老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

5年目に向けて

2019年11月01日 21時15分30秒 | 全般
 今日から11月。気がつくとこのブログも丸4年が経過し、5年目に入っていました。
“まあ、良くぞ4年間も続いたもんだ”と言うのが素直な気持です。

 このブログに目を通して下さる方も少しずつ増えていて、それが大きな励みにもなりますが、何しろ原発や現在の政治の在り方等、どうしても書き込まずにおられない状態が平然と続いていることに対する反発がこのブログ継続の大きな要因ですが、散歩や自宅の狭いベランダで自然の何気ない変化に気付くという緊張感の継続も大きな要因となっています。

 最近は「正義感」による書き込みでの炎上が大きな問題となっており、私も時々は自問自答していますが、私の場合は正義感によるものではなく、義務感に近いものだと感じています。
 安倍首相に代表される滅茶苦茶な政治は、多くの人にわざと反発感を与えるという点で、元気に生きるためのサプリメント的な有難い反面教師なのかも知れませんが、それだけで終わるのでは全く意味が無いでしょう。
 後の世代が少しでも良いものになればと思う気持ちがある以上は、自分が生きてきて経験したことを基礎にして、よりよい社会になるための素直な気付きを少しでも書き記すと共に、何ならかの形で発信しておくことが必要だと思っているのです。


 所で、この1年の我が家並びに私自身の特記すべき事がらは
・娘と40年振りに再会。(2月23日付ブログ参照)
・マイカーを返上。(5月28日付ブログ参照)
・田舎にあった墓を仕舞い、四天王寺に納骨。(6月1日付ブログ参照)
・従兄弟、アルゼンチンの親友、叔母の死去。
・ツレアイの症状は確実に進行していますが、何とか2月にベトナム縦断旅行し、4月には昨年から始めた33ケ所霊場巡りを無事に終え、更に10月から京街道歩き挑戦開始しました。
ということで、終活が少し進むと共に、加齢を自覚させられながらまだ何とかツレアイと一緒に生活出来ているということでしょうか。


 また、この1年間の出来事の中で、強烈に印象に残っているのは
・9月の気候変動の阻止を目指す国連「気候行動サミット」での、スウェーデンの16歳の学生のグレタ・トゥーンベリさんのスピーチです。彼女の真摯で心を打つスピーチは、我々世代全体に向けられたものだという事を改めて自覚しなければと思っています。

・9月から日本で開催されたラグビーワールドカップで期待以上の活躍をしてくれた日本チームのOne Teamという理念です。
真のグローバル化を目指すべき日本の具体的な姿がこれほど凝縮されたものは他にないでしょう。
もはや日本は日本人だけでは成り立たない状態になっており、どうすれば外国生まれの人たちと一体化して協力しながら新しい日本を造って行けるかの大きなヒントを与えてくれたものと思っています。


 そのような状況にも拘わらず、日本の政治家たちは知性も感じられない某国の大統領の機嫌を取り、隣国を蔑むことで優越感を味わうことが政治だと考えているようです。
そして、国内では愚にもつかない方向での憲法改定を目指すとともに、旧態依然と理念も理性もない親しい政治家を大臣にして、国の将来のことなど露ほども考えずに、現在バイアスを前面に出して政権維持を最大目標として空虚な政治ゲームを続けています。


 これからも、後の世代にとって少しでもより良い未来になることを願って、このブログへの書き込みを何とか続けて行きたいと思います。(まさ)