そろそろ各店舗でも8月以降の大会の申請の時期らしいですね。
ブシロードに移行後はブランニューとオープンのどちらかを
選んで開催するらしいですが、
どっちをどのくらい開催することになるのか。
今の段階で決めろというのも難しい話でしょうね。
では次回からの大会規定を見直して
8月以降の環境がどうなるかを少し予想してみましょう。
ひとつの予想としてある、
ブシロードのモンコレの主力は
新カードばかりが活躍するブランニュー環境だ、という説。
これはありうる話でしょうかね。
ブロッコリーのカードが一切使えない大会のほうが
ブシロードにとっては有益なのだから、
かつてのSレギュとAレギュのようにブランニューが環境の中心となり
オープン大会はその合間にしか開かれなくなるという仮説。
わたしはあんまりない話だと思いますよ。
ブロック1ではブランニューに大きく力を入れて
新しいユーザーが入って来やすい状態を作る、
というのは勿論あるでしょう。
しかしそのブロック1からモンコレを買い始めてくれたユーザーも
来年1月には買ったばかりのカードがブランニューでは
使えなくなるというルールを思い出してください。
ブランニュー環境オンリーのプレイヤーというのは、
つまり、半年スパンで全てのカードが入れ替わるという
異常な超速環境に付いてこれるユーザーの事です。
どうせ毎回のセットを何ボックスも買うよという
今のモンコレのディープユーザーの中には
ブランニュー一本に絞るプレイヤーも出るかもしれませんが、
ブロッコリー以前からのプレイヤー=オープン
ブシロードからの新期プレイヤー=ブランニュー
というのはブロック1の間だけの
一時的な図式でしかないことを理解してください。
ブロック1からモンコレを始めたプレイヤーで
買ったカードが半年も経たないうちに使えなって
我慢出来る人は少ないでしょう。
ブランニューオンリープレイヤー=年間10万近くの出費に耐えられるプレイヤー、
です。
ここで、ブランニュー環境の流れを今一度確認してみる事にしましょう。
まず8月1日からブシロードの主催で
大会が開かれるようになりますね。
しかし8月1日から8月5日までは
ブランニュー大会は開きようがありません。
大会新精は8月1日からできるみたいですけど、
8月5日以前にブランニューを申請している人は早とちりですよ。
8月6日に構築セット2種が発売。
ブランニュー大会がここから始動することになります。
ただし始まったばかりのブランニュー大会は実質単なる構築限定戦です。
ステージ2のときにも構築限定戦はありましたが、
あれと同じと考えてください。
使えるカードはトライアルデック2つ分。
50枚超のセット2つで
総カードプールも計50枚~60枚と考えていいでしょう。
8月27日にアルフレアの不死鳥が発売します。
カードプールは154枚の予定。
ブロック1のスタートから1ヶ月経って、
総カードプールは一気に200枚前後に達します。
ブランニュー環境の本当のスタートといえる時期ですね。
200枚前後といえば、
ちょうど神霊獣に海皇神、樹界霊を足した時期と一致します。
これでもあまり充実したカードプールとは言い難いでしょうか。
10月の下旬までの2ヶ月間をこのカードプールで戦うことになり、
初心者講習会が行われるとされているのもこの時期です。
そして10月の下旬にブロック1の最後であるソラステルの堕天使が発売。
1ブロックに付き250枚超のカードプールを予定、ということですので
ソラステルの堕天使は推定で4、50枚のショートセットだと思われます。
そしてこのセットの発売でブロック1が完成することになります。
ちなみに日本選手権の予選は10月から11月の間に行われる、
ということですが
予選の途中でカードプールが変動するとも考え辛いので
予選は11月からのスタートと予想していいんじゃないでしょうか。
10月下旬に完成したブロック1はそれから2ヶ月とちょっと後、
年明けとともに終了します。
ブロック1は8月からスタートするため
通常より1ヶ月短く5ヶ月間しかないのです。
もっとも寿命の長い構築2セットのカードですら
ブランニューでの使用可能期間は5ヶ月に満たず、
ソラステルの堕天使のカードに至っては2ヶ月と少しで引退します。
年明け1月に発売されるブロック2の構築セットは
発売日がお年玉が貰える時期と重なりますから、
時勢を見越したうまい売り方を考えていますね。
さて、このハイペースの販売スケジュールを再確認していただければ
ブシロード環境での大会の状況も
おおよそ具体的なものが見えてくるのではないかと思います。
再スタートであるブロック1はどうとして、来年以降のブロック2も
ブランニューが環境の中心となるという見通しは
新しい若いユーザーたちの懐事情を思い浮かべると
わたしには少し現実味が乏しいもののように思えます。
景気を考えればブランニューが中心になるくらいのほうが
ありがたいのかもしれませんけどね。
また最初の1月はブランニュー=構築限定戦、
というのも注目どころですね。
構築限定戦は構築限定戦で面白いものですけど
さすがにすぐに飽きが来ますので
ブランニューの本気は8月27日からだという事になるでしょう。
そして今年一杯はブランニュー優位の大会運営が起こるかもしれませんが
ブシロード発売のカードでもブランニューでは使用不可能なものが
出てくる来年以降はオープン大会が巻き返すのではないでしょうか。
具体的にはユーザーと大会を開く店舗との折り合いになりますが
ブランニューという入り口を用意しつつも、
そこで引きこんだユーザーを確実にオープンに引きこむ流れを作る事が
理想の流れだと言っていいでしょう。
特にブランニューは半年で卒業する入門編に過ぎない、という認識は
はじめにある程度定着させておかないと
せっかく引きこんだプレイヤーを来年1月に
大きな信頼と一緒に一気に失ってしまう懸念もあります。
ブランニューとオープンとの間にハードルを感じさせない。
これがメーカーの思い描く将来像でもあるでしょう。