老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

一粒万倍(日) 

2022年01月29日 19時59分20秒 | その他

 つい先日新年を迎えたと思っていたのに、もう1月も残りわずか。
本当に早いなあと思いつつ、確定している2月の予定をカレンダーに書き込んでおかねばと思い、カレンダーを手にすると、2月の5・10・17・22日の4回が「一粒万倍日」となっているのに気づき「???」と思いながら念のため調べると1月にも4回の「一粒万倍日」がありました。

 余り縁起を担がない方なので、恥ずかしながら80歳にもなるというのに「一粒万倍日」なるものには全く知識なく、大阪人らしく“ひょっとしてグリコの日? そんなことはないやろ!”と思いながら調べました。

 WIKIPEDIAなどに拠ると、「一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味だそうです。
これにより、「一粒万倍日」は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされているようで、「本日は一粒万倍日」の掲示を出す宝くじ売り場もあるようです。

 また、逆に借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるため凶とされ、借りを作る、失言をする、他人を攻撃する、浪費などもトラブルが倍増するため避けるべき日とされているようです。

 因みにこのカレンダーは、四万十のみっちゃん/えっちゃんから送っていただいた高知県農協のカレンダーで、らしいなあと思いました。

 昨年度は同じく四万十のみっちゃん/えっちゃんから送っていただいた西土佐森林組合のカレンダーで土木・森林作業を避けた方が良い「つちの日」なるものがあることを知ったことと言い、都会人が農林業のことに如何に疎いかを改めて認識させられました。


 尚、私事ですが、明日から3日ほど旅行に出かけますのでブログは明日から水曜日までお休みさせていただきます。

 このオミクロン騒ぎの中で「何、旅行??」とお𠮟りや誹りを受けることは覚悟していますが、以前から白川郷/五箇山の雪景色と富山湾・金沢の冬景色を楽しみにしてプランを練り、列車や宿も手配していましたので、敢えて強行です。

 大阪にいるよりもコロナに関しての危険性は少なかろうというのと、この10日ほどは家の改修工事もあり人混みへの外出はしていないので大丈夫だろうとの自己弁護もあるかも知りませんが、危険地帯の大阪からの遠出ですので、十分に注意して行ってきます。(まさ)


高知県農協のカレンダー

2月の「一粒万倍日」は4回あります


仏前のお花も更新。 年末に妹宅から貰ってきたセンリョウもかなり痛んできましたが、すこし整理してもう少し頑張ってもらいましょう




キンカンジャム作り

2022年01月28日 19時24分21秒 | 食べ物

 昨日、久しぶりの外出ついでに少し遠くにある天満市場迄足を延ばしました。

 ヒョットシテあるのではと思っていたキンカンが目についたので購入。

 我が家では、この時期にキンカンジャムを作るのがもう10年以上続いており、今年はツレアイが不在なので随分と悩みましたが、“明日が面会日なので何とか頑張って作って、持って行ってやろう”ということで購入。

 このキンカンジャムは朝食時にヨーグルトと混ぜていただきますが、キンカンジャムの少し酸味がかった味はヨ-グルトとの相性が抜群で、春先の食卓には欠かせない一品になります。

 結構時間が掛るので、夕食後にジャム作りを開始。
煮こみが終ったものを一晩寝かせて、今朝からミキサーで仕上げ作業。
無事に終わり、試食の味も上々。

 沢山持って行ってやれないので、小量だけをヨーグルトと共に小さな容器に入れて持って行ってやりました。

 入口でドアを挟んでの面会なので、その場では食べられませんでしたが、嬉しそうな顔をしてくれたので昨日からの労働が報われました。

 ここ数年は私が中心になって作っていましたので、作業自体はは問題ありませんでしたが、ツレアイが担当していたヘタと種の除去作業は結構手間取りました。

 私がこのような仕事が出来るのには、今までも一緒に料理担当をしてきたことがありますが、更にツレアイが作っていたレシピ―ノートが大きな助けになります。
 ツレアイはマメな性格で色々な料理レシピ―を材料ごとに細かくノートに書き込んでくれていましたので、これを見ると何ら問題なく、例えツレアイが不在でも二人の共同作品と言えるでしょう。

 これからも、ツレアイのノートを参考にして、季節ごとの我が家の食生活は何とかキープしていきましょう。(まさ)


キンカン 全部で約1㎏ありました

半分に切って、ヘタと種の除去。 金串を使いましたがこれが一番の難作業でした。

水洗いした後、水切り

白ワイン/砂糖を入れて、弱火で1時間以上煮込む

冷めたものをミキサーで粗粉砕

出来上がり。 タッパーに入れて冷蔵庫に入れておくと結構日持ちします。

今日ツレアイに持参分

ツレアイの料理ノート 材料ごとに(肉・魚・野菜・その他)区分けされて4冊あります

キンカンジャムの項 この様にすべて手書きで細かく書いてくれています


久しぶりに近くをブラリ

2022年01月27日 19時04分37秒 | 散歩中に見かけた風景

 家の給排水管入れ替え工事が終わり、家の中も片付いたことで、本当に1週間ぶりにゆっくりと買い物や散歩に出掛けました。

 近くの花壇ではナノハナが開花しているのが見え、少し見ないうちに春の近づきを感じました。

 少し離れた所では、この寒い時期なのに露地植えの大きなブーゲンビレア(オシロイバナ科)に沢山の花が付いているのに驚きましたが、近くのマンションの植え込みの林床では早くもシャガ(アヤメ科)の花が咲いているにもビックリ。

 よく見ると、よく見かけるシャガ(外花被片表面にオレンジ色の斑と、とさか状の突起があり、それを取り囲むように青紫の斑が入っている)とは違って、真っ白なシャガでした。

 余談ながら、シャガは漢字では「射干」と書きます。

 しかし、原産地の中国ではシャガを「胡蝶花」と呼び、日本にもこの名前は移入されて、表記もされていたのですが、いつの頃からか胡蝶花ではなく、「シャガ」というあまりこの花の印象にふさわしくない不思議な名前に変わってしまったようです。

 これは葉が檜扇(ヒオウギ)に似ていることから、「ヒオウギ」の中国名「射干(ヤカン)」を日本語読みの「シャカン」と名づけられ、「シャガ」に変わったのではと言われています。


 淀川河川敷には相変わらず野鳥目当ての大きなカメラを手にした人達が沢山来ておられましたが、私が目当ての植物にはまだ目立つような変化もなく、早々に退散。

 但し、以前書き込んだ河川敷に自生している樹木の伐採撤去は進んでいるようで、一部作業が済んだ地域では以前とは全く違う景観になってしまっていて、野鳥の飛来が少なくなるでしょうし、また今後の植相変化も心配です。(まさ)

ナノハナ

同上


ブーゲンビレア

同上


シャガ

同上

同上 真っ白な花です

河川敷の樹木が伐採された処では、見通しが良くなり様子がすっかり変わりました


平常生活に戻りました

2022年01月26日 19時13分32秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)

 1週間ほど前から始まっていた、我が家というか集合住宅の給排水管の交換工事が昨日終了。

 私が住んでいる棟から開始ということで、全戸の工事が終わるにはまだまだ掛かりそうで、まだあちこちから騒音が響いていますが、兎に角我が家は一段落。

 昨日工事が終わったので、今日は朝から溜まっていた洗濯に取り掛かると共に、ベランダの植木の水遣りや室内の掃除など盛り沢山の家事。

 更に工事の支障にならない様に取り外していた、玄関や洗面所回りの室内飾りの復旧に追われました。

 ツレアイが一所懸命に手作りしたワイヤ―クラフト作品が所狭しと飾ってあったので、何とか元通りに復活させようと、撤去前に撮っておいた写真を基にしての作業でした。

 お陰で、夕方から何とか平常の生活に戻ることが出来、ヤレヤレです。(まさ)


玄関

同上

洗面所 洗面台と洗濯機置き場の間のパイプペースも綺麗に修復されています。


言葉の語源など その(83)  ~びびる~ 

2022年01月25日 19時39分16秒 | 面白い言葉や語源など

 「初舞台に立った時はそうとうビビった」などと使う「ビビる」。
気おくれする意味の俗語表現として広く使われている言葉です。近年になって生まれた若者言葉にも見えますが、実は、意外にも歴史があり、江戸時代の文献にも見られる言葉なのです。

 「びびる」で辞書を引くと、「はにかむ。恥ずかしがって小さくなる。また、気おくれして小さくちぢこまる。萎縮する」(出典:精選版日本国語大辞典)と出ています。現代では、後半の「気おくれして小さくちぢこまる」方の意味で通っている「びびる」ですが、恥ずかしがって小さくなる様子とは確かに近い印象を受けます。

 この言葉が出てくる文献としては、1680年の『続無名抄』に例を見ることができ、また、江戸時代後期の川柳集『柳多留』にも「あいさつに男のびびる娵(よめ)の礼」という句が見られます。お嫁さんのあいさつにはにかむ男の様子を表しているのでしょうか。

 他にも「びびる」は、「すねて素直でなくなる」、「ケチケチする」といった意味でも使われていました。京都では鐘の音が振動して響くことを「鐘の音がびびる」というそうですが、びびるには「音が振動する」という意味もあります。

 語源は諸説あるのですが、「びび」が大地の震動音や物の震動音を表すことから、そうした音に反応して尻込みする、という説や、「ビクビクする」を略した言葉ではないかといわれています。

 「ビビる」という言葉の歴史は思いがけず古いものでしたが、もし「ビクビクする」から「ビビる」が生まれたのであれば、その生まれ方は今の若者の造語の感覚に近く、それゆえに「ビビる」は現代の俗語として幅広く使われる言葉になっていったのかもしれません。(まさ)