト近くでは、思ってた展開とは違ってきて軽い驚きが。
重みのある作品だけど、演出が重くないというか
巻き戻し回想など見せ方のアプローチ(カメラ)が個性的でそこも良かった

ラストでは意外な人物が登場。
最後まであの髪型だったブライオニーはなんだか笑えたけど
何だか切なくてちょっと泣けてきちゃった

そして音楽! タイプライターの現実音がかぶさってメロディーに繋がるという巧みな技!
全体通しての曲も素敵で、後で知ったらアカデミー賞で作曲賞受賞してたのね。
それも納得。



Atonement 2007年 イギリス 123min
第64回ベネチア国際映画祭オープニング上映作品
第65回米国ゴールデン・グローブ賞 最優秀音楽作曲賞、最優秀作品賞受賞
第80回米アカデミー賞 作品賞、助演女優賞、脚色賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞ノミネート/ 作曲賞受賞。
4月12日より新宿テアトルタイムズスクエア、日比谷シャンテ シネほか全国にて順次公開

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2007.12/6 L.A.プレミアにて。




キーラの妹役、シアーシャ・ローナンと。

話題作に次々出演、待機作品は
ジェーンオースティンを演じるアン・ハサウェイ共演の『BECOMING JANE』
そして、9月に日本公開決定、アンジー主演『WANTED(ウォンテッド)』


共演にモーガン・フリーマンとビッグネームに並んでの出演。
マークミラーのグラフィックノベルの映画化で、監督は『ナイトウォッチ』シリーズの人。
そしてもう1本『Preeier's Bounty』(2008年)
タムナスさんはどうしちゃったのか、
日本でも5月公開になる『ナルニア国物語』シリーズの続編にはクレジットされてませんー。
キーラの方は、、、、、
2月、雑誌ELLEの「エル・スタイルアワード」でベスト女優賞に選ばれる



キーラお得意のこの笑み、『つぐない』の中では当然ながら見られません(笑)
こちらは3/13 N.Y.にて。友達と待ち合わせ中



帽子とコートがお似合いでカワイイ

待機中の作品は、今年全米公開予定『The Duchess』
キーラ演じるジョージアナ・キャヴェンディッシュは、18世紀の貴婦人で5代デヴォンシャー公爵夫人。

マリー・アントワネットの友人としても知られるが、
才色兼備の女性で文学者や政治家が集うサロンを開いた人物。
英国でベストセラーになったアマンダ・フォアマン著の伝記『Georgiana The Duchess of Devonshire』の映画化。
もう一つ、シエナ・ミラー共演で、以前キーラと組んだ『ジャケット』のジョン・メイバリー監督の新作に出演予定















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観たんですね。コメント&TB有難うございました。
私もこれ結構好きでしたよ。
本当に妹役の子の存在感はすごかったですね。
自分がついたたった一つの嘘であんなに人の人生を変えてしまうなんてね…。
私も音楽好きでした。
アカデミーでもオリジナル音符で賞とってましたもんね。
最高の映画でしたね。私もタイプライターの音の使い方の巧さに唸ってしまいました。
因みに私は海外でこの作品観たんです~w
私は、この映画の、あのおばあちゃん役の女優さんのこと、この映画を見た時、良く知らなかったんですよ。
その後、1ヶ月ほど前に、BS2で「ジュリア」っていう古い映画を放映していたのを見たら、そこで主役やっていた女優さん(まだ20~30代)だった!!というのが解って、妙に感動してしまったんです。(←何を感動しとるんじゃ・・・)
プライドと偏見は、図書館で順番待ちがあと4番目まで来ました☆
キーラのグリーンのドレスはなかなか着こなしが難しそうだけど、彼女に似合っていましたよね。
最近TVで入るCM(シャネルのcocoだったかな?香水のCM)で、あのドレスに雰囲気がちょっと似た紅いドレスをキーラが着てますよね♪
もうすぐ公開ですね、ジェームズマカヴォイは『ペネロピ』で観てカッコいいな~って
ちょっと思ってました、この映画も楽しみです
この映画でもはまり役なんですね!
大阪では上映する映画館少ないようなのですが、見に行きたいなって思ってます^^
この三人のそれぞれの思いというのが見ものなのかな?
プライドと偏見も見にいったので、同じ監督ということでそれも楽しみです!
そう、あの妹役の子がこんなに重要な役だったとは☆
子供が言った、あんな適当な事がさほどの証拠もなく
本当に捕まっちゃうのはそういう時代だったからかなー、、、、
でもちゃんと自分のしたことの罪の重さを感じる人間で良かった
(ってそういう問題でもないか、、、、)
音楽も良かったですー♪
海外で見られたから早かったんですね~、
あれ?もしかしてトロント映画祭かな。
あの時は『シルク』でしたっけ、、?
あのリズム!音楽、素晴らしく良かったです
わたしこれけっこう好きですね~、
どこがっていうんじゃないんだけど
ものすごく引き込まれて観てました
そうそう、あの人出て来た時、「あ!大物使ってる!」って思ったんですよ(笑)
すごくハクがあってラストが上手い具合に締まってました☆
『プライドと偏見』は地味だけどなかなか秀作です。
グリーンのドレスがとっても印象的でしたよねー、
それでこのレビューは迷わずグリーンの色にしました
シャネルのCMのキーラ、キレイですよね~
最後までいっきに引き込まれちゃいました~。
マカヴォイ、今回もイイですヨ
ちょっとむさ苦しくなるけど、そこがまた良かったかな(笑)
好みに分かれる作品だと思うケド、楽しめるといいネ♪
タムナスさん、また登場
賞で話題になった作品だから結構上映するんじゃないかなー。
大阪なら尚更、、、。
是非観てみてね