団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

裕福な高齢者はごくわずか

2025年04月08日 | 老後の生き方

高齢世帯(二人以上の世帯)の平均貯蓄2414万円、この数

を見ると高齢者は裕福だと誰もが思う、しかしこの数字は貯蓄

額の高い世帯によって引き上げられている。

 

現に中央値(貯蓄額の低い世帯から高い世帯へ順番に並べた際

に中央に位置する世帯の値)は1677万円だった。実際この

中央値のほうが信憑性がある、それでも400万円未満が約2

割もいるのが現状である、またこの数字は一人暮らしの高齢者

630万人は除外されてるだけに本来はもっと下がると思われ

る。

 

少数の高齢者が富の多くを占めている、一握りの富裕層が全体

の数字を押し上げている現在の高齢者の実態、貧富の差は拡大

するばかりである、裕福な高齢者はごくわずかであることは確

かである。

 


不安を感じたら今だけのことを考える

2025年04月07日 | 老後の生き方

何かの点で人より劣って、自分は駄目だと感じたときは、まず

人と比較するのをやめたほうがいい、要は自分に自信がない、

不安だ、しかし、その基準なんてどこにもない。

 

そんな自分がどう思われてるか気になる、いわゆる他人の目で

ある、他人が実際に見てるわけではない、ただ自分がどう見ら

れているのを気にしすぎているだけのことで、そのことで神経

をすり減らすことはない。

 

だからそんな自分を気にしなかったらまわりも気にならないは

ずだ、不安を感じたら今だけのことを考えたらいい、少しは生

きるのが楽になるというのが77歳の実感である。


80代シニア夫婦の年金生活

2025年04月06日 | 年金生活

ある雑誌の「年金を生かす暮らし方」のなかで結婚60年、夫

87歳妻80歳の二人暮らしの年金生活の記事があった、23

年前夫が定年退職してから夫婦の第二の人生が始まった、年金

は月25万円(夫厚生年金19万円、妻国民年金6万円)普段

の家計は税金、社会保険料も含め年金の範囲で暮らしてるとい

う。

 

住居は持ち家でローンもないが奥様が車を所有しており、ガソ

リン含め諸経費が月3万円、ご主人の小遣いが月2万円、ただ

し外食するときは御主人持ち、医療費が二人で月1万7千円、

そしてコロナ禍以降旅行に行ってないが毎月1万円を積み立て

をしてるという、長年家計簿をつけてることもあり、さすがと

いう感じがする。

 

そしてお二人のモットーは健康でいるために規律を持って過ご

すこと、起床、就寝、食事時間を決め生活のリズムを大切に暮

らすよう心掛けてるという、お二人の趣味は旅行で20年かけ

て47都道府県すべて廻ったというご夫婦の生き方、やはり健

康が大切であることを痛感した。


老後の「きょうだいリスク」の問題点

2025年04月05日 | 老後の生き方

同じ家に生まれたきょうだいでも進む道はそれぞれ、齢を重ね

るにつれて生き方や価値観の違いが大きくなるなか、親の老い

とともに介護や相続という問題が生じてくる。

 

さらに収入や金銭感覚の差などお金をめぐる問題できょうだい

がもめるケースがある、特に「親の介護を誰にするか」は深刻

な問題である、そしてきょうだいの争いの火種として挙げられ

るのはお金の貸し借り、遺産相続、親の介護問題であり下記の

ような事例がある。

 

 

■妹に100万円貸したが返ってこない、妹の年金が月5万円だ

が返して欲しい旨の葉書を出したが返事がない(70歳主婦)

 

■二人姉妹で妹は母の介護もノータッチ、妹は結婚以来夫の影響

で人格が変わってしまった、今では絶縁状態(58歳パート)

 

■弟が認知症の母に書かせた遺言書を怪しく思ったけど揉めたく

ないから従った、それなのに形見分けも法要の通知も一切ない

(65歳主婦)

 

この「きょうだいリスク」の問題点を考えると昔どんなに仲が

よかったきょうだいでも違う人生を歩むうちに物の見方や考え

方も違ってくる、悲しいことにきょうだいよりも自分、そして

今いる家族のほうが大切になることがきょうだいのもめごとが

起こる要因かもしれない。


親を看取って思う人間の一生について

2025年04月04日 | 老後の生き方

人間は必ず死ぬ、年をとってから死ぬのではない、生きている

限りすべての人は必ず死ぬ、それは明日かもしれないし、1年

後かもしれない。

 

人生100年時代突入と言われてるが実際100歳まで生きる

人がどれだけいるのだろうか?平均寿命はあくまでも平均でそ

の人が何歳まで生きるのかということはその時にならなければ

わからない。

 

私の母が晩年大腸がんで入院してたとき担当の医師に言われた

ものだ「もう元気ですから今月中に退院してください、あと1

年は大丈夫ですから」それから1週間後に亡くなった、それほ

どその人の寿命は本人も含め医師も誰もわからないものだ。

 

生きているものは必ず死ぬ、死ぬときはどんな人も孤独、そこ

には貧富の差もなければ社会的地位もない、ひとりで生きてひ

とりで苦しみそして最後はひとりで死んでいく、それが人間の

一生だと思う。


老いを激しく嫌悪するとき

2025年04月03日 | 老後の生き方

劇作家で演出家の鴻上尚史氏の著書「ほがらか人生相談」で老

いた父親についてふれている、身体が不自由になり介護用おむ

つから大便が漏れ、それがベッドに広がり、毎回母親がその処

理をしてたという、その時の心情を俳句が趣味の父親がメモに

残していた「糞まみれ、これがおのれか歳暮れる」

 

鴻上氏の父親は40年間小学校の教師を勤め、地域の自治会長

もやり、色んな会合でリーダー的存在だっただけに苦しい胸の

内を俳句にぶつけたのかもしれない、実は私の父も晩年認知症

になり、おむつをして夜中に大便が漏れることが度々あった、

その始末を母がしてて私が実家にいくと、いつも愚痴をこぼし

てたものだ。

 

父が亡くなって当時の心境を殴り書きで書いてた大学ノート

を見つけた「情けない、惨めだ、なんで俺が認知症に」正直

息子として生前もっと寄り添ってればと複雑な気持ちだった、

人間は齢老いて自立することができなくなると老いを激しく

嫌悪するということを痛感した。

 

 

 


ひとりで生きる老後戦略とは

2025年04月02日 | 老後の生き方

雑誌プレジデントの特集「ひとりで生きる老後戦略」は昨年に

続いての同一テーマだった、それだけ孤独について関心のある

読者が多いということである、読者アンケートによると意外に

も約9割がひとりでいるのが好きだという、ちなみに1年前は

8割だった。

 

 

実際仕事を辞めれば友人がいなくなるのは自然の流れである、

かといって社会と関わりがあるからと言って孤独がなくあるわ

けではない、深い人間関係こそ孤独になる危険性をはらんでる、

嫌われたくない、好かれたい、誰かと繋がっていたい、ついつ

い相手に期待してしまう。

 

それでも群れの中にいると一人の時間が欲しい時がある、ひと

りになるとほっとするという経験は誰にもあるような気がする、

孤独は惨めなのではなく孤独は惨めだと思い込んでる自分、固

定観念に原因がある、友人がいない老後が不幸だというのは世

間の思い込み、ほとんんどの人は自分の考えで自分なりの老後

を、そして迷いながらもひとりで生きる覚悟を持って生きてい

ると思う。


78歳女性の後悔「調べる重要性、年金で痛感」

2025年04月01日 | 老後のお金

先日新聞の投稿記事で78歳女性の「調べる重要性、年金で痛

感」という記事に注目した、14年前ご主人が亡くなり遺族年

金の受給資格を得たので社会保険事務所に行って事情を話すと、

それまでの老齢年金と支給額は同じくらいと言われ変える必要

もないと思いそのままにした。

 

数年後、所得税や住民税がかかる老齢年金に比べ遺族年金は非

課税だと初めて知った、計算すると遺族年金にした方が給付額

が多かった、最初に遺族年金が非課税だと教えて欲しかったし、

大事な年金について自分が調べるべきだったことを後悔してる

という内容だった。

 

きっとこの女性は働いてた時期があり、老齢基礎年金と老齢厚

生年金の受給資格があったと思われる、ご主人が亡くなった場

合、ご主人の老齢厚生年金の3/4が遺族厚生年金として受給で

きるが奥様の老齢厚生年金かどちらかを選択できる、仮に遺族

厚生年金、奥様の老齢厚生年金ともに8万5千円だったとしよ

う、老齢基礎年金(満額6万5千円)と合わせると月額15万

円、遺族厚生年金は非課税なのでこのケースだと所得税、住民

税も取られない。

 

しかし遺族年金を選択しないとこのケースだと所得税(1万1

千円)住民税(3万2千円)合計で年間4万3千円徴収される

ことになる、14年間だと約60万、これからも生きてる限り

続いていく、今後の生活を考えると大きい損失である、それだ

けに新聞に投稿する後悔と怒りの気持ちが痛いほど伝わってく

る内容だった。


70代は危険な期間!?

2025年03月31日 | 老後の生き方

認知症や要介護になる人の割合は70代になると60代の5倍

をこえる、だから健康寿命を延ばすためには、できることを減

らさない、今できていることをやらなくなるのは老化防止の観

点から非常に危険である、これは精神科医で多くの著書を出し

ている和田秀樹氏の言葉である。

 

元気な80代を迎えるには外に出ること、できることを減らせ

ない、料理をしている人は辞めずに続けること、その意味では

運転免許は返納すべきではないとうのが和田氏の持論である、

運転免許を返納すると6年後の要介護率は2.2倍になるとい

う。

 

平均寿命と健康寿命の差は男性が9年(平均寿命81歳、健康

寿命72歳)女性が12年(平均寿命87歳、健康寿命75歳)

病気や認知症などで誰かに介護されたり、場合によっては寝た

きりになったりして生きる平均期間である、この平均寿命と健

康寿命の差を考えると確かに70代は危険な期間といえるかも

しれない。

 

 


60代女性の悩みは「両隣に住む不快な女性たち」

2025年03月30日 | 老後の生き方

60代女性の悩みは両隣に住む同年代の女性たち、今の家に住

んで約30年、二人は私より後に転居してきました、一人はラ

イバル意識が強く意地悪で仲間外れにされるなど嫌な思いをし

てきました、もう一人は近所つきあいをしない人、ゴミ出しル

ールを守らず注意しても聞く耳を持たない、転居か我慢か悩ん

でますという投稿者の相談内容だった。

 

それについて回答者は住む家を選ぶことができますが近所に住

む人を選ぶことはできません、どうしても嫌なときは引っ越す

自由がありますが、そこにあなたと気の合う隣人がいるかどう

かは全くの賭けです、とかく賭けは外れる確率のほうが大きい

ものです、あなたのようにパートに出たり実家へ行ったりして

ストレスを発散するほうがいいと思います、そして老後資産保

持のため損得勘定を先行させましょう、感情より勘定ですとい

う内容だった。

 

確かに回答者のいうように気の合う隣人がいるかどうかは賭け

かもしれない、私が子供のころ住んでた地域で隣人同士が険悪

な関係になり、それぞれが我慢できず転居を考えた、そんな時、

分譲住宅の募集があり応募し抽選にあたって引っ越したら、運

命のいたずらなのかまた隣人同士になったという笑えない出来

事がありました、確かに近所つきあいは難しい、しかし経済的

に余裕がある人は引っ越しできるもしれないが、やはり回答者

がいうように感情より勘定を優先したほうが賢明のような気が

します。