横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ブドウ、おいしいかな。

2005-09-06 15:31:33 | 近所

近くの高校の高い壁に、いろんな蔓が這い下がっている。
そんな中に、何かブドウのようなものが色づいている。
ヤマブドウかなと期待して見る。


ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属)
実の色は多彩だが、形がふぞろいなノブドウだ。
この実には、ノブドウミタマバエという虫が住み、大きくなりカラフルに変色する。
こういう「虫えい、虫こぶ」にならなかった実はもっと小さく黒く熟すという。
これは、とても食べられるものではない。
花は、ヤブガラシの花によく似ている。花弁がすぐ落ちて一本角になる。


その近くに、形も色も違うブドウのようなものが、ぶら下がっている。
これこそヤマブドウか?


エビズル(ブドウ科ブドウ属)
同じブドウ属のヤマブドウではなかったが、こちらのエビズルは食べられる。
雄株と雌株があり、たしかに雄株には実が生っていなかった。
花の姿も違うらしい、来年は観察してみよう。


これは、調布の野草園に生っていたエビズルだ。
これを見たおかげで、家の近くのがエビズルと分かった。
こういうふうに、綺麗な色つやで棚にぶら下がっていると、
いかにもブドウという感じがする。

壁のエビズルを食べてみると甘酸っぱい。
実の大きさのわりにしっかりした種があり、ジャムにするには大変そうだ。
焼酎漬けがいいのではないかと思うが、たしか違法だなあ。