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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

窒息しかけた

2023年01月27日 | Weblog

 木曜日に地域の基幹病院救急科から93歳女性が転院してきた(救急車での転送)。内科の別の先生が受けていたが、名前に見覚えがあった。

 

 2018年に基幹病院で脳腫瘍(左前頭葉円蓋部髄膜腫)と診断されて、手術は医療センター脳外科に紹介されて受けている。術後、心房細動からの心原性脳塞栓症も来した。(当院の神経内科に転院してリハビリをしていた)

 2019年1月に、インフルエンザに罹患して喘息重積発作を来した時に当方が担当した。その後同じ年に、心房細動・心不全で当院循環器科(当時はあった)に入院している。

 心不全で入院した時から、ICS/LABAの吸入が中止されていて、2020年に喘息重積発作でまた入院して当方が担当した。予想よりステロイド全身投与が長くなったが、何とか治まった。その後はICS/LABAは継続されていた(らしい)。

 

 今回はショートステイ先でおやつのワッフルを食べようとして窒息しかけたそうだ。気管挿管・人工呼吸器管理となったが、翌日には抜管できている。(1月22日の胸部X線)

 1月24日の胸部X線を見ると、心不全になっている。送られた画像を確認していると、後ろにいた腎臓内科の若い先生に、随分輸液が多かったんでしょうね、と言われた。輸液の問題か病状の問題かわからないが。

 1月26日当院に転院してきた時に、担当の先生が胸腹部CTで確認していたが、やはり両側胸水が目立っていた。

 

 以前喘息重積発作で入院した時は、まだ喘鳴が残っていても、「楽になってなんでもない」と言っていた。ふだんから軽度にあるので気にならないのか、理解力の問題なのかわからないが、明るいおばあさんだった。

 

 

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