団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

死んだあとのことは誰にもわからない

2024年10月12日 | 老後の生き方

人間は必ず死ぬ、生きてる限りすべての人は必ず死ぬ、それは今日

かもしれないし、明日かもしれない、病気や災害、死は常に思いが

けない形で襲いかかってくる、それは老若男女関係ない。

 

死ぬときはどんな人だって孤独だ、そこには貧富の差も社会的地位

もない、ひとりで生きて、ひとりで苦しみ、ひとりで死ぬ、そして

骨になりそれきっりになるがその人の記憶は遺族や友人の中で生き

ている。

 

死んだ後も人生は続く、死後の世界もあるという説、死んだら無に

なる、肉体がなくなればなにかもおしまいという説、いずれも生き

ている人たちが言ってることで死んだあとのことは誰にもわからな

い、私はそう思っている。


私にとって心のよりどころは

2024年10月11日 | 老後の生き方

他人から全く理解されなくても自分ひとりで熱中できてひとり

で楽しむことができるものを持ってることは心強い、いわゆる

自分だけの世界、自分だけの価値観を持っことは安心感につな

がる。

 

私が若い頃はいつでも本や音楽が身辺にあった、私に影響を与

えた本や音楽、それが出発点だった、いまだに自分にとって心

のよりどころである、ささやかな自分だけの世界、半世紀たっ

ても変わらない宝物である。

 

読みたくなる本と聴きたくなる曲があるだけで日々の景色が大

きく変わるものである、自分だけの世界を持てたときの安心感

があってはじめて自分を取り戻し、人間らしくなれると信じて

いる。


夫が亡くなり一人暮らしで困ったことは?

2024年10月10日 | 老後の生き方

現在65歳以上の女性の一人暮らしは約400万人いると言わ

れてる、実際夫を亡くし一人暮らしになり困ったこと、戸惑う

ことは何だろうか? 力仕事、近所親戚付き合い、病気のとき

や防犯面などが挙げられる、そんな一人暮らしの高齢女性の声

を集めてみた。

 

■膝を痛めているので重い荷物を持てない、ガーデニングが大

好きだけど大きな鉢を動かせない(70歳)

 

■高い所の掃除や蛍光灯の交換には困ります、踏み台にのって

作業して落ちて骨折した知人がいるのでお金を払って業者に

頼んでます(69歳)

 

■主人が亡くなってから実家の財産のことでもめ事が起きま

した、私は言えないタイプなので男の人がいないのは困りま

した(65歳)

 

■町内の行事や法事など私しかいないので何でも行かねばな

らず忙しいです(68歳)

 

■小さな物音にも敏感になってしまい家に居るのが怖かった

ので、なるべく友人や知人を訪ねたりお稽古事に出歩いてい

ました(71歳)

 

■熱が出て寝込んだときに辛く病院に行くことも薬を買いに

行くことも出来ず困りました(75歳)

 

■なぜか寝つくのに時間がかかるようになりました、夫から

精神面での安心感をもらってたように思います(70歳)

 


ひとりでいることが不幸なのではない

2024年10月09日 | 生き方

友だちはいたほうがいい、それでも心理的負担になるような友

だちなら、いないほうがいい、今は友だちがいなくても生きて

いける時代、ネットがあるし、それなりにどこでも誰ともコミ

ュニケーションをとることができる。

 

私たちは小さい頃から群れることはいいこと、ひとりでいるこ

とは駄目と教えられてきた、だから家の中にばかりいると、外

に行ってみんなと一緒に遊びなさい、仲間外れにされないよう

にしなさい、協調性が大切だよと言われてきたし、私自身自分

の子供に対してもそんな教育をしてきた。

 

しかしそんなみんな仲良くなんて、たやすいことでないと大人

になると誰もがわかってくるものだ、それでも群れることが好

きで仲間が欲しい、徒党を組むことが楽しいという人もいるし、

ひとりの時空が最もやすらぐという人だっている、人それぞれ

である。

 

だからどちらがいいなんていうことはない、群れることが幸福、

ひとりでいることが不幸なのではない、不幸なのはひとりでい

ることに耐えられないことだと、この齢になって、やっとわか

ったような気がする。

 


老いていく自分を見つめながら

2024年10月08日 | 老後の生き方

人は誰でも年齢を重ねるごとに身体は確実に衰えていく、どうし

てもあちこちの具合が悪くなってくる、しかもひとつが治らない

うちに別のところが悪くなるといった感じで心身の衰えはいやで

も進行してくる。

 

老いて病が来る場合、もう完治することよりも痛みを伴わないま

ま死まで続けば、それは自分にとってありがたいと思うことがあ

ると言った闘病者の声に共感することがある。

 

実際経験のモノサシが役に立たない、それが老いるということ、

他人の老後は参考にならない、誰もが自分の老いに対してはアマ

チュア、だからほとんどの人は迷いながらも自分の考えで自分な

りの老後を生きてるはずである。

 

楽しく生きるためには健康でありたい、誰もがそう願っている、

私自身老いていく自分を見つめながら、一日一つでも愉快だと

思えることがあればそれでよしとそんな思いで生きている。

 

 


70代夫婦年金生活での介護とお金の問題

2024年10月07日 | 老後の生き方

雑誌プレジデントの特集「介護とお金の問題」で70代夫婦の

年金生活について掲載された、夫の年金25万円、妻の年金6

万円、合計31万円と年金生活者として最も恵まれた層といえ

る、定年退職後は悠々自適に暮らしていた。

 

しかし3年前にご主人が脳梗塞を患い、現在は要介護3に認定

されて在宅介護を受けている、持ち家のほか預金が2千万円あ

るが家計の支出は月33万円と2万円の赤字である、中味を見

ると公的介護の自己負担が2万7千円、通院時のタクシー代や

夜間のおむつの取り換え等ヘルパーを介護保険外で頼んでるた

め7万1千円と大きい、さらに食費が6万円と外食もあり多い。

 

こう見ると年金が十分、預金も2千万円と恵まれてるが脳梗塞

になり介護状態になったことで生活が一変、不足分は預金から

充当してるものの在宅介護ができなくなったら有料老人ホーム

の入居を考えないといけない、こう見ると絶対安泰ということ

はないのかもしれない。

 

 


亡き妻を思う86歳男性の記事に心を打たれる

2024年10月06日 | シニア男性

文芸春秋100周年記年号の中で五木寛之氏の心を打った「う

らやましい死に方」には404通の投稿があり10編が選ばれ

た、そのなかで私が注目したのは86歳男性が書かれた「長い

旅に出た妻」進行性すい臓がんを患い余命半年と言われた妻を

見送った思い出を語った内容である。

 

40日間の放射線治療、自宅と地元の病院での約5ヵ月間の闘

病生活、60キロあった体重が40キロまでおちるほど体は衰

弱していった、余命半年延命治療は拒否、そんな苦しい状況で

も家事経験のない夫に3ヵ月間料理や洗濯など特訓、妻は死に

向かうというよりどこか遠い所へ旅行する気分だった、その後

容体が急変、夫と3人の子どもの前で力尽き静かに息を引取っ

た。

 

それから病院の枕元の机の引き出しを整理してたら弱弱しい文

字で書かれた便箋が見つかった「お父さん、今までいろいろと

ありがとう、いつ亡くなっても思い残すことはありません、今

度生まれかわってもまたお父さんと結婚したいです、いつまで

も元気でいて下さいね」年甲斐もなく便箋にぽたぽたと落ちる

涙を抑えることができなかったという男性、情愛あふれる内容

は、まさに心打たれるものがあった。


理屈ではない好き嫌いの感情

2024年10月05日 | 人間関係

好きな人、嫌いな人というのは第一印象はあまりあてにならな

い、生理的に嫌いというのもあるけれど人間の考え方や性格と

いうのは実際に話してみないとわからないものだ。

 

好きな人、嫌いな人との判定はなかなか難しい、ある視点から

えば嫌いだけど違う視点から見ると好きだとそういう面を人

は必ず持っている、一方で同じ行動をしても好きな人であれ

許せる、嫌いな人は許せない、極端な話が一度嫌われると本

はいくら努力しても好かれるということがないということが

る。

 

誰もが嫌われるよりは好かれたい、それは老若男女変わらない、

それが人の世の原理である、それでも誰にも嫌われない人など

一人もいないはず、全員に好かれようとしなければ気が楽なは

ずだ、実際人間にとって好き嫌いの感情は理屈ではないと私は

思っている。


医師の余命宣告と寿命について

2024年10月04日 | 老後の生き方

私の母は晩年、認知症そして末期の大腸がんだった、延命治療

はしないで緩和治療で1ヵ月が経過したとき医師から言われた

言葉を今だに鮮明に覚えてる「痛みもとれ治療もしてないので

退院して欲しい、元気だし、あと1年は大丈夫」かしそれか

ら1週間後に母は亡くなった。

 

「人はどう死ぬのか」の著者である久坂部医師は医師の余命宣

告は家族に短くいう、仮に余命半年といって4ヵ月で亡くなる

と、遺族は半年と言われたのにと嘆いたり怒ったりする、だ

らあえて余命3ヵ月ですという、そうすると半年で亡くなる

よく張った、先生のおかげですと感謝してもらえるというが、

れは残された家族のとらえ方で私には共感できない

 

データはあくまで参考で、それよりも早く亡くなる人もあれば

長く生き延びる人もいるということだ、私の母のように医師に

余命を宣告されたから寿命がのびるわけではないことを実感し

た。


87歳の姑を罵倒する夫に不快感

2024年10月03日 | 嫁と姑

嫁いで25年、賢く優しい87歳の姑が3年前認知症になった、

5分前の事も忘れてしまうほど認知症は進んだ、そんな姑を息

子である夫は感情的になり汚い言葉で罵る日々が続いてるとい

う52歳主婦の新聞の投稿記事に注目した。

 

冷静で落ち着いて優しくて思いやりのある夫だと信じて疑わな

かったが夫の本性を見たような気がする、命令口調で怒鳴られ

る姑が気の毒で堪らない気持ちが文面から伝わってくる内容だ

った。

 

この投稿記事を読んで今は亡き母のことを思い出した、6年前

認知症になり高齢者施設の入居を拒んだ時の状況と重なるもの

があった、まさに親子のバトルだった、情けない自分と闘って

いた母、お互い冷静になれなかった、それほど認知症は怖い、

だから投稿者の気持ちも、母親の気持ちも、そして投稿者の夫

の気持ちも理解できる。