今日の発熱外来を81歳男性が受診した。8月28日に他院でCOVID-19と診断されていた。食欲低下での受診だったが、酸素飽和度も軽度に低下して、酸素1L/分が開始されていた。
胸部CTで両側肺の背側下葉から上葉にかけてすりガラス陰影を認める。2020年~2021年に見たような古典的な?コロナの肺炎像だった。
8月28日は通院している泌尿器科クリニックから、他院に前立腺MRIで紹介された。受診時に発熱(微熱)・咳があったらしく、コロナの検査をしたら要請だったという経緯だった。
その日にアセトアミノフェンとリン酸コデインが処方されているが、抗ウイルス薬の処方はなかった。
8日目だと抗ウイルス薬(レムデシビル)を使用するぎりぎりの時期になる。抗炎症薬の投与は8日目以降に使用するようにとなっているので使用してもよいが、数日経過をみてからとした。