老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ハスの花が見頃

2020年06月30日 20時53分29秒 | 散歩中に見かけた風景
 今日で今年も半分終了!。
新型コロナに掻きまわされた半年でしたが、まだまだ拡大中で、予断を許しませんね。

 今日は朝から生憎の雨続きで外出も出来ませんでしたが、昨日久しぶりに藤田邸跡公園に足を延ばしました。

 同公園の横にある池ではハスが見頃で、沢山の人がカメラを構えておられましたし、公園内や近くで見かけたこの時期の花などと一緒に紹介します。

 また、故障中の我が家のTVについては今日メーカーから専門家が来てくれましたが、集合住宅で我が家に引き込んである端子と、TVとを結ぶ線に不具合があったようで、これを取り換えてもらって無事に復旧。

 コロナウィルス関係で配布される10万円が(勿論ながら、大阪はまだ手元に届いていません)、パーになるのかと心配していましたが、6千円程度で済みホッとしました。(まさ)

ハス池

同上

ピンクのハス

ピンクと白

ピンクの開花寸前

開花した白

白の蕾

モッコク(ツバキ科)の花

同上 アップ

モチノキ(モチノキ科)の実

セイヨウニンジンボク(クマツヅラ科)  

同上 アップ

ツユクサ(ツユクサ科)

フウランが咲きました

2020年06月29日 19時11分41秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 今朝、ベランダの植物たちに水遣りをしている時に、フウランが開花しているのに気付きました。
真っ白い小さな花のと、少し高いところに吊っているので気付くのが遅れたようです。

 これは四万十の友人が、流木を加工した吊りバチに植え付けて送ってくれた大事なもので、昨年は沢山の花を付けてくれたので、今年はダメかなあと思っていたのですが、今年も可憐な花を目にすることができました。

 また、この時期のベランダではジャカランダがまだ何とか見応えのある花を付けてくれています。(まさ)


フウラン

同上

花のアップ




ジャカランダ


「長いお別れ」(Long Goodbye) 

2020年06月28日 19時24分05秒 | ツレアイのこと
 この前に書き込んだ、ツレアイのトイレットペーパー持ち出しは一向に改まる気配はありませんが、ケアマネさんや知人の何人かからこの癖は認知症を発症した女性に多く見られる事例であることとを聞いて納得すると共に、この件に関するツレアイへの否定的発言も減らすようにしました。

 一方の、「帰りますので・・・」と称する、荷物づくりについては、タンスに鍵を付けることで一段落。
最初は、“こんなことまでせにゃならんのか?”と自己嫌悪もありましたが、案ずるより産むがやすし・・・。
いざ、鍵を取り付けると、ツレアイはタンスの引き出しを開けることを諦めたのか、、荷造りも「帰りますので・・・」という口癖も全くなくなり、今ではタンスに鍵がかっていることにも気付かないような素振りです。(因みに、タンスのカギは引き出しの取っ手に鎖を通して簡単なカギを取り付ける方法を採りました)

 また、今月の8日から始めた週2回のデイケアーについては、気持ちよく通っていることもあり、私の方も随分と余裕が出来て、気持ちよく家事に専念しています。


 昨日は夕方からTVが映らなくなり、電子機器に弱い私がいくら汗を流しながら挑戦しても結果はだめでした。 しかし、幸いにもビデオは見ることができたので、昨夜は以前から観てみたいと思って録画しておいた映画「長いお別れ」をゆっくりと鑑賞しました。

 この映画は、監督が中野量太で、原作は中島京子さん。
中島京子さん自身が、2004年にアルツハイマー型の認知症と診断され2013年に亡くなった父を見送った経験がもとになっているらしいのです。

 認知能力を低下させて、記憶を失っていく夫であり父でもある山崎勉を、あたたかい眼差しで見守っていく妻(松原智恵子)、次女(蒼井優)、そして夫の仕事の関係で遠く離れた米国に住む長女(竹内結子)の優しさをユーモアたっぷりに描かれた作品です。


 映画の題名である「長いお別れ」については、この映画の最後の部分で、“少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行く”という意味で、アルツハイマー型認知症のことを、アメリカでは「Long Goodbye(長いお別れ)」とも表現されることを知りました。


 悪人が一人も出てこないほのぼのとした映画で、アルツハイマー型認知症を理解する上でも非常に役立ちましたが、自分が正にこの「長いお別れ」に向き合っている最中の当事者だと思うと、少し複雑な気持ちです。

 確かに現時点では有効な治療薬もなく結果としてはLong Goodbyeになるのでしょうが、当事者としてはもう少し寄り添うという気持ちと本人への敬意が感じられるような表現があれば・・・と思います。


 尚、我が家のTVに関しては、今朝一番にメーカーのサービス部門と連絡が付き、30日(火)に来てくれることになりましたが、今日/明日はTVのない日となりますので、ビデオの在庫分や、パソコンで音楽などを楽しむつもりです。(まさ)

梅雨時期の「咲くやこの花館」 

2020年06月27日 21時06分02秒 | 旅行/色々な風景
 一昨日に、降雨の合間をぬって鶴見緑地花博公園内の「咲くやこの花館」に出掛けました。
毎年、この時期に咲くジャカランダを見るのが主目的。

 生憎とお目当てのジャカランダの花数は例年より少なかったのですが、この時期に館内に入ることは少ないので、初めての植物にもお目にかかったり、ノンビリと植物と触れ合えました。

 我が家からは自転車で40分程掛かりますが、ここも大阪市の管轄で高齢者は無料。
まだ館内の人も少なく、運動がてら絶好の施設です。(まさ)


クリナム・アメリカナム。 ヒガンバナの仲間です。

カミガヤツリの花 

スイレン

同上

サトイモ科植物の花

同上

コチョウランの仲間

イワタバコ科の植物

ヘリコニア・フミレス。 ザリガニの鋏という意味のようです

同上 花のアップ

トーチ・ジンジャー

ジャカランダ。 花は期待したよりも少なくて残念

レイシ(ライチ)

アセロラ(キントラノオ科)

レンブ(フトモモ科)

クラウンフラワー(ガガイモ科)

モンパノキ(ムラサキ科)

アリストロキア・ギガンテア(ウマノスズクサ科)

同上。花のように見えたのはガクで裏側はこのようになっています

ご存じのプルメリア

ペトレア(クマツヅラ科)4月に宮崎で見た花です

アガヴェ・サルミアナ・フォロックス(リュウゼツラン科)
この花の開花は極めて珍しい様です

キンチャチ

ヤマアジサイ

同上

ややこしい日本語 その⑩  ~オノマトペ~ 

2020年06月26日 19時33分49秒 | 面白い言葉や語源など
 オノマトペという言葉を聞かれたことと思いますが、擬音語や擬態語のことです。

 擬音語とは、物や生き物が発する音や声を、文字にした言葉のことです。
たとえば、生き物の鳴き声を「ワンワン」「モー」「コケッコッコー」などと文字にしたもの。
そして、雨の音を「ザーザー」「シトシト」などと文字にして表現したものです
電子レンジを使うときに「チンする」というのも、これに含まれるでしょう。

 一方、擬態語とは心で思っていることや状態など、実際は音のしないことを、文字にした言葉のことです。
たとえば、心で思っている「ニヤニヤ」「ワクワク」。
星が輝くことを表す「キラキラ」。そして、なめらかなことを表現する「スベスベ」などです
「バタバタ」は忙しさを現す言葉ですし、はやりの「モフモフ」はふわふわした状態です。

 オノマトペの語源
この言葉の語源は、古代ギリシャ語の「オノマトポイーア」という言葉らしいです。アルファベットで書くと「onomatopoiia」となります。
onomatopoiiaとは、名前を意味する「onoma」と作ることを意味する「poiein」が合わさってできた言葉で、“言葉を作る”という意味のようです。

 日本語は、世界の中でもオノマトペの多い国です。
というのも、欧米ではうるさいと感じる、秋の虫の声や、自然の音を、日本人は情緒ある音として感じることができるますし、心の状態や自然の状態などを、いろんな種類の言葉として表現します。

 例えば、「笑う」ということひとつとっても、そのオノマトペは20種類以上あります。
いかに日本がオノマトペの多い国であるかの一例です。
(Jlogosによると、「笑う・笑い」の擬音語・擬態語として、下記が挙げられていますので紹介します。)

あはは・ははは       [大きく口を開けて] 
わはは・わっはっは      [大きな声で]
からから          [さわやかに声高(こわだか)に]
はっはっ            [何の屈託もないようすで]
ほっほっ・ほほ・ほほほ     [そっと物静かに]
うふふ・うふっ       [押さえていたものがそっと出てしまう]
ぷっ             [思わず吹き出して]
ふっふっ          [軽く息を吹くように]
おほほ           [女性が口をすぼめて軽く]
かんらかんら        [豪傑のように大きく、高く]
きゃっきゃっ         [女性や子どもがふざけたり、おどけたりして]
えへへ           [媚(こ)びるような、つくった]
ひひひ・いひひ        [卑屈になって]
ふふん           [相手を侮って]
(まさ)へっへっへっ      [照れ隠しに]
げらげら・げたげた     [大声でいつまでも] 
どっと           [大勢の人が一斉に声を出して]
けらけら          [周りを気にせず、甲高い軽い調子で]
にこり・にっこり・にこにこ   [うれしそうに]
ころころ          [おかしくて笑い転げる]
にっと・にやり        [声を立てずに歯を見せて]
にやっと          [一瞬ものあり気に]
にたにた・にやにや     [うす気味悪く]
えへらえへら        [しまりがなく]
けたけた          [軽薄に]
へらへら          [だらしなく、むやみに]
くすくす・くっくっ・くくく  [声をひそめて]
ふふふ           [含み笑いをする]
にんまり           [思い通りになって気味の悪い笑い顔をする]

 大阪人、特に大阪のオバちゃんは、このオノマトペを最も得意とする人種です。
大阪でオバちゃんに道を聞くと、大抵の返事は、「真っすぐにド~ンと行って、2つ3つ先の角を左にシュッと曲がって、ドンつきを右にトコトコ歩けばいけるんちゃう?」というような返事ですが、その後に「よう知らんけど…」が付くのです。

 要するに聞かれたからには、何らかの返事をするのが礼儀と思っていて、オトマトぺたっぷりの返事をするのですが、実際は本人も知っていないことを付け加えるのです。
可愛いい、大阪のオバちゃんたちです・・・


 私の個人的な感想としては、オノマトペと聞いて一番先に思い出したのは、「オンボロロ オンボロボロロ―」です。
北原ミレイが歌った歌謡曲「石狩挽歌」(作詞:なかにし礼)の歌詞の一部で、ニシン漁が寂れた北海道の海辺の様子を表したオトマトぺですが、この言葉だけでうら寂しい海辺の様子が鮮やかに想像できました。(まさ)