林道にサカハチチョウが飛んでいた。
葉っぱの上に止まると、ゆっくり翅を広げたりまた閉じたりする。
閉じたときの裏翅がずいぶん違った色合いで写っている。
光の当たり方で翅の鱗粉による反射が変化するのだろうか。
もう少し大きくて黄色っぽいものが飛んだので追いかけると草むらに止まった。
初めて見たが、たぶんキマダラオオナミシャクという蛾で、サルナシやマタタビを食草とするらしい。
そういえばひと月前に来た時にマタタビの葉が白くなっていたのを思い出す。
この林道ではそう多くはないヤブガラシでアオスジアゲハが蜜を吸っていた。
ちょっと止まっては別の花序に移るのを繰り返している。
ところがスズメバチが来ると簡単に追っ払われる。
右上に青く暈けているのが退散するアオスジアゲハだ。