横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

イヌナズナ

2015-04-14 06:09:48 | 近所



イヌナズナ(アブラナ科)
篠原の里にイヌナズナが咲いていた。
茎がすっと立つところはナズナに似ている。







ナズナの花が白いのに対してイヌナズナは黄色い。
ナズナの実が三味線のバチみたいなのに対してイヌナズナの実は単純な楕円形だ。







曇りの日で花弁が十分開いていなかったがアブラナ科らしい十字花だ。
萼にちょっと毛が生えている。


ミツバツツジ

2015-04-13 06:40:41 | 近所



ミツバツツジ(ツツジ科)
石砂山のふもと篠原の里のミツバツツジが満開だ。
奥に見える白い花はスモモだ。







石砂山の中腹でもところどころ咲いていたが里の数本の木が旺盛だ。







気候がよければ蜜を吸いにギフチョウが来るはずなのだが。







今回はハナバチの仲間が飛び回っているだけだった。










利休梅と李

2015-04-12 06:47:31 | 近所



リキュウバイ(バラ科)
つい先日のこと近所の畑の傍に植えられたリキュウバイが咲いていた。







花弁の付け根が細く隣との間隔が開いているためか花の芯がよく見える。・
雄しべがたくさんあって、どれもそう長くない。







スモモ(バラ科)
石砂山のふもとの篠原の里には何本かのスモモが満開だった。







スモモもリキュウバイと同じように枝先に花序をつける。







スモモも花弁の付け根が細く花の芯がよく見える。
多数の雄しべはそこそこ長い。

リキュウバイは五稜の面白い果実だが食用にはならない。
スモモは李、プラムとして食べるが名前通り酸味が強い。




ひとり静かに

2015-04-11 06:49:03 | 近所



亀見橋から道志川を見下ろす。
ここは相模原市緑区。以前は藤野町だった。







伏馬田から石砂山への道の両側には前の日の雪が残っていた。







天気予報では晴れるということだったが、ずっと曇りで太陽は見えなかった







独り静かに山道を歩く。







気温も上がらずチョウはどこかでひっそりしているようだ。







標高578m(山頂標識には577mとある)から丹沢方面を見る。
焼山であろうか。雪が残り雲が垂れ込めている。

後で聞くと横浜はずっと晴れていたそうだ。







お目当てのチョウはいなかったが色んなものを見たので、
天気予報がはずれたからといって いかりそうにもならずに篠原の里へ下りた。



縄文人さんのコメントに対応して、藤野駅から見た 山の封筒 の画像を追記。




紅い葉が目立つ

2015-04-10 06:34:41 | 近所



我が家から海軍道路方面へ向かうとき小さな橋を渡る。
橋のたもとにはオオバベニガシワの木がある。






オオバベニガシワ(トウダイグサ科)
枝の途中に黄色い花序が並んで枝先には赤い葉が数枚ついている。







遠くからは花より葉のほうが目立つ。







オオバベニガシワは雌雄異花同株だそうだが、ここの木には雄花しかついていない。







トウダイグサ(トウダイグサ科)
科の名前は草本のトウダイグサによるが、アカメガシワやナンキンハゼなど木本のものもある。



蝶ちょ

2015-04-09 06:29:22 | 近所



雨が降って冬のような低い気温が続いた。
3日前は春らしい暖かさでチョウたちも活動していた。







モンシロチョウがタンポポの蜜をゆっくりと吸っている。






キタテハもタンポポにやってきた。






時には翅を広げて日向ぼっこもする。







ベニシジミやヤマトシジミもたくさん見られるようになった。

どこかへ出かけてさまざまな種類のチョウを見つけたい。



桜と仏とボケ

2015-04-08 06:50:38 | 近所



家のとなりの中央公園にはソメイヨシノ以外の桜も多くまだ満開だ。







上瀬谷の奥の方まで行くと桜をバックに濃いピンクの花が満開。







群生のホトケノザが満開なのだった。







右手の斜面にまわるといろんな草の間からクサボケが顔を出していた。
桜やホトケノザのピンクに対して朱色で自己主張している。







帰り道に出会ったキジはかなり近づくことが出来た。



見知らぬ草花はヨーロッパから来た

2015-04-07 06:56:59 | 近所



桜並木で知られる海軍道路の歩道わきの休耕畑に見知らぬ花が咲いていた。







直径1cmぐらいの可愛い花だ。







少し前に泉の森で咲きだしていたアメリカフウロあるいはゲンノショウコに似ているが。







葉っぱが全く違う。

いろいろ調べてオランダフウロというものと分かった。







オランダフウロ(フウロソウ科)
フウロソウの仲間でヨーロッパ原産の帰化植物だそうだ。







果実はゲンノショウコやアメリカフウロなどに比べてかなり長い。







ゲンノショウコなどは熟すと弾けて種子を飛ばし神輿の姿になるのがおなじみだが、
オランダフウロは弾け方が少し違う。






果実の先端から裂けてゼンマイ状になった根元に種子がついている。
一つの果実には、そういうゼンマイ付の種子が5組あって、そのうち地上に落ちる。



種子の姿と地中への定着についてDNA(ディリィ・ニュウス・エィジェンシィ)というサイトに

ドリル状の種が自らグイグイ土の中に潜り込む摩訶不思議な植物「オランダフウロ」

という興味深い記事があった。


近所には雉が多い

2015-04-06 06:07:51 | 近所



家の近所を歩くと畑や原っぱでキジの姿を見かけることが多い。







この日は特に多く、東西南北2km四方ぐらいを散歩する間に5か所にいた。







雌もいるわけだが見つかるのは派手な色の雄ばかりだ。
高い鳴き声で存在を気付かせてくれることも多い。







休耕中の畑は遮るものが何もないので分かりやすい。







その代わり人の姿に気づくと速足で離れていく。
よほど驚いた時だけ飛んで逃げる。







ごくたまに雄と雌が一緒にいることもある。

「かぐちゃん竹からパッカン、桃ちゃん桃からパッカン」のコマーシャルに出てくる、
たくさんの雛たちが一緒の光景はまだ見たことがない。



ツクシ

2015-04-05 06:54:32 | 近所



ここしばらく近所の畑の近くなどでツクシがいっぱい顔を出している。







頭が緑で茎が柔らかそうなのを摘ませてもらおう。







ていねいに袴をとって2鉢分の佃煮にして美味しくいただいた。







ところでテントウムシの幼虫らしいのがいたので撮っておいた。
その時には気がつかなかったのだけれど・・・







後で1枚を拡大してみると、アブラムシを捕まえていた。

肉食性のテントウムシは農家にとって野菜を守る益虫であると実感できた。
一方、ナス科植物などを食べる草食性のテントウムシの仲間は害虫となる。


小型苧環

2015-04-04 06:59:32 | 近所



ヒメウズ(キンポウゲ科)
道路際にたくさんのヒメウズが咲いている。
花の大きさはせいぜい5~6mmだ。







花茎をけっこう伸ばしているが、小さく白い花がうつむき加減に咲くので目立たない。







顔を近づけてみると黄色い部分があるのに気付く。







キンポウゲ科の花によくあるように外側の白いのは花弁でなくて萼だ。
そして中にあってシベを包むような黄色いのが花弁だ。
構造的にオダマキに似ているところがある。







花弁の基部を見ると小さな距があって萼と萼の間に割り込んでいる。
それなりに蜜を溜めているのだろう。
オダマキの場合はこの距が長く伸びているものが多い。




食べて行くのは大変

2015-04-03 06:30:43 | 近所



不動尻の帰り、広沢寺の近くの溜め池にアオサギがいた。







緑や赤の藻が広がる池でじっと立って何かを探している。







しばらくして少し飛んで場所を変えた。
今度は姿勢を低くして首を延ばしている。







すぐ前方の水面を狙うこの姿勢を忍耐強く何分も続けた。
何か獲物がいるということなのだろう。







ついに何かをついばもうと素早く首を延ばした。







何回かくちばしを水の中に入れたが収獲はなかった。







大きな体に十分な食べ物を得るのは簡単なことではなさそうだ。




ハナネコノメからバトンタッチ

2015-04-02 06:51:27 | 近所



不動尻の沢でミソサザイの声を聞くも姿は見えず。
代わりにカワガラスがいた。望遠レンズでなかったのが残念だ。







沢辺ではハナネコノメの盛りが過ぎていた。







今の時期に旺盛になってきたのはトウゴクサバノオだ。







トウゴクサバノオ(キンポウゲ科)
ハナネコノメと同じようにトウゴクサバノオも岩の上など湿った場所を好む。







一株に数本の花茎が立ち上がっているが、ほかに閉鎖花もつけるらしい。







直径6mmぐらいの小さな花なのに黄色い蜜弁がよく目立つ







ハナネコノメの咲いた岩の上には、ほかにミヤマカタバミも顔を出していた。







ミヤマカタバミ(カアバミ科)
白い花弁は3cm以上もあってカタバミよりずっと大きい。





ハルユキノシタ

2015-04-01 06:39:00 | 近所



山の神トンネルを抜けて不動尻方向へ歩いていく。
左側の斜面を擁護する金網の向こうにハルユキノシタの緑の葉が多くなる。

ユキノシタは5月ごろから咲くが、このハルユキノシタはそろそろ咲くはずだ。
ずーっと見ていくが葉ばかりが続く。






ハルユキノシタ(ユキノシタ科)
諦めかけていたら突如、蕾や開花しそうなものが集まった花序を発見した。






もう少し歩くとぽつぽつと咲き始めている。







さらに進むと金網から外へ顔を出しているのも。







開花したてのもののほかにたくさんの蕾が集まっている。







真っ白な5枚の花弁の内で下の2枚が飛びぬけて大きい。
雄しべが10本に雌しべの花柱が2本そして黄色の蜜標が目立つ。




金網の途切れたところに滝が水をほとばしらせていた。