老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

航空機の荷物の重量オーバー料金に思う

2024年06月12日 19時51分25秒 | その他

 今回のシチリア旅行の帰国に関しては、大きな荷物は昨日羽田空港で宅配業者に預け、今朝配達して貰いましたので、洗濯物などの片付けが今日から大忙しで、写真整理にはまだ暫くは取り掛かれないでしょう。

 海外旅行に行く元気と体力があるのに、何故昨日自分で持ち帰らなかったのか? これが本日のテーマです。


 前回/前々回共に大きなバッグも自分で大阪まで持ち帰ったのですが、この時に起きた問題が・・・

1)国際線と国内線で無料で預けられる荷物の重量制限が異なっていて、エコノミークラスの場合は国際線では23㎏迄(だったと思います)なのに、国内線では20kgsが無料で、これ以上は追加料金が必要となります。
(但し、これはグループごとの合計重量となるためにグループ旅行ではほぼ有名無実だと思います)

2)前回/前々回共に帰国時の私のバッグは22kgs程度だったし、国際線ではグループ旅行だったこともあり全く問題は無かったのですが、国内線になると非常に厳しくて、20kgsを少しでも超えていると超過料金が掛かります。
(特に、合理化のために自動計量預入れ制度が導入されてからは、チェックイン時に自動計量で受け付けてもらえずに、人手による計量の為に長い列に並ばざるを得ないという事態を経験しました。)

 という経過がありましたので、今回は、最終預け地であるイタリアのカターニャ空港での計量が22kgsだったので、羽田から大阪に関しては手間のかかる預け入れをせずに、宅配業者に依頼としたという次第です。

 因みに料金的には航空業者への超過重量の支払いは前回が2,000円程度だったと思いますが、今回の宅配業者への支払いは2,520円で若干高いように思いますが、重い荷物が無ければ大阪でリムジンバスを降りてからはタクシーでなく市バスで帰れるので、合計では安くなりますし、何よりもエレべータがない3Fにある我が家の玄関先まで届けてもらえるというのは大きな魅力です。


 勿論ながら、前回も前々回も羽田空港では大いに文句を言いました。

「何で僅か2~3kgsの超過でそんなに厳しくするのか。重量オーバーに拠る燃料費対策なら、航空運賃そのものを重量性にすべき! 体重62kgsの私と、体重100kgsオーバーの人が同一料金なら、計量の人の預け荷物の少々の重量オーバーは大目に見て欲しい」と・・・

 これに対して、窓口担当者はオームのように冷ややかに、『規則で決まっていますので・・・』でした。

 航空運賃の体重割り増しに関して、差別的な要素があるとするなら、燃料費に対する貢献の意味で、軽量の人に対する何らかの救済措置があってもおかしくの無いのでは? と思うのは私だけではないでしょう。(まさ)


また暫く休みます

2024年05月27日 19時32分12秒 | その他

 明日からまた、海外に出掛けます。

 今度の行先は、3月に行ったマルタ共和国から僅か100㎞程北にあるイタリアのシチリア島です。

 イタリアには50年以上も前にアフリカからの帰途にトランジットでローマに一泊して、翌日に少しだけ市内を観光したのと、一昨年にスロバニアとクロアチアに行く時に飛行機の都合でヴェネツィアに降りたものの、直ぐにバスに乗り込んでスロベニアに向ったという経験しかなく、実質的には初めてです。


 有名な観光地には余り寄らない私流の旅ですが、今回の楽しみはやはりギリシャ/ローマ/イスラムなどの歴史が融合した文化遺産やですが、案内書を見る限りでは前回のマルタのような巨石文明時代の遺産などはなく、ギリシャ時代の遺産が多く残って入るようです。

 また、私的には大好きなジョゼッペ・トルナーレ監督の「ニューシネマパラダイス」や「マレーナ」の映画の雰囲気をエンニオ・モリコーネの音楽を思い浮かべながら現地で感じてみたいですし、今回のツアーにはストロンボリ火山やエトナ山も含まれているので、約2週間を思い切り楽しんできます。


 昨年秋から頻繁に海外に出かけていて、「この物価高で生活が苦しい中で、しかも厳しい円安の中でよく行くわ・・・」と言われることもありますが、老後の生活について一つ吹っ切れたことも事実です。

 即ち、ツレアイよりも7歳も年上でしかも一般的には女性の方が長寿の基準からすると、我が家では当然ながら私が先に逝くだろうから、その後ツレアイが困らないようにという気持で何かと準備していましたが、それが逆に突然という感じでツレアイが先に亡くなってしまいました。

 当然ながら独り住まいになった寂しさもありますが、ツレアイの最後を看取ったことで私自身の最後についてもある程度の見通しと覚悟がついたような気にもなりましたし、更に丁度一年ほど前に岡山の山林ハイキングで雨に濡れた山道から滑落したものの、奇跡的に擦り傷だけで済んだことや、気になっていた四国88ヶ所霊場巡りも済ませたことで、自分の気持ちにも大きな変化がありました。


 あちこちにガタが来て、老いを自覚せざるを得なくなった我が身が、まだ迷惑を掛けずに動けるうちに、好きなことをしてみようというような気持になったのも事実です。 

 幾分言い訳めいた話になりましたが、2週間の留守に備えて、冷蔵庫内の生鮮食料品も上手く片付きましたし、とに角楽しんできます。

 PCは持参しますが、今回は連日の早朝からの移動だけに、夜は写真のPCへの取り込みだけで時間を取られ、ブログの新規書き込みは難しいでしょうから、時々は短い書き込みが出来ても、取り敢えずは帰国まではお休みという感じになりそうです。(まさ)


今日の夕食 冷奴/牛肉・野菜炒め/おひたし/メカブ

牛肉・野菜炒め  冷蔵庫の中の野菜類一掃できました

おひたし ブロッコリーとチリメン


無事帰宅しました 

2024年03月21日 20時23分09秒 | その他

 マルタ共和国からは昨夜成田に帰着し、空港内のホテルで1泊したのち、今朝羽田経由で無事帰阪し、午後に無事帰宅。

 冷蔵庫の中が空っぽだったので、先ずは近くのスーパーに・・・
野菜類やパン/卵/牛乳/ヨーグルトなど大量の買物をして一安心。

 持ち帰った衣類などを洗濯したり、荷物を片付けたりの文字通り「楽あれば、苦あり」です。

 夕方になり、いつもの通り近くのジムに行き風呂とサウナに入り、やっと人心地着いた感じ。

  それにしても、寒さのぶり返しは応えますね。
昨夜/今朝と成田近くの寒さを感じましたが、大阪も同様!!
マルタが少し温かくて昼間は半袖で過ごしていましたので余計に感じるのでしょう。

 マルタの写真整理には少し時間が掛かりますので、旅行記の開始は少し遅れそうですが、今日の羽田⇒大阪の飛行機から綺麗に見えた富士山の様子や、今日の夕食内容などをお知らせします。(まさ)


冠雪の富士山

今日の夕食 久しぶりの湯豆腐/塩じゃけ/目指し マルタでしっかり食べて来たので、少し胃休めです。

メザシ

最後に久しぶりの白米と味噌汁

味噌汁 ワカメと揚げ


エンニオ・モリコーネのこと

2024年01月24日 19時17分01秒 | その他

 録画しておいた映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」<2021年イタリア、監督:ジュゼッペ・トルナトーレ>というのを観ました。

 私は映画をよく見ている方で、ストーリー/出演者/監督などは一応チェックしていますが、音楽担当が誰かなどは殆ど気にせずにいました。

 但し、映画音楽を聴くとその映画の場面が鮮やかに浮かんでくるものがあり、何度も見ている大好きな「ニュー・シネマ・パラダイス」もその一つですが、TVの案内欄に映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」とは、あのトト少年の顔が浮かんでくる「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽を担当したエンニオ・モリコーネ(Ennio Morriconeのことをテーマにした映画であることを知り、録画しておいたという次第です。

 私にしては、極めて珍しい分野の音楽家の伝記的な映画でしたが、引き込まれるように観ました。

 というのは、今まであまり気にしていなかったのですが、エンニオ・モリコーネが音楽を担当していた映画には極めて印象に残っているものが数多くあることを知り、映画監督とのエピソードなどを知ることが出来たからです。

 

 エンニオ・モリコーネ(1928~2020)はローマにてトランペット奏者の子として生まれるのですが、ローマの音楽院で作曲の勉強をしたのち、TVやラジオ音楽の作曲や編曲に従事するようになったようです。

 1960年代になり、映画音楽に関わり始めたようですが、セルジオ・レオーネ監督と組んだマカロニ・ウエスタンで一躍有名になりました。

「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続 夕陽のガンマン」、更にマカロニ・ウエスタンではないですが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」などの斬新な音楽は、今でも鮮やかに蘇ってきます。

 その後「アンタッチャブル」(1987年、監督:ブライアン・デ・パルマ。グラミー賞を受賞)なども制作していますが、何といっても彼を一躍有名にしたのは、ジュゼッペ・トルナトーレ(Giuseppe Tornatore)監督と組んだ一連の映画での音楽でしょう。

 先に挙げた「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989年)を筆頭に、「海の上のピアニスト」(1998年)、「マレーナ」(2000年)などが挙げられますが、何れも素晴らしい映画音楽です。

 その後、2015年にはクエンティン・タランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」の音楽も担当し、アカデミー賞を受賞しています。

 尚、アカデミー賞に関しては、以前に6回もノミネートされ、2007年には「名誉賞」を授与されたようですし、日本では2003年にNHKの大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』の音楽を担当していて、2019年に旭日小綬章を受章しているようです。


 とに角、この分野には全く疎いのですが、彼は色々な監督と共作し、それまでは脇役的存在だった映画音楽を絶対音楽と合体させ、サウンドトラック以上の重要なセリフにまで昇華させたとの評価があるようです。

 また、この「モリコーネ 映画が恋した音楽家」放映に合わせて放映された「マレーナ」と「ヘイトフル・エイト」も観ました。

 「マレーナ」は初めてでしたが、主演のモニカ・ベルッチが非常に魅力的でしたし、何よりも「ニュー・シネマ・パラダイス」と同様にシチリアを舞台にし、しかも第2次大戦の影響を受ける市民の様子を取り入れているのはシチリア出身のジュゼッペ・トルナトーレ監督のこだわりでしょう。(まさ)

同上