
パシフィコ横浜でWRO2008が開催されたので土曜日に行ってきた。
WROは世界ロボットオリンピックのことで、世界から集まった小・中・高校生がつくる自律型ロボット・アスリートの祭典だ。
WRO2008 公式サイト

ヨーロッパやアジアから多くの国の代表が参加している。
学校関係者や家族も一緒に来日して各国語でにぎやかなこと。
これはたぶんタイ国の応援団。
日本からは国内大会を勝ち抜いた20チーム以上が参加しているようだ。

セレモニーの後、ジャッジからルールの説明があり、小・中・高校それぞれのコースと課題が発表された。
用意されたパーツを使って自走ロボットを設計製作してミスなく早く走ることを競う。

ルール説明の時に初めて知らされるコースと課題。
小学生用の場合、矢印のコースを進みⅠ、Ⅱ、Ⅲのところに置いてある缶を落とす。

これは中学生用の競技場だ。

開始合図とともに3人一組で制作を開始する。
コントローラーのソフト開発はもちろんパソコンを使う。

制作時間は150分(2時間半)だ。

ある程度組んだら試走させてみて性能を確かめる。

高校生用はボールをかき集める課題もあり、ロボットも複雑だ。

試走して問題点が見つかると調整を繰り返す。

真剣そのもの表情で改善方法を検討する。

小学生用はゲートにぶら下げたリングを引っかける課題がある。
これは見事に成功したところだ。

女の子のチームの試走前。スタート地点や方向は治具を使って定めることもできる。

残り時間はずーっと表示されているほかに30分、10分前、5分前などとアナウンスされる。
参加者が焦るところだろう。

制限時間が来て完成したロボットが並べられる。
これは高校生のもの。

これは中学生のもの。
車体やコントローラは共通のものが使われている。

ロボットは縦横高さのサイズが規定されていて、アクリルの箱を使って完成検査される。

いよいよ競技スタート。
途中の課題をクリアしたかコースを正確に走ったかなどのポイントと時間を競う。

スタート前の位置決めも慎重に。

小・中・高あわせて10か所の競技場で一斉に行われている。

特に高校生のところは多くの人が取り巻き、観戦も容易でない。

自分のロボットの走行が終わると、時間やポイントについて説明を受け納得したらサインする。
どのチームが優勝したか知らずに帰ったが、真剣で熱心な様子に感心した。

以上のレギュラーカテゴリーのほかにオープンカテゴリーもあって、
これらも別の審査対象になっている。

自由な発想がたくさん見られた。

膨大な写真を見ていただきありがとうございました。