ミミガタテンナンショウ(サトイモ科)
西丹沢・玄倉の林道。
ヤマネコノメ等が咲く道端にミミガタテンナンショウがすっと立っていた。
仏炎包に耳たぶのような張り出しがあるのが特徴だ。
マルバコンロンソウ(アブラナ科)
同じ路傍に白い花が咲いていた。
瞬間的にユリワサビかとも思ったが葉の形などからタネツケバナの仲間のマルバコンロンソウらしい。
コンロンソウ(アブラナ科) 2011.5 箱根にて
前に箱根で見たコンロンソウとは葉の形がちがう。なるほど先のは丸葉だ。
フデリンドウ(リンドウ科)
ビジターセンターの庭ではフデリンドウを見た。
午前中の日影の時には咲いていなかった。
午後になって日が差すとしっかりと開花していた。
花の芯を見ると柱頭が2裂した雌しべが見える。
フデリンドウは雄性先熟で、咲き始めたばかりのときは5本の雄しべが雌しべを包んでいる
この1枚だけは毎年見慣れた瀬谷市民の森で撮ったものだが、
それに比べると西丹沢のフデリンドウの花は半分ぐらいの大きさしかない。
色合いが違うのはカメラと撮影技術のせいだ。
野山の落ち葉も若草や、滴るような青葉でそっと隠れる。
☆ リンドウや 落ち葉枕に 伸びて在り
今日ご紹介いただいたものは出会いのないものばかりです。
ミミガタテンナンショウは芽吹きと葉の展開と開花をいちどに
やってしまおうとしている姿がせっかちさんにも見えました。
マルバコンロンソウ 私も以前見せていただいたユリワサビかと
思いました。マルバコンロンソウというのがあることも
初めて知りました。タネツケバナとも似て見えますね。
そして可愛いかわいいフデリンドウ。うっかりすると蕾は
踏んでしまいそうですね。お近くでご覧になるのと山の方とでは
そんなに大きさが違うのですか。気温などの環境が厳しいせい
でしょうかね。花の直径はどのくらいですか?
フデリンドプは日差しが好きなようです。
フデリンドウは前に泉の森にも咲いていましたが、
他のはちょっと山の近くに行かないと会えないかもしれません。
そうそう、ミミガタテンナンショウの仲間のウラシマソウも泉の森にあります。
タネツケバナに近い仲間の白い花はみんな似ていて、葉っぱや実など細かいところを確かめないと間違えます。
フデリンドウは花が咲いていてもうっかり踏みそうですが、蕾の時は危険性大です。
近所のフデリンドウは花の径が1.5cmぐらいでしょうか。
丹沢のは1cmありませんでした。