老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

洛北の秋  その②  園光寺

2019年11月28日 21時06分25秒 | 旅行/色々な風景
 蔓珠院門跡を終えてからは、来た道を戻る様な感じで、圓光寺に寄りましたが、ここも沢山の人で山門を入るのに行列が出来ており、暫く並んでから入りました。

 臨済宗南禅寺派の寺院で、山号は瑞巌山(ずいがんさん)と言い、開山は閑室元佶(三要)、開基(創立者)は徳川家康とのことです。

 家康の命により慶長6年(1601年)に足利学校の第9代の庠主(しょうしゅ、学頭)であった閑室元佶を招き伏見城下に円光寺を建立したことに始まり、その後京都御所北辺の相国寺内に移ったが、さらに寛文7年(1667年)に現在地に移された由です。

 園光寺は学校の役割も果たし、家康から与えられた木活字を用いて、『孔子家語』(こうしけご)『貞観政要』(じょうがんせいよう、貞観参照)、『三略』などの儒学・兵法関連の書物を刊行した。これらの書物は伏見版、あるいは園光寺版と呼ばれ、そのとき使用された木製の活字が保存されているようです。

 先ず目につくのは入って直ぐにある。洛北最古と言われる枯山水「奔龍庭」で、眩い石庭は雲海を表し、一際目立つ石柱は、龍を表しているそうです。
太陽が低くて日影が多て、写真を撮るのが非常に難しかったです。

 また、「十牛の庭」と呼ばれる池泉回遊式庭園には栖龍池(せいりゅうち)と水琴窟があり、竹林なども配置されて非常に趣があります。
 最近では、本堂からこの庭を見るのが、本堂の柱を額縁に見たてて、「額縁庭園」としてももてはやされているようでので、私も挑戦してみました。(まさ)


山門の前の行列

山門前のドウダンツツジも真っ赤です

山門を入った所で目につい石仏

奔龍庭

同上

同上

同上

瑞雲閣の花頭窓から。外には園側に座っている人が一杯です。

瑞雲閣の障子を額縁に見たてて写真を撮る人も多いです。

十牛の庭 栖龍池(せいりゅうち)とカエデ

同上 竹林

同上 燈篭のある風景

同上

同上 カエデの太い幹

同上 本堂からの額縁庭園。座ってカメラを構えている人が多いので、少し上から見下ろす様な角度になりました

同上 水琴窟

同上 カエデ

寺院の近くで見かけたツタの紅葉