横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

近所の小さな花

2006-09-04 10:27:29 | 近所

境川の堤防から、ふと下を見ると花畑のようなものがあった。
花は大きくない。


ワルナスビ(ナス科)
よく見ると白や薄紫の花びらに黄色いオシベが目立つワルナスビだった。


マッチ棒みたいなメシベも面白い。
茎に鋭いトゲがあるので悪(ワル)と呼ばれる。


イヌホオズキ(ナス科)
ナス科の仲間は花の形がよく似ているが、ちゃんと個性もある。
ワルナスビよりずっと小さくて白い星のようだ。


茎は80cmぐらいに伸びていて、下のほうでは実もできている。
よく似たアメリカイヌホオズキの実は、
このようにずれないで一点からなるらしい。


ヒヨドリジョウゴ(ナス科)
白い花弁を反り返らせ、黄色と茶色のオシベの真ん中からメシベが突き出して、
小鳥が飛んでいるようにも見える。


つる性で茎には細かい毛がいっぱいついている。
秋が深まって赤い実を見るのが楽しみだ。


フユサンゴ(ナス科)冬珊瑚、タマサンゴ、リュウノタマ
道路の植え込みでも見られるフユサンゴの花はヒヨドリジョウゴによく似ている。
花期が長いので、よく色づいた大きな実もいっぱいできている。
これは熟すにつれて緑から黄色そして赤へと変わってきたものだ。

ナス、ジャガイモ、トマトのように人に食べられないけれど、
どの花もたくましく生きている。