昨日91歳女性が肺炎で入院していた。数年前から肺炎で入退院を繰り返している。気管支拡張があって、喀痰培養ではいつもブドウ球菌(MSSA)が検出される。MRSAのこともあった。青木先生はすべてのMRSA肺炎は誤診であるというが、この方はどうだろうか。気管支拡張症にブドウ球菌が常に定着していて、増殖すると肺炎として発症するという経過を繰り返している。MRSAが検出されるときはMSSAも同時に検出されるので、ごく一部にMRSAが混じっているだけのようだ。息子さんが自宅にある吸引器で痰を吸引していると、案外肺炎にならない。むしろ施設にショートステイ入所した時のほうが、うまく痰を吸引できないために肺炎になる確率が高い。今回も施設にショートステイ入所中だったそうだ。入所期間が数日ではないのでロングのショートステイというそうだ。
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