老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

正月準備何とか間に合いました ~寄せ植え作品など~

2019年12月31日 20時19分34秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 明日はいよいよ令和初のお正月といっても、特に何てという事もないのですが、数日前から風邪気味で、熱はないのですが咳が止まらない状態が続いていて、ツレアイも同様です。
そのようなツレアイにアシストをして貰いながら、咳き込む老夫婦で何とか正月の準備が間に合いました。

◆食べものについては、生協にある程度頼んでいたので問題ないのですが、やはり歳のせいか正月と言えばお煮しめが欲しいと思い、大根/椎茸/里芋/コンニャク/高野豆腐だけは煮込みました。

 今年はツレアイが殆ど当てになりませんので主な労働者は私。
昔、祖母や母がしていたのを思い出し、先ず干し椎茸をぬるま湯でもどし、その汁を利用して、他の物を順番に煮付けて行きましたが、まあ上々の出来だったという事にしましょう。

 それに、大好きな田作りも、無事に完成。

 高齢者二人では食べきれないほどの量となってしまいましたが、暖冬の様ですし、果して無事に食べきれるか心配ですが、これで3日程は調理の必要がなくなりましたので一安心です。


◆それ以外の我が家の正月準備と言えば、毎年慣例の寄せ植え制作です。
数日前に材料は仕込んでおいたので、雨模様の昨日の午前中に仕上げました。

 我が家の寄せ植えは、いつも流木などに植えこみ用のくり抜きなどの加工をしたものに植えこんで、苔などをアレンジするのですが、今年は正月らしい縁起物の入った寄せ植えと、この時期に入手できたカラーリーフなどを使った色鮮やかな洋風の寄せ植えとなりました。


◆また、正月には毎年玄関や室内を正月らしい飾り付けで迎えるのがここ何年かの我が家の習慣になっていましたが、今年はツレアイが飾りものを何処に収納したか判りにくいようなので、玄関のドアー外と内だけの飾りつけとなりました。
このように、いろいろな慣例イベントが段々と質素になって行くのは年相応という事でしょうか。


◆先日姿を見せたメジロですが、ここの所連日来宅です。
まだ我が家で滞在時間は短いようですが、これでお正月は少し賑やかになるでしょう。(まさ)


<寄せ植え作品>

狭いベランダで上下の2段構え。上が正月用の寄せ植え、下が手前勝手な寄せ植え

正月用の寄せ植え
(使用材料)上左:ベルネッチア(ツツジ科、別名:真珠の木)、上右:プリムラ・マラコイデス(サクラソウ科)
中左:ヤブコウジ(ヤブコウジ科)、中右:ミニハボタン紅白(アブラナ科)、下:フクジュソウ(キンポウゲ科)

同上 ベルネッチアと亀

同上 ハボタンと鶴

同上 ヤブコウジ
 
同上 フクジュソウ 間もなく開花しそうです


勝手な冬の寄せ植え
(使用材料)上左から時計回りに、ビータ・ブルガリス(ヒユ科、ビートの仲間です)、シクラメン(サクラソウ科)、ティカカズラ(キョウチクトウ科、別名:黄金カズラ)、斑入りアラビス(アブラナ科)、ガルーナ・ブルガリス(ツツジ科、英名:ヒース)

<正月の飾り>

玄関ドアーの正月飾り

玄関内の正月飾り

<メジロ>

籠のなかで寛いでいます

ミカンを乱暴に啄ばんでいるようです

その後のツレアイの様子   ~笑顔が救い~

2019年12月30日 20時11分43秒 | ツレアイのこと
 アルツハイマーの進行は、薬や適当な運動などに拠り、ある程度は進行を遅らせることはできるようなので、出来るだけツレアイをあちこちに連れ出して気分転換と共に体力保持のアシストを心がけています。

 おかげで、未だに体力はそれ程衰えていないようで、結構ハードな山道でも歩いてくれます。
先日、京街道歩きに挑戦した際も、大阪の高麗橋から滋賀県の大津までを、都合8回に分けて歩きましたが、心配していたツレアイも、途中の守口~光善寺間だけを除いて無事に歩いたことには驚きでした。

 やはり、例え記憶力が衰えているとはいえ、他の面全てが衰えているのではない事に改めて気付き、私も非常に嬉しかったです。

 しかし、記憶力の方は着実に弱っています。例えば
・数字が判らなくなり、今まで1人で出来ていた仏さんの食事の準備(我が家には仏壇は一つだけですが、ツレアイが長女のために亡くなった両親の写真を飾っているので、毎朝のお供えは両方にしています)の数が判らなくなりますので、最近では私が用意をしてツレアイがお供えする様に変更しました。

・これと関係するのかも判りませんが、食事の準備についても我が家は二人だけなのに三人分の食器を用意したりして驚かせてくれます。

・また、食器類の片付けや、衣類についても、場所が判りにくい場合がある様で、絶えずチェックしておかないと、とんでもない所に置いてあるという事があります。

・最近では、毎日の温度や天候に合せて服装を変える事が難しいようで、私はツレアイの衣服コーディネーターの仕事も担当するようになり、更に毎日の下着交換なども確認するのが日課になりました。

・今まではメモしておくとある程度は理解出来ていたので、家の中のあちこちにメモを張っていますが、最近ではメモを読むことが少なくなり、またそれを理解することが難しくなったようなので、より簡単なメモにして枚数も少し減らしました。


 というような状況で、自分でできることは明らかに少なくなっています。
つい先日に大阪市都島区の社会福祉事務所から担当者が来宅され、ツレアイの要介護度のチェックをしてくれましたが、結果は1年前と同様の「要介護1」でした。

 幾ら物忘れが酷くなり、周りのサポートが増えても、現在の基準では着替え/食事/入浴/歩行などの日常動作への介護度の多寡が重視されるようで、その点は少しは喜ぶべきかも知れませんし、時には分けの判らないことを言う事もあるものの、調子の良い時には笑顔が絶えないツレアイの様子を見ると、何故かホットします。

 但し、上述のように現在の我が家の環境では、私のサポート範囲が増える一方ですし、私自身も体のあちこちに劣化が目立ち始めており、万一私が倒れた場合はどうなるのかと不安になることが多くなりました。

 できれば私が可能な限りサポートしたという気持には変りはないのですが、万一に備えてそろそろある程度は公的サポートのお世話になることも考えておかねばと考える今日この頃です。
 来年は、これを最大の課題としましょう。(まさ)


こうなりゃ安倍さんにはトコトン政権を任せましょうか

2019年12月29日 20時00分12秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 ここの所、「桜を見る会」などで新たな大きなほころびが見え始めた安倍政権ですが、不思議なのはその支持率です。

 若干下がったとはいうものの、依然として高い支持率があるようですが、その理由は「他の人よりまし」というものと「株価に見られるように経済が安定している」という理由が多いようです。

◆「他の人よりまし」?
・安倍政権下になってから、内閣府の権限が異常に強化され、官僚の人事権を把握することで統制力を強化して、党内にも安倍政権に反対しにくい“安倍一強”というイメージを作り上げたという事があるでしょう。

・しかし、モリカケ問題や今回表面化した「桜を見る会」などに見られるように、お友達だけを大事にし、追及されそうになると、関係書類はかったものにするという対応が普遍化しました。

・しかも、この「自分を守るためには、政治指導者としての矜持などなくても良い」という態度は、他の閣僚や政治家そして官僚に迄波及して、この国はもはや民主国家とは呼べない様な状態になっています。
このような人が「他の人よりまし」と思うような人は、民主主義の基礎を理解しないだけでなく、与党内の人材不足を認識しておられるかでしょう。


 ◆「株価に見られるように経済は安定」?
・就任当時に鳴り物入りで宣伝したアベノミクスは完全に尻すぼみの状態で、最近では首相の口からも余り聞かなくなりましたが、株価はそこそこの水準を維持しているようで、これが資産を持つ人たちの人気になっているようです。

・株価変動の要因は複雑ですが、株価決定の最大の要因は企業業績とされ、売り手と買い手のバランスで決まるというのが一般的な常識でしょう。
殆どの企業の業績や先行きも余り良くないし、買いの材料となる国民の可処分所得も増えているとは思えないのに、なぜ株価が下がらないのでしょうか?

・アメリカの一見好調そうな経済指数に支えられている面もあるでしょうが、日本ならではの特異性があることを見逃すわけにはいかないでしょう。

★先ずは、安倍政権化になって顕在化した、公的年金の積立金の株式での運用容認があるでしょう。
諸外国では、このような年金積立金の株式運用はリスクがあり過ぎるとして禁止されている国が多いのですが、何と日本では積立金(17年度末で164兆円)の半分程度を株式で運用し、その内の半分(合計で約40兆円)が国内株式に投入されています。

★更に、日銀の日本株への投資が異常に増えています
現在日銀は上場投資信託(ETF)を年間約6兆円購入しています。
この結果、日銀の保有残高(時価ベース)は19年3月末時点で28兆円強となり、東証1部の時価総額の4.7%に相当します。
日銀が同じペースで買い続けると仮定すると、20年11月末には約40兆円に増えて、現在6%超を保有して我が国の最大の株主である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を上回る計算になるということです。(2019/4/16日経デジタル)

 このように、ある意味では禁じ手である、公的年金の積立金や中央銀行からの買い支えによって、現在の株価がかろうじて維持されている訳で、言わば需給を反映しない(経済原則に反した)株価なわけで、今後海外の要因などで株価が下がれば、年金や日銀は大打撃を受けることになり、日本経済は瓦解のリスクを負っています。

 これに、一向に改善される気配のない、国家経済の赤字垂れ流しによる国家負債の増大を考えれば、将来の見通しはますます暗くなるでしょう。


 政治家の倫理性や、国家予算の在り方と言い、国民が人口を増やすのにためらいを示した結果の人口減少といい、この国はもはや人々が魅力を感じる「先進国」ではなく, 『転落途上国』への道を突き進む以外にないのでしょう。

 私見ですが、それほど安倍政権の人気があるのなら、いっそのことこのままずっと政権を担って貰い、自分が採ってきた経済政策の結末を見届けて、責任をとって貰いたいと思います。
内輪だけで良い汁を吸って、経済を無茶苦茶にした挙句、後は任せたでは通らない所まで来ていると思います。(まさ)

2020年度の国家予算原案に思う

2019年12月28日 19時57分20秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 先日承認された2020年度の国家予算原案は、今年度の当予算案より約1兆8,000億円増加し、102兆6,580億円もの規模となり、2年連続で100兆円の大台を超えました。

 その大まかな構成は、下記の様になっています。(単位億円)

 <歳入の部>  1,026,580
税収   653,130 (内、所得税/法人税/消費税/その他(※1)
           195,290/120,650/217,190/102,000)
その他   65,888 (※2)
公債金  325,562 (内、赤字公債/建設公債、254,462/71,100)

(※1)
揮発油税/相続税/関税/印紙収入などです
(※2)
これには、外国為替資金特別会計の剰余金や、本来は借金の返済に充てられるべき18年度予算の使い残しも含まれています。

 <歳出の部>  1,026,580
基礎的財政支出  793,065
      (内、主なもの 社会保障/地方交付関係/公共事業/文教関係/防衛
              358,608/158,093/68,571/55,055/53,133)
国債費      233,515 (内、債務償還/利払 149,316/84,200


以上の予算案から言えることは、
◆まず、歳入の税収の面では、消費税が初めて最も比重が高くなり、主役となりました。
所得税や法人税などよりも多いのですから、我々年金依存者もこの国の経済を支える主役として、国政に関しても堂々と意見を言う資格があるという事が明らかになりました。

◆現政権には国の借金を減らす気持などサラサラ無く、逆に借金増加には無頓着の様です。
 即ち、歳入の赤字公債の新たな発行は254,462億円で、歳出の国債費は233,515億円なので、余り差が無いように見えますが国債費の中身をみると、利払いに84,200億円を要するので、元本返済に充てられるのは
149,316億円だけとなり、やはり当初予算案の段階でも国債残高は10兆円以上も増えることになります


 高齢者の増加に伴う、社会保障費の増加はある程度判りますが、この国の予算編成はこれらの増加分を他の経費の削減で調整するのではなく、更に消費税の増加分も財政の健全化には向けようともしない方針の様です。

 受験生への筋違いの対応依頼ではなく、国民の大事な金を預る立場としては「身の丈」に応じた予算編成をすべきではないのでしょうか?(まさ)

去るもの・来るもの

2019年12月27日 20時16分57秒 | 散歩中に見かけた風景
 いよいよ年末も押し迫り何かと気忙しいことと思いますが、この時期はもう紅葉も散ってしまっており、良く見ると終活真っ只中のものや、春に備えての準備をしているものなど色々です。

 近くで見かけたこの時期の樹木や草の様子をお知らせします。(まさ)


サンシュユ(ミズキ科)の真っ赤な実

センダン(センダン科)の実


コブシの蕾

同上

ナズナ(通称:ペンペン草)は早くも開花

ホトケノザ(シソ科)はもう集団で咲いています

同上の蕾