白鳩さんがモンコレで駄弁るブログ

わたくし白鳩がカードゲームの話を書き連ねるブログ

白鳩ブログ:青い月の夜 セレン・ミラー

2016年09月28日 07時28分53秒 | カード情報(ゲーム・...
アルテミス対応の音叉キャスター。
普通、音叉対応のユニットというと、クセが強いものです。
青の音叉対応ユニットといえば
ヘラクレス、アキレウス、アフロディーテ、アストライア。
アフロディーテとアストライアは専用構築が求められるユニット。
ヘラクレスとアキレウスはグッドスタッフ採用があり得るユニットではあるが、
サブエフェクトがフリー覚醒+10ではなく、2ログなので
すでに他のコンセプトがあるデッキに音叉が欲しいから入れようとすると
大抵の場合主役のユニットと喧嘩します。

これは青に限らず、音叉ユニットはだいたいそういうものだと思います。
比較的どんなデッキにも入りやすいのは実質1ログでキャスト出来るサラスヴァティや
能力を発揮しやすいヤマタノオロチかな。
ダブルシンボルのユニットである事も多く、アキレウスでも十分使いやすいほうですね。
音叉キャスターを採用したデッキはキャスターをみた時点で
何のデッキが判明する事が多いです。
これはバランス調整としては良調整だと思っていたんですが。

アルテミスはクセが無くどんなデッキにも入りそうなカードで、音叉付き。
しかも青の1ログ圏ではぶっちぎりのオーバースペック。フリー覚醒+10。
なにこれ?
もはや他のキャスターを選ぶ理由がないレベルではないか?
よほどデッキのコンセプトに合致したキーとなるキャスターが居るなら多少話は変わるが、
たとえばアフロディーテデッキだとデギルメン外してセレン・ミラーで良くなってこないか。
ユニットはアフロディーテとアルテミスのツートップで良い。
音叉目的なら2ログのユニットより1ログでスロットが3つあるアイドルのほうが
ドローしやすいに決まっている。
ほとんどの音叉ユニットは2ログのМサイズユニットだ。
最大でも2体までしか並べられず、1ターン目に2体並べるとログを使い切ってしまうので危険。
実際の対戦においても、音叉アビリティが1ゲームに2回以上使用機会がある事は稀であると思う。
普段は気にしてないかもしれないが、数えると1回しか引いていない事のほうが多いのではないか。

対して1ログで最大3体置けるアイドル音叉は今までのあらゆる音叉キャスターに上位する。
夢の中へアリスも1回のゲーム中に何回能力を使う機会があるだろうか?
アームズを4枚積んだデッキで1回使えたらラッキーくらいのもんだ。
星座デッキならタイプ星座ではないアルテミスがデッキに入らないという事はあるだろうが、
それ以外のアームズデッキなら4段アリスはセレン・ミラーで良いだろう。
敷島ヒカルはそういう調整をしたデッキであれば毎ターンドローできる爆発力があるが、
面倒だしアルテミス自体が1ログオーバースペックで強いので
自然にデッキを組めばセレン・ミラーがスタメンに収まる。
魂の響鳴アリスですら危なかった。
アテナデッキは青単なのでアリス&セレンで良いだろうが、
2色デッキでアリスかセレンどちらかの選択を迫られたらセレンが選ばれるだろう。

青は汎用的な役割のキャスターが今まで居なかった、というのがあって、
極端な事になっている気はするが。
それにしてもひどいのでは。

白鳩ブログ:神像型超ド級ディアナ アルテミス

2016年09月28日 07時26分31秒 | カード情報(ゲーム・...
これまた掛け値なしに強いな。
黄、緑のアイドルもすでに公開されているんですけど、
その上で5体のアイドルを評価しますと、黒と青が強いっぽい。

何故って言うと、純粋にキャスト1ログの音叉ユニットとして破格の強さがあるから。
青と黒は、コードの強さはトップクラスなのですが、
その分ユニットは控えめで調整されていました。
弱いだけではないが、グッドスタッフ的には使い辛い。
特に音叉で使いやすいユニットの選択肢がなかったです。
今だとアキレウスかザガンくらい。両方ともクセが強いユニットですね。
黒に使いやすい音叉キャスターを出さないのは絶妙の調整だったと思っていたんですが。

しかしこの2色に音叉が欲しければどんなデッキでも
採用出来る破格のグッスタが登場してしまった。
キャスト1ログでBP120の調和&結界-10だって?
完全にオーバースペックじゃないですか。
青はコードのコストが安いので維持コスト1ログも気になりません。
青の1ターン目の最強キャストはアルテミスを2体並べる事です。
2体で1ターン目グングニルも届かなくなりますね。

キャスト1ログでBP120、調和&結界の音叉付きが強い、
なんてことを今更掘り下げて語っても仕方ないので
アイドル能力である月の祝福に注目してみましょう。
ユニットをノーマル状態に戻す能力か。ヤバいなこれ。
能力の使用には合計4ログとこのユニットの破棄が必要です。
対して、対戦相手は同じ4ログと手札1枚の破棄で無効にする事が出来る。
一見、おなじ消費量を払っているのでイーブンに見えるかもしれませんけど、
これは全然イーブンじゃないですよ。
アルテミスは4ログ支払って、対戦相手はそれを3ログくらいで相殺可能でいいんじゃないでしょうか。

一応アルテミスを配置している事は相手にも見えてしまっているわけですけど、
相手はアルテミスがスロットに配置されている間は自分から先に
残ログを3ログ以下にすることはできない訳です。
アルテミス側のログ残量が3以下になるまでは。
対して、アルテミス側はログ残量を気にせずコードを使う事が出来る。
そのターンは月の祝福が使えなかったとしてもアルテミスが消滅するわけではありません。
1ターンでも、こちらのログ残量が4以上、相手のログ残量が3以下、
という盤面になったらその時点で勝利なのです。
アルテミスは月の祝福が使えなくても居るだけで仕事をしている事になるのです。
対戦相手は常にこちらのログ残量に気を配って、ゴッドドローも出来ない状態で戦う事になる。
そして青はコストの安いコードだけでゲームを組み立てられるのが強みのクラスタです。
青の槍盾を他のクラスタが同じ消費ログで相殺できるのラティかアンスルくらい。
青の4ログ消費を他のクラスタが同じログ消費内で相殺し切るのは不可能なのです。

なのでアルテミス側のほうがちょっとだけ消費ログが多いくらいでもいいんじゃないかな。
いつでも使えるプロメテウスの火として考えても十分強いが、
それ以上に相手のログ支払いを制限する制約系能力として考えると
もはや青が持ってていいカードじゃない。
アルテミスをキャストされるだけでコンセプトが崩壊するデッキはかなりありますよ。