団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

ひとりの時間も悪くはない

2024-07-27 05:34:50 | 老後の生き方

孤独という言葉はどうしてもマイナスのイメージがある、孤独だ

と寂しい、仲間外れ、疎外されてる等、だけど、ひとりの時間と

考えてみたらどうだろう、音楽を聴く、映画を観る、本を読む、

料理をするなどはひとりの時間だ、ひとりでいる時空が最も安ら

ぐことだってあるはずだ。

 

誰かと一緒にいなければ幸せになれないわけではない、ふだんは

ひとり、そうすると会いたい人と会う喜びが増すもの、ひとりで

あることが不幸なのではない、ひとりであることに耐えられない

ことが不幸のような気がする、老後は特にそう思う。

 

誰にも気兼ねなく、誰にも気をつかわず、ひとりの時間を楽しむ

この感覚を大切にしたい、そうするとひとりの時間も悪くはない

と思えるものだ。


老化とは失うことかもしれないが

2024-07-26 05:15:30 | 老後の生き方

人は誰でも齢を重ねると身体は確実に衰えてくる、実際病気に

なると自信を失い気持ちは内へ内へと向かっていく、あちこち

の具合が悪くなってきて、しかも一つが治らないうちに別のと

ころが悪くなるといった感じで心身の衰えがいやがおうでも進

行する。

 

老いて病気になったら、そう簡単には治らないことが多い、だ

から、痛みに苦しんだ時は治ることより痛みを伴わないで死ぬ

ときまで続いてくれたらありがたいと思うことがある、それで

も現実の世界で重病で苦しんで痛みに耐えてる人、がんで闘病

生活を送ってる友人を見舞ったとき等、自分の病気など大した

ことないんだと実感するものである。

 

老化とは失うことかもしれない、知能も体力もおちることは間

違いない、それでも今の体力で生きることに集中すればいい、

失望することはないと自分に言い聞かせている。


66歳女性の投稿記事にほっこり

2024-07-25 05:22:13 | 老後の生き方

先日新聞の投稿記事66歳女性の「父と弁当持参の通院」に注

目した、88歳の父親が病気治療のため市立病院に通院、3ヵ

月に1回送迎し、一緒に昼食を食べるエピソードが書かれてい

た。

 

毎回午前中検査を正午ごろに終えると午後の診察までの時間、

病院の駐車場に止めた車の中で持参した弁当を食べる、父の好

物の鶏のから揚げ、卵焼き、きんぴらごぼうに柿、一口食べる

たびに「うまいなあ、最高だな」と言ってくれ満足感が伝わっ

てくる。

 

うまいという言葉は父との距離を縮めてくれる、この1年弁当

持参の病院通いは父と接する貴重な時間で年老いていく父を守

っていきたい、そんな娘さんの優しい気持ちと親子で弁当を食

べてる光景が目に浮かび、なぜか朝からほっこりする気持ちに

なった。


老後の夫婦の過ごし方

2024-07-24 05:26:32 | 老後の生き方

定年退職後は夫婦の共有する時間は多くなる、当然夫婦の役割を

分かち合う必要が出てくる、そうしないと同居人の機嫌のよしあ

しによって自分の機嫌も幸福度も左右される。

 

だから夫婦間で相手を褒めたり感謝の言葉を言うのはお互い快適

に過ごしたい気持ちがあるからだと思う、互いの行動に干渉せず、

束縛せず、価値観を強要せず、相手の存在をともに生活する伴侶

と認めることが大切。

 

そして根底には支えあい、買い物、外食、料理、洗濯、掃除等担

当制をとることで夫婦円満の生活を送ることができるかもしれな

い、どちらが先に逝くかはわからないだけに、お互い支えながら

役割を分かち合い楽しい生活を目指したいというのが現在の心境

である。

 


人と会わなくなったけれど

2024-07-23 05:17:18 | 老後の生き方

母が亡くなってから人と会うことが激減した、母が生きてた

ろは月2回新幹線で実家に行き、掃除、買物、夕食の準備、病

院への付き添いを7年間続けた、その後認知症になり高齢者施

設に入居してからも実家への訪問と施設の訪問をさらに2年間

続けた、晩年は大腸がんに罹患、4年前コロナ禍の中95歳で

亡くなった。

 

病院の医師、看護師、近所の人達、施設のスタッフ、葬儀社、

さらに実家の処分では不動産業者、解体業者、市役所、法務

局、税務署など事務的とはいえ会って話さなきゃならない人

がそれなりに多かったが今は激減してしまった。

 

かといって誰かと会いたいという気持ちもない、若い頃は自

の気持ちを、自分のつらさを、自分のやりたいことをわか

ってもらいたい、だから会って話したいと思ったものだが今

はそんな気持ちはない、感性が鈍ったのかもしれない、それ

でも年老いてしがらみから解放され、なぜか生きやすくな

たと思っている。

 

 

 


ありのままの自分を生きたほうがいい

2024-07-22 05:27:55 | 老後の生き方

はたからみて幸せそうにみえても悩みや苦しみのない人なんて

いないはず、満ち足りているように見えても人は必ず心の片隅

に苦しみを抱えているものだ。

 

人はなぜ苦しむのかというと自分で思いどうりにならないこと

が多いからだ、例えば身近にいる他人と比べる、相手が自分よ

り裕福で子供も優秀で幸せそう、それに比べ自分は不幸だと思

いこんでしまう、しかし本当のところはわからない、幸せそう

に見えても人に言えない悩みや苦しみを抱えてるかもしれない。

 

そういう時は他人と比べるのをやめたほうがいい、やめると人

生らくになる、実際自分だけに都合のいい人生などありえない、

だから苦しくて当然、悪くて当たり前と思ったほうがいい、そ

して人は人、自分は自分、ありのままの自分を生きた方がいい

と思っている。


シニア一人暮らし月5万円の年金生活とは

2024-07-21 05:30:51 | 年金生活

「71歳年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」

という本が10万部という売れゆきで話題になっている、しか

しシニアの一人暮らしの男性女性でも月5万円で暮らすことは

可能だろうか?この本を読んで感じたことは、そう簡単でない

ことがわかる。

 

マンション住まいであれば管理費(大規模修繕費含)で3万円

前後、さらに固定資産税が高い、住宅ローンの残債がある人、

賃貸住宅に住んでる人、車を所有してる人、外食のウエイトが

高い人、そして持病があり医療費の負担が多い人などは月5万

円の生活はまず無理だろう。

 

 

そうすると持ち家で一軒家、固定資産税の負担が少ない、食費

が1万円以内で外食はしない、水道光熱費も1万円以内、持病

がなく医者いらず、薬いらずの健康体、間食しない、交際費な

し車なしという条件であれば5万円というのが可能だろうけど

正直厳しいのが現実である。


なんでもない一言が薬にも毒にもなる

2024-07-20 05:22:01 | 生き方

言葉というのは強いツールであり、だからこそ慎重に取り扱う

必要がある、命を救う薬にも命を奪う毒にもなることがある、

「暮らしの手帳」の元編集長松浦弥太郎氏は当時著書で、言葉

の難しさについて次のようなエピソードを語っている。

 

知人がひどく落ち込んでたので事情を尋ねた、すると父親が癌

で危篤だという「もうだめなんです」とつぶやく彼をなんとか

励ましたくて言った言葉が「親の死というのは誰もが通る道じ

ゃないか、だから頑張ってね」しかしこの誰もが通る道という

言葉が彼の心を刺した、父の死をよくあることだとかたずけら

れたと感じて追い打ちをかけるように落ち込んでしまった。

 

後日再会したときに謝罪して思いやりのなさを悔やんだ、誤解

は解けたものの、なんでもない一言が、どうやっても消せない

傷を心に残してしまうことを痛感したという、実際親しければ

親しいほど思い当たることがあるのではと思う、一度言ってし

まった言葉は取り返しがつかない、だから言葉を発する前に立

ち止まる必要があるのかもしれない。

 


死ねない老人とは

2024-07-19 05:22:18 | 老後の生き方

複数の病気を抱えてる人や介護を受けている人、経済的に不安

を抱えてる人、社会的に孤立している人、また本人の意向に反

して生かされている高齢者も多い現実、杉浦敏之氏の著書「死

ねない老人」の一節である。

 

高齢者の自殺は年間1万人近い、自殺の原因は1位が健康問題、

2位がお金の問題である、健康を害し悲観して自殺を図る人が

いかに多いか、皮肉なことに救命医療が発達してピンピンコロ

リといった死に方はもはや望めない、本来命が救われたなら無

条件に喜ぶべきだが思うように体を動かせず、介護をしてもら

わないと生きて行けない惨めさ。

 

その後の人生どうやって希望をもてばいいのかわからないとい

うのが偽らざる心境かもしれない、生きていたくないが死ぬこ

ともできない高齢者、長寿を素直に喜べない高齢者が増えてい

ることは事実である。


シニア男性が後悔してることは

2024-07-18 05:26:12 | 老後の生き方

50代以上の読者が語る人生の後悔、プレジデントオンライン

会員約600人にアンケートを実施した結果、人生でもっとも

無駄だったと思うことの中でベスト3を見ると出世競争(30

%)、受験戦争(19%)、結婚(16%)という回答だった、

そんなシニア男性の声を集めてみた。

 

■卑法な上司の下に配属されてしまったのが運の尽き、その後

転職したがいまだに当時の事は無駄だったと思っている

 

■出世にあたり実績よりも飲み会の参加率を重視する社風だっ

 

■大学受験だけのための努力は無駄だった、受験する本質的な

理由がわからないまま機械的な努力を続けた結果、当時学んだ

内容が大人になったらすっぽり抜けていることに今さら気づい

 

■結婚は相手を見る目がなかった、一緒にすごした時間を考え

ただけで腹が立つので思い出はすべて無駄だった

 

■配偶者の借金を肩代わりしてあげた、そのうえ赤字企業だっ

た配偶者の親の会社も私財で援助するなどしてきたのに結局

離婚した。

 

エピソードの年齢が明記されてないが、やはり仕事に費やす時

間が多いだけに出世に絡む人間関係のエピソードが多い、そし

て受験競争では人生で使える知識にならなかった後悔、最後の

結婚については600人中100人ほどが無駄だったと回答し

てることは意外だった。