白鳩さんがモンコレで駄弁るブログ

わたくし白鳩がカードゲームの話を書き連ねるブログ

白鳩ブログ:ヘラクレスの鋼の肉体

2016年09月04日 00時43分57秒 | カード情報(コード・ヴァナ
4ログでアタックダメージ70点操作。
対象を問わないフルーレティの影悪魔、という説明は的を外しているかもしれない。

青単でこの系統の効果で、4ログ70点操作は低いよなぁ。
なんか内部の査定があって、効果として考えるとこのくらいが妥当だと思ったのかもしれない。
だが、青単デッキを組んでアタックダメージ操作系の手札をデッキに詰んだ場合、
このカードは何番目に入る?
アレスの猛き槍、
ヘルゼウスの破邪の剣、
ゼウスの神鳴る雷霆、
ティシポネ、
ストライキング、
アテナの煌めく盾、
プロテクション、
これだけのライバルがある。
アテナデッキの場合、1ターン目に3ログのアテナをキャストするのであれば
1ログコードは生命線だ。
アレスの猛き槍とアテナの煌めく盾は優先しなければならない。
ペルセウスの破邪の剣も、アテナデッキにとって待望のカードのはずである。
もしこれがもっと早い段階で投入されていれば4段までの黒環境は無かったはずだ。
ティシポネは神律変換だけを見ると微妙かもしれないが
(それでもコードキャンセルが効かないのは強いが)
満開を持つSサイズユニットである。
1ターン目にアリスの魂の共鳴を使いたいならデッキに入れておきたいカード。

ヘラクレスの鋼の肉体をアタックダメージ操作系のカードというカテゴリで考えず、
4ログの大技枠のカードとしてみたらどうだろう。
青単デッキに入る4ログ圏のコードと言えば、
ポセイドンの怒涛、プロメテウスの火、
あるいはディスペルやレジスト、デストロイなどのALLコードとなる。
それこそデッキの生命線だ。
これらとヘラクレスの鋼の肉体を入れ替えたらデッキの勝ち筋が崩壊してしまう。
アテナデッキに大ログのコードカードはそんなに沢山入れられない。

手札1枚で70点の数値差を作れるのは魅力ではある。
だがアタックダメージというのは10点差の凌ぎ合いである。
70点差はコードを2枚消費すれば余裕で追い越せる。
4ログあれば、アタックダメージ操作系のコードカードは2枚どころか3枚使える。
BP180くらいになったスサノヲがダメ押しで使うとかなら強かっただろうが、
タイプミネルヴァはBPの初期値は低い。
1回でも外すとその瞬間ゲームが終わるので、安心して使える場面がない。
また、アンセルでキャンセルできる中では最もログコストの大きいコードでもある。
緑単が流行っている間は使えたものではない。


3ログでもよかったと思う。
もっと言わせてもらうと、「ヘラクレス」だったらBP+50だったのではないか?

青単デッキはアテナ、L軸、星座と3つ持っているが
このカードが入っているデッキは1つも無いので今回もデッキの掲載は無し。

白鳩ブログ:強襲型超ド級ビースト 白虎

2016年09月04日 00時42分56秒 | カード情報(コード・ヴァナ
3枚目の霊獣ユニット。
2ログで登場し、ファストタイミングにログを支払わずにBP140に達するという
出るのが遅かったユニット。
これを今の赤で出されてもちっとも強くないよなぁ。
実質BP120という数字はバルドルと変わらない。
バルドルは白虎のような制限は無いし、情報の刻印まで持っている。
ルーンフラッシュを使わないなら刻印は残るのでいい事づくめ。
バルドルの弱点といえば実はサブエフェクトがないことくらいしかないのであるが、
それは百個も同じである。
霊獣デッキも現在のところ活躍できる下地がない。
白虎は辛うじて見れる強さがあるかもしれないが、青龍、朱雀が弱い。
0コストのSサイズユニットを全てタイプ霊獣で統一できるようなカードプールが揃えば、
使っていいのかもしれないが、アタック戦においては環境弱レベルのパワーしかないし、
コード焼きで戦うなら天狗デッキクラスの火力が最低ライン。
あえて霊獣軸でデッキを組んでみたい、というニーズ以外では使わないカード。

もはやBP140程度にさしたる強さがないのであれば、このカードの強さは白虎咆哮にある。
1段の見取タイガのアビリティをそれ以外のキャスターにも与える能力である。
せっかく、タイガの能力をコピー出来るのであれば、赤以外のクラスタで出してほしかったと思うのだが…。
しかし、見取タイガ1人では1ログ分しか余剰が生まれないのに対し、
白虎であれば2体のキャスターを両方チェックする事で合計2ログの余剰を生む事が出来る。
これをどのように生かすか…。
緑を含むデッキであれば、1ターン目に刻印を置いたほうが話は早いと思う。
それだけで白虎咆哮の上位互換に近い動きをしているに等しい。
ユニットの強さ的にもバルドルは白虎のスペックを内包した性能がある。

加えて、白虎咆哮を使用するにはタイプ霊獣のユニットが2体居なくてはならない事は致命的だ。
現状、タイプ霊獣のユニットはМサイズしか居ない。
白虎咆哮を使用するにはそのターンの攻防が一旦ひと段落してからになってしまうだろう。
一手番をそれだけに使う余裕はない。
それまで左右のМサイズユニットが両方生存していなくてはならない。
それが出来ている時点で、白虎咆哮を使う必要はない場面になっているような気がするんだが。
Мサイズユニットを守り通すには相手のアタックを防ぎきるか、
相手のアタックをキャスターで受けるかのどちらかをする必要がある。
前者は赤のカードプールとたったBP140程度では非常に難しい。
現実的なのはアタックの1回を水鏡で受けることだと思う。
だがそこからどうするか?
白虎咆哮で2ログは戻ってくるかもしれないが、水鏡で3ログを消費している。
あるいは烈風で相手のアタックを事前にカットすればいいのか。
すでに烈風が通っているのであればそこからさらに白虎咆哮で何をするというものではない気がするが。

タイプ霊獣の縛りが2ログ高BPのタイプビースト、という使い道もあったかもしれないが
今のカードプールだと霊獣ならではの強みがない。
だが今後歳注目されて追加される時がくるのかというと、希望も持てないと思う。
こういう中途半端なカードの出し方を止めればこのカードだけでなく
ドレッドノートというゲーム自体のグレードが一段上がると思うのだが。

ここでいつもならタイプ霊獣デッキを掲載するところなのかもしれませんが、
わたしがタイプ霊獣デッキを作っても、赤青か赤緑で、いつもの構築からМサイズだけ入れ替えた
劣化デッキみたいなものにしかならないので止めます。
わたしは鳴神とか使わない人なので。