昨日は、全文の羅列で、見る気もしなかったと思いますが、このお経を毎日唱えさせていただいています。
今日はもう少しは面白みがあると思いますが、このお経の内容です。
今日はもう少しは面白みがあると思いますが、このお経の内容です。
この「般若心経」」はどのような内容なのか? と聞かれても、先ず直ちに答えることが出来ないです。
漢字で書いてあっても日本文ではなくて漢文ですし、全く知らない漢字があったり、特に仏教界で使われる用語があったり、更に読経時にはリズムを重視し、文の段落をあまり重視せずに唱えるために、内容を理解しようとすればある程度の注釈なり参考資料は必要でしょう。
※ 色々な資料があり大変ですが、私が目にした物の中では一番判りやすかった「心がすっきりかるくなる 般若心経」(名取芳彦 ナガオカ文庫)から主に引用説明させていただきます。その他WIKIPEDIA等も参考にさせていただきました。
◆まず、このお経の構成ですが、観自在菩薩が舎利子に説法するという設定になっていて、観自在菩薩と舎利子との会話劇とも言えます。
※「観自在菩薩」は「観世音菩薩」とも呼ばれる仏さまで、『観自在』は<あらゆる面から自在にものごとを見る>という意味で、『菩薩』は<自分が悟りに達する準備は整っているのに、苦しんでいる人たちを先に悟りの岸に渡らせようとする仏さま>のことです。
※舎利子(しゃりし)は、「シャーリプトラ」のことで、智慧第一と称され、釈迦の十大弟子の筆頭に挙げられている弟子の漢訳です。
◆このお経は起承転結がはっきりしているようです。
◆このお経は起承転結がはっきりしているようです。
・最初に、<観自在菩薩は空について照見して、苦しみがなくなったのです>と結論を述べ、
・次に、舎利子に対して<物体をはじめとする全てのものが空で、絶対と思っているものにさえこだわることはない>と具体例を挙げて説明し、
・次に、「般若波羅蜜多」(智慧の完成)の効果について説き
・最後に、「般若波羅蜜多」の門を開くためのヒントを述べる
という構成になっているようです。(まさ)
新しいブログは、https://sin-masa.hatenablog.jp/ 【老いの途中で…(Part 2)】です。
