NYで観て来た映画つづき
2012年はマリリン没後50年
ミシェル・ウィリアムズがマリリンになり切った話題作で日本では2012/3月公開。
当時オリヴィエの監督助手を務めていたコリン・クラーク自身による自叙伝
「マリリン・モンロー 七日間の恋」[The Prince, the Showgirl and Me]を基に映画化。
第69回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で、作品賞をはじめ主演女優賞、助演男優賞にノミネート。
監督はサイモン カーティス。
マリリン・モンロー大好きなので製作が決まった時点で楽しみにしてた作品。
ちょうどNY行ってる間に上映してることがわかり観てきました~。
先日載せた、SOHOの上の方にあるアンジェリカフィルムシアター。
ここはミニシアター系の、地味だけどいい作品を上映する劇場
縦長に座席が配置された小さめの劇場。
平日、夜10時くらいからの回にも関わらずほぼ満席。
マリリン出演DVDはほぼ全部持っててるし、写真集でも何度もみてるからどれくらい似せてるかチェックしちゃう。
ファンでもないひとがみたらそっくりって思うんじゃないかというくらい似せてる。
けど、ファン目線でみたらやっぱりマリリンの天使みたいな清純な可愛さは出てなかったように思うなー。
よほどのそっくりさんでもない限り仕方ないけど
やっぱりミシェル・ウィリアムズが演じてる、って感じはしちゃった。
天真爛漫な可愛さはやっぱりマリリンが極上(ってどうしてもファンは比べちゃうけど、、、)
1962年、36歳で他界したマリリン。
本作では、「お熱いのがお好き」の1作前(2年前)で
ローレンス・オリビエが監督でマリリンと共演して話題になった「王子と踊り子」の撮影の頃。
劇作家のアーサー・ミラーと結婚した翌年のマリリン、31歳。
1956年に劇作家アーサー・ミラーと結婚したマリリン・モンロー。
二人は新婚旅行を兼ねて、イギリスの名優ローレンス・オリヴィエ監督・主演の
映画「王子と踊り子」(The Prince and the Showgirl)撮影のためイギリスへ。
セックス・シンボルと謳われたモンローにとって、オリヴィエとの共演は女優としての評価を高めるチャンスだったものの、
アーサー・ミラーともローレンス・オリヴィエとも上手く行かず、
そんな彼女が救いを求めたのは、助手として働いていたコリン・クラークだった。
ストーリーはそのクラークの原作で、演じるのは「美しすぎる母」のエディ・レッドメイン。
この人目線で、回想録としてマリリンと恋したわずかな1週間と、
見た目の華やかさとは裏腹にずっと抱えていたマリリンの苦悩が描かれる。
ローレンス・オリビエにはケネス・ブラナー。
来年公開「デビルズ・ダブル」にも主演の、ドミニク・クーパー
その昔恋仲にも、のマリリンのお目付役。
エマ・ワトソンは衣装係。ちょっと出演。やっぱりハーマイオニーにしか見えませんー。
ジュディ・デンチも出演。
いい先輩女優。
精神面でナイーブすぎたマリリンの、ひとときの恋と、
スター、マリリン・モンローがどうすることもできなかった一人の人間としての苦悩。
6/10(68点)
雰囲気がいい普通によかったんだけど思ったよりも全然マリリンのことを掘り下げていなくて、
なるほど、タイトル通りマリリンと一緒に過ごした数日間のロマンスをメインに描いてる。
ファンには周知の事実と言われる部分
初めての海外での撮影のプレッシャー、夫アーサー・ミラーとの確執によって、毎日撮影に何時間も遅刻するようになって、、、。
という精神面でのマリリンを少し描いてはいるけど
死に至るまでの原因とか、経緯とかそこまでを追ったものではなく、
あくまでさらっと、撮影助手だったコリンの目線で描かれているので
無難にロマンスの部分をクローズアップした感じ見応えあったというふうではなかった。
もっとも、とくにマリリンのことを知らない人には、マリリンモンローって華やかな印象の裏でそういうところもあったという影の部分を知る事は出来るけど。
ファンだからこその楽しみ方も逆にあって、
あの時はこういう服装だったとか、当時のマリリンの写真を頭で回想し、重ね合わせながら観る楽しさもあり。
ミシェル・ウィリアムズが好みの女優だったら観る人の楽しみもまた違うかも。
公開したらまた観たい、というほどじゃなかったけど
マリリンに興味が少しでもある方には観てもらいたいな~。
というか、マリリン出演作のクラッシック映画はどれも本当に面白いので
そこからマリリンに入ってほしいな
この映画を観て、興味を持ったという方はもちろん、ぜひ!
とりあえずこの作品の劇中でてきた 1957年、「王子と踊り子」を☆
1956年、ハリウッドスターにして、世界のセックス・シンボルと讃えられるマリリン・モンローが、 イギリスに降り立った。ローレンス・オリヴィエが監督兼共演となる新作『王子と踊り子』の撮影のためだ。初のプロデュース作品に意気込むマリリンの傍らに は、結婚したばかりの高名な劇作家アーサー・ミラーがいた。
だが、マリリンの期待は、あっけなく打ち砕かれる。オリヴィエはマリリンの演技法を受け入れず、プレッシャーからマリリンは何時間も撮影に遅刻するようになり、オリヴィエの怒りを買う。さらに不安定な精神状態のマリリンに創作活動を乱された夫は、先に帰国してしまう。
マリリンの見張り役を命じられた下っ端の第3助監督コリン・クラークが様子を見に行くと、不安に怯えきったマリリンがいた。やがてマリリンは彼を頼るようになり、コリンは自分だけに弱みを見せるマリリンに、思いやりと恋心の混ざった複雑な気持ちを募らせていく—。
【2度目鑑賞。追記】NYで観たあと、2月。戸田奈津子氏の字幕付き試写で鑑賞。
観た後の感想は一緒だけど音楽もいいからやっぱり雰囲気がいい
それと、字幕が戸田さんだけあってよくなかったなー。
男なのに水に入って「冷た~い!」はないでしょう。「冷たい!!」でいいだろうし
ハーマイオニーも誘い断るのに「髪をシャンプーするから」って
「シャンプー」か、「髪を洗うから」でいいんじゃない?なんかちょこちょこ気になっちゃったな。
でもやっぱりマリリン映画みたくなったから早速今からみようっと
My Week with Marilyn 2011年 イギリス、アメリカ 99min
2012年3月24日(土)より角川シネマ有楽町他全国ロードショー
NYプレミアにて
NYで観た映画レビューほかはまだ続く~
MyTwitter
1日1回、ポチっとよろしくね
クリックして下さってる方、感謝です
←please click