老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ベトナムへの旅  南部① ~ホーチミン(サイゴン)郊外~

2019年03月31日 19時28分03秒 | 旅行/色々な風景
(サクラの花が開花したり、色々と春の話題が多く、ベトナム旅行の報告が途切れていたのですが、気が付くと早くも3月も終りかけており、取り急ぎベトナム旅行関係の残っている部分に戻ります)

 2月19日に、ホイアン観光を終えた後、ダナンから空路ホーチミン(旧、サイゴン)に向いました。
1975年のサイゴン陥落後、ホーチミン市と名前を変えましたが、私にはかってのサイゴンという呼び方がより親しめますし、現在でも“サイゴン”という呼び方は禁止されているのではなく、地元の人もこの呼び方をしていますので、以下サイゴンと呼ばせて頂きます。

 夕方に到着して夕食後にホテルに入り、翌日はサイゴン郊外を回り、翌々日にサイゴン市内を回るという行程でしたが、先ずは郊外の様子をお知らせします。

<メコン川中洲の島、タイソン島>
 世界第二位の長さを誇るメコン川は、ベトナム南部の河口付近でいくつもの流れに分かれてベトナムデルタとなり洲を形成していますが、その中のタイソン島に向いました。

 サイゴンから1時間以上掛けてミトという町に着き、ここからエンジン付きの舟で中洲の一つであるタイソン島に渡りました。
メコン川は予想以上に泥色をした川でしたが、目指すタイソン島までは10分程度で到着。

 様々な熱帯フルーツが栽培されている果樹園の間にある細い道を散策して行くと、養蜂場やココナッツの加工場、更にベトナム雑貨の販売店なども並んでいる所を通りすぎて乗船場へ。

 ここからは4人ほどしか乗れない小舟に乗り換えて、島の中を流れるクリークへのツアーです。
泥水のような色の川には生活排水も流れ込んでおり、少し興ざめですが、両側はヤシの木などが生い茂るジャングルのような感じの狭い水路を前後二人の漕ぎ手で進んでいきます。

 先方からは客を降ろした空船が戻ってきており、所々すれ違いが難しいような個所では渋滞となります。
やがて下船場所に到着し、先程のエンジン付きの船に乗り換えてミトへと引き返しました。


<クチの地下トンネル>
 メコン川クルーズを終えてからは、途中の綺麗なレストランで食事をした後でクチに向いました。
ここはサイゴンからわずか70km程ですが、ベトナム戦争当時は沢山の地下トンネルが張り巡らされ鉄の三角地帯と呼ばれていたベトコンの拠点でした。

 先ずは敷地内に設けられたヤシの葉葺きの小屋で、日本語に編集された記録映画を見た後、当時の様子が残された敷地内を見学しました。
トンネルの入口、色々な落とし穴、更に当時の武器などを見ましたが、僅か20m程とは言え当時のトンネルの体験もできます。
低くて狭いトンネルで、少し太めで体のなまっている私は数回も頭を天井にぶつけましたが、やはり相当に鍛えた体でなければこのトンネルを素早く動き回ることは出来なかったでしょう。

 この後サイゴンに戻りましたが、サイゴン市内の様子は明日纏めて報告します。(まさ)

<メコンデルタ クルーズ>

メコン川。茶色く濁った水です

この船で、タイソン島へ

タイソン島。 果樹園の間の道

黄色いココナッツの実

お土産物屋

このようなバッグの店も多いです

途中で見かけた花

このような狭い水路を小舟で進みます

4名が乗れば出発です

ジャングルムードの水路

同上

<レストラン>

エレファントフィッシュの唐揚げ

円く膨らんだ揚げモチ

ブーゲンビレア

プルメリア

<クチの地下トンネル>

事務所の建物

このようなヤシ葺きの小屋で記録映画を見ました

トンネルの出入り口

落し穴

地下トンネルの体験

雨の中を淡路へ

2019年03月30日 21時19分11秒 | その他
 以前書き込みましたが、淡路に住むツレアイの妹が、乳癌にかかり目下抗がん剤での治療中です。
現在は3週間に1度の薬で治療中の由ですが、この薬はかなりきつい様で、味覚もなくなり、食欲も感じなくなるようです。

 落ちついたら一緒に墓参をと言っていたのですが、なかなか外出するような気分にはならないようで、春の墓参が実現していませんでした。

 ツレアイも、自分の病気のこともさることながら、妹の病気が気になる様で、“一度会いたい”との繰り返しが多くなり、ついに他の用件もない今日、少し天気予報は怪しいものの淡路につれて行くことにしました。


 思い立ったのが朝食後だったので,慌てて色々と準備して出かけました。
丁度春休みのお花見時期とあってか、結構道路も混んでいる中を、何とかお昼ごろに淡路島に着くと共に雨が降り始めて、やがて直ぐに本格的な降雨と強風になりました。

 お花だけを買って、まずはお墓にお参り。
横殴りの雨の中で、持参の線香などは御供え出来ず、お花を供えるだけでしたが、気になっていた春の墓参を何とか終えることができてヤレヤレです。

 その後、義妹宅に立ち寄り、ツレアイと義妹の二人に話を任せて、私は高校野球のTVを見ながらついウトウト…
そして、大阪に帰りましたが、帰宅までずっと雨と仲良しでした。(まさ)

宍粟市の御形神社と朝来市の神子畑選鉱場跡

2019年03月29日 19時48分45秒 | 旅行/色々な風景
 お寺での閉眼供養を終えた後、この近くを余り知らない妹夫婦を案内がてら、直ぐ近くにある御形(みかた)神社に立ち寄りました。

 ここの拝殿は、室町時代後期大永7年(1527年)の建立で、建立年代が明らかな三間社流造りの檜皮葺の中世神社建築であり、宍粟市で唯一の国の重要文化財指定の建造物です。
また、当初は南東にある高峰山山頂に鎮座していたのが、宝亀三年(772年)に現社地に遷座したと言われる古い社です。

 境内には有名な正福寺サクラもあるのですが、これはまだ開花しておらず、もう一つ楽しみにしていた五色の椿も2色までしか確認できませんでしたが、駐車場近くでシキミ(シキミ科)の高木が沢山の花を付けていました。


 その後、R429で山を越えて朝来市に向いましたが、途中では水量が少ないものの立派な滝を見たりしながら、神子畑(みこはた)の選鉱場跡にも立ち寄りました。

 ここはいつ見ても圧倒されるような、非常に威容のある産業遺産で、もう少し有名になっても良いのではと思います。(更に詳しい事を知りたい方は、http://mikobata.com/how/ などを参照下さい)

 更に、この近くは製紙原料となるミツマタ(ジンチョウゲ科)の群生地が多く、既に満開状態で薄黄色い色で山全体が埋まるような感じでした。

 その後、神戸に帰る妹夫婦とは別行動で、中国道⇒第2名神⇒箕面トンネル経由で無事帰宅しました。(まさ)

<御形神社>

拝殿

大絵馬

シキミの木

同上花のアップ

<道中>

滝(名前は判りませんが、雪解け時期には綺麗な滝です)

同上

<神子畑選鉱場跡>

「日本遺産」(世界遺産ではありません)の認定通知

神子畑選鉱場跡の全体図

選鉱場跡。左には急勾配のインクラインもありました

選鉱の最終工程の巨大シックナー

有名な一円電車
(約6km離れた鉱山と、この選鉱場を結ぶ鉱石運搬車に連結された客車で、社員とその家族は1円ですが、その他の人は10円だったそうです)

トロッコの回転場所

猿すべりの巨木

直ぐ近くにある神子畑鋳鉄橋。(こんな大きな鋳鉄の橋があったようです)

同上

<ミツマタ>

ミツマタの群生

同上

少しだけ切らせて頂いて、我が家の仏前に飾りました

名前の通り、三つに枝分かれしています

花のアップ 黄色の鮮やかな花です

宍粟市へ ~お墓の閉眼供養/雛祭り~

2019年03月28日 20時19分58秒 | 旅行/色々な風景
 昨日は、父の出身地である兵庫県宍粟市の山奥へ行ってきました。

 高齢化に伴い車を手放すことにしましたが、そうなれば今まで年2回行っていたお墓参りが出来なくなるため、所謂「墓仕舞い」をすることになり、昨日はその閉眼供養という事で宍粟市三方町にある檀那寺の墓苑に出かけたのです。

 妹夫婦と山崎町のJA直営の農産物販売所で待ち合わせ、最後の墓参という事で沢山のお花を手当てして出かけ、先ずはお寺の本堂で供養していただいた後に、お墓に参りました。

 この日に来られない息子夫婦とは、3月上旬に一緒にお参りしたのですが、その時は冷たい雨で震えながらの墓参でしたが、昨日は打って変わってポカポカ陽気とでも呼べそうな好天気で、墓参には絶好の日和でしたが、さすがにこの山地ではサクラはまだ開花していませんでした。


 供養を終わり、このお寺が毎年この時期の展示されている雛飾りを拝見しました。
前の住職の奥さんがコツコツと集められたもので、その数の多さに驚きますが、単に雛飾りだけでなく、押絵雛・掛軸雛や色々な人形や子供の着物なども展示されており非常に楽しみです。

 毎年、少しずつ新しいコレクションも加わっており、今年は格式高い御殿雛や、チンを連れた女官の人形も増えていました。

 父親が生まれ育った三方のお墓を仕舞うとともに、まだ残っている土地にある大きなクリの木の実を拾ったり、この雛飾りの展示を見る事も、今後は難しいのかと思うと少し残念ですが、高齢化に伴う交通事故のリスクを減らし、身近な所で祖先を供養できる方法を優先することにしました。(まさ)


見納めになるかも知れないお寺(実際寺)の本堂

ご住職による墓前での閉眼供養


玄関を入ると目の前に雛飾りがあります

三つの部屋に溢れるばかりに飾られています

押絵雛

掛軸雛

昔の色々な人形も

子供の着物

新しく加わった立派な御殿雛

同上 チンを連れた女官

ベランダも春濃厚に

2019年03月27日 20時30分15秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 サクラが咲き始めると共に、ふと気付くと我が家のベランダもあちこちで、余り目立たないが我が家のベランダの影の主役のような花が開き始めており、春の気配が濃くなっていました。


 相変わらず、メジロは頻繁に訪れており、かなり慣れたのかミカンが置いてある籠の中だけでなく、庭木の枝や庭の飾りものの上でノンビリと寛ぐ様子が見えます。

 例年サクラが咲き始めると共に、ベランダへのメジロの訪問回数がぐんと減り、その内姿を見せなくなるので間もなく見納めとなります。
サクラは待ち遠しいものの、一面では寂しさも連れてきます。

 もう一つ残念なのは、例年なら年明けからベランダに姿を見せ、今頃は下手ながら一所懸命に鳴く練習をしているウグイスが、今年は全く姿を見せていないことです。
河川敷を散歩していると、木立ちの中で元気なウグイスの鳴き声が聞こえるだけに、昨年まで我が家のベランダに来ていたウグイスは、どこかで不幸に遭ってしまったのかと心配しています。(まさ)


クンシランの蕾が色付きました

ヒメノウゼンカズラが開花

同上 アップ

ツタガラクサはあちこちの鉢で可愛らしい花を開いています

同上 アップ

いつの間にか鉢の主役となったハコベも可愛らしい花なので、引き抜くことができません。


籠の内と外で

籠の中でノンビリと食事中

外の枝で一休み

こちらは、庭飾りの上で