老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

身近な技術革新 その7 事務機器  書類作成② パソコン

2016年02月29日 22時10分44秒 | 思い出すままに
◆私がパソコンを初めて購入したのは、パソコンがポピュラーになり始めてから暫くした1998年(平成10年)だったと思います。
当時勤務していた造園会社で色々な書類作成にパソコン利用の便利さが判ったので、マイパソコンを持つ決意をしたのですが、いざ自分で購入するとなると機器に関する基本的な事が何も判っていなかったので、知識のある従兄弟に同行を願い日本橋の電器屋で購入しました。

◆この17年間で3台目のパソコンを使用していますが、この間に機能や記憶容量は驚くほど進歩し、今やパソコンなしの生活は考えられない程になっています。
各種情報入手、資料作り、並びにデータの保存が極めて便利になり、仕事の内容が根本的に変わりました。

主な点を挙げて見ますと、
 ・情報の収集:インターネット機能の充実により、各種の情報機能が容易に出来るようになり、情報の収集が非常に便利になりました。手元から辞書/事典/地図/時刻表などが無くなり、併せて天気予報や飲食店や旅行手配などの情報入手もパソコンで出来るようになりました。

 ・写真処理:デジタル化したカメラとの併用により、視覚的なデータが文書と同様に処理できる様になり、今やデジカメなしでの各種記録や書類作成は考えられません。
 私の様な高齢者でも先般のモロッコ旅行では2台のデジカメを持参し、約3,000枚もの写真を撮り、しかもその内から気に入った写真を選んで、自分で手直しした上でプリントしてアルバムを作成するような時代になりました。
 又、私の場合はあちこちで講演をすること機会が多いのですが、パワーポイント機能の活用で説明が非常にし易くなりました。

 ・通信/情報発信:メール機能を使って多くの人へのアットタイムの連絡と情報が共有出来ると共に、色々な情報発信が可能になりました。
   
  但し、この便利さの半面、パソコンで入手できた情報をあたかも自分の意見の様に思ってしまったり、匿名性を利用してのパソコン機能の悪用などの弊害も目立ち始め、使い方には充分な配慮が必要な事が、改めて喚起されるべきだと思います。(まさ)

取り決めた「原則」の無視・骨抜き 〈高浜原発1・2号機の審査合格と、政官癒着記録問題〉

2016年02月27日 20時26分11秒 | 原発関係
  ◆つい先日、関電の高浜原発3・4号機の再稼働に関して述べましたが、今回は高浜1・2号機が新基準の審査に合格した由です。
福島での原発事故の教訓を踏まえて、原発の運転基準を厳しくする一環として、原発の運転期間を40年に制限する「40年ルール」が2012年の国会で成立し、当時原子力規制委員会の田中委員長は「40年ルールを超えての延長運転は相当困難だろう」と言っていた様に記憶していますが、今回いとも簡単にこのルールをクリア―した様です。
その背景には、政府方針で「発電量に占める原発の比率を2030年度で20~22%にする」との原発重視の目標設定や、原発立地県選出議員の強力な働きかけがあったようですが、原子力規制委員会の役割は何なのでしょうか?

  ◆同じ日の新聞記事で、内閣人事局が政官癒着の記録を非公開にするとの記事がありました。2008年に施行された「国家公務員制度改革基本法」により、公務員は政治家からの働きかけに関して記録の作成や保存・公開が決定されています。
しかし、その後人事局から「議員から不当な要求が場合にのみ残す」との法解釈をし、他の省庁もこれに倣ったようで、“不当な要求ではなかったので、記録には残していない。とか、或いは任意で作成した文書なので公開出来ない”という、余りにも厚顔無責任な経過になったようです。

  この2件は、国民の要求に応えて成立した法律などが、その運用に関わる機関が、利害関係者の要求を受け入れて、勝手な解釈で一方的に内容を骨抜きにされている顕著な例ですが、昨日のブログで述べた電力自由化に伴う再生可能エネルギーの取り扱い等でも同じことです。要するに
●“国民がうるさいので、批判を和らげるために一応形だけは整えよう。”
●“しかし、これらに縛られる必要はなく、政治家や官僚が得意とする屁理屈を付けて、この法律などを無視或いは骨抜きにしよう。”

という精神構造から起こっていると思うのですが、その根本はやはり政府による憲法条文の勝手な解釈や無視が横行していることと無関係ではないと思います。(まさ)

電力自由化と再生可能エネルギーの選択

2016年02月26日 20時15分17秒 | 原発関係
 この4月から始まる電力小売完全自由化に伴い、私も含めて“できれば再生可能エネルギーを、それが難しい場合でも非原発電源を選択できれば”と考えておられる方が多い様です。

 「今回の自由化に伴いどのような電力会社を選びたいか」というあるアンケートによると、殆どの人が“安い電力”と答えていますが、“再生可能エネルギーを選択したい!!”との声も結構あったようです。
私も何とかこのような希望に添える電力会社を選びたいとの気持で、知人と相談しながら色々と調べているのですが、私の様な電力行政に疎い人にはなかなか判りにくいです。

 そんな中で眼にしたのが、EGパワー㈱のホームページ(http://egpower.co.jp/)です。
この中の「電力システム改革」という全5章にわたる項目で、今回の電力自由化に伴う色々な経過や問題点が素人にも判り易く説明されております。

 そもそも、今回の電力自由化は経済産業省が、“電力システム改革が創り出す新しい生活とビジネスのかたち”というパンフレットを作成し、その中で、「どんな電気を使うか、自分で決められるようになります、“再生可能エネルギーで発電された電気を買いたい”そんな声にも応えます」という鳴り物入りで主導したのです。
しかし、その後既存の電力会社などの圧力により当初目指したものとはかなり歪められた形になってしまった様です。

 確かに太陽光や風力発電による電力は、時間帯や自然条件に左右され、需要と供給の「同時同量」が難しいのは事実で、また送配電という技術的な問題もあるでしょうが、それは当初から判っていたことでしょう。
消費者の再生可能エネルギーの電気を求める努力をあきらめさせるような規制が色々と実施されています。

 チョット難しい話になるようなので、さらに詳細を知りたい人は上記のホームページを見て頂くとして、大まかに概略を述べますが、消費者が再生可能エネルギーだけを選ぶのが難しい障害は3つあります。

(表示問題)
再生可能エネルギーの電気だけを選ぶのは難しそうです。
「固定価格買取制度(FIT)」により太陽光や風力などの再生可能エネルギーは、電力会社が一定期間、固定価格で買い取ることを義務づけられていますが、この制度による買い取り費用の一部は電力の利用者すべてが負担する「再生可能エネルギー賦課金」から補填されることから、原子力や火力を含めた電源全体のCO2排出量と同等とみなされることになり、「グリーン電力」「クリーン電力」「きれいな電力」といった表現は認められないことになっていました。
その後、消費者団体等が猛反発し、「FIT(Feed-In-Tariff)電気」という曖昧な名前での再生可能エネルギー表示はできることになりましたが、CO2排出量は「全電源平均」ということになりました。即ち、取扱い上では再生可能エネルギーは天然ガスよりCO2排出量の多いエネルギーということになるわけです

(仕入価格問題)
上述通り、再生可能エネルギーは発電者より電力会社に売却されますが、その時に電力会社には消費者の支払っている「再生可能エネルギー賦課金」により補填されています。
この電力会社の仕入れ価格を決めているのは政府ですが、2016年度からは完全自由化されることになり非常に不安定になっています。

(託送料金問題)

送電網(系統)の使用料金である託送料金は、家庭用と高圧、特別高圧で極端に違っています。
各電力会社ごとに異なり、需要家や電源ごとにも細かく違っているのですが、大雑把に1kWhあたりで見ると、家庭用で9円、高圧で4円、特別高圧で2円です。送電部門の費用の大半を家庭部門に押し付けている構図が明らかです。

 更に、厄介なのはFIT電気の買い取り義務者変更問題でしょう。
これまでは電力小売事業者が買い取ることになっていたFIT電源からの電気を、すべて送電会社が買い取る方式に変更することになりそうなのです。
これが実行されると、いきなり送電側で石炭や天然ガスと混ぜられてしまうことになり、再生可能エネルギーの電気としての分離はできなくなり、小売事業者が「再生可能エネルギーを売る」という道はほとんどこれで閉ざされました。
あるとすれば「非FIT」の再生可能エネルギー電源からの調達だけ。相対取引の道は残されますが、採算性を度外視して非FIT価格であえて販売する発電所がいったいどれだけあるでしょうか?

 また、FIT電源を表面に出している新規参入の電力小売会社への風当たりは非常に強い様で、その代表格として“FITでんきプラン(再生可能エネルギー)”をうたっているソフトバンクの新メニューに対しては、“それは技術的にも物理的にも不可能なのだ(唯一できる手段があるとしたら、再エネ発電設備から専用線を需要地まで敷設して受電することだ)”などという厳しい反対意見がネット上でもかなり展開されています。

 現在では再生可能エネルギーが電力供給の50%を占めるようになっている、ドイツでもスペインでも、同じような困難な過程を経て、現在にたどり着いたようで、消費者側から「これでは選択権がない!」「もっと再生可能エネルギーの電気を選べるように!」という声を上げることで、供給側の大胆な変化を求めることが必要になってくるようです。(まさ)

 ※ なかなか判りにくい制度で、しかも刻々と状況が変わっているようなので、私の理解が間違っている、あるいは勘違いしていることもあろうかと思いますが、お気づきになったことがありましたら、コメントででもお知らせ下さい。

播州弁

2016年02月25日 20時05分28秒 | 思い出すままに
ツクシの思い出から「女房言葉」に脱線しましたが、本来は私が慣れ親しんだ播州弁について、触れたかったのです。
「なんどいや」で象徴され“日本一ガラが悪い”と思われている播州弁は兵庫県南西部の播磨地方(旧播磨国)で話される方言で播磨弁とも呼ばれますが、西播磨と東播磨ではかなり違っており、それぞれが相手の方がガラ悪いと思っている様です。

少し長くなりますが、私が親しんだ西播磨の代表的な言葉を紹介しましょう。(WIKIPEDIAより引用)(まさ)
あっかい/あっかえ - だめだ 「そんなもんあっかえ」(そんなこと駄目だよ)
あほんだら - 馬鹿野郎
いがむ - 歪む
いぬ - 帰る 「はよいね」(早く帰れ)
いのく - どく、どかす 「ちょっといのいとかんかえ」(ちょっとどいとけよ)
うっとこ - うちのところ、から転じた言葉 「うっとこの庭に亀がおる」(うちの 庭に亀がいる)
ええし - 富家、旧家、またはその出身の人を指す 「あんたらええしの出ぇやさかい」(あなたたちは旧家の出身だから)
えらい - とても、すごい、疲れる 
おせらしい- おとなっぽい 「ちょっと見んまにおせらしゅうなったって」(ちょっと会わない間に大人っぽくおなりになって)
おぞ毛が立つ - 鳥肌が立つ 「ぞぞ毛が立つ」とも言う
おとろしい - 怖い 「このお化け屋敷、ごっつおとろしかったのう」(このお化け屋敷、すごく怖かったなぁ)
おとんぼ- 末っ子
おまん/おまはん/おのれ - あなた、お前 
おわえる- 追いかける 「野良犬におわえられて往生したがい」(野良犬に追いかけられてどうにもならなくなってしまった)
おんどりゃ - お前 怒ったときなどに言う 「おんどりゃが、どないぬかしよんなら」(お前が、なに言ってんだ)
おんまく- 思いきり、力いっぱい、全力で 「おんまくやってみんかいえ!」(全力でやってみたらどうだ!)
かじく - 耕す、掘る 「鍬でかじきよって腰いわいてもた」(鍬で耕していて、腰を悪くしちゃった)
かちます/かちまわす - ひどく殴る、痛い目に遭わせる 「いらんことしょったらかちますど!」(もしも余計なことしたら痛い目に遭わせるぞ!) 
かばちたれ - 屁理屈を言う(奴) 中国方言にも同様の表現がある 「ぬかすな、かばちたれ」(言うな、屁理屈を言う奴め) 
ぎょうさん - たくさん
げっと/げぼ - 一番あと、ビリ 「徒競走げっとやった」(徒競走でびりだった)
けったい - 妙な 「けったいなやっちゃのう」(妙な奴だなぁ)
ごおわく - 【動】腹が立つ(業が沸く) 「ごーわかしたらあかんど」(腹を立ててはいけないよ)
こそばい - くすぐったい
ごっつい/ごっつー - とても、すごい 「あのすもんとり、ごっついのう」(あの相撲取り、すごいなぁ)
ごっと - ご馳走 「ごっとなってもた」(ご馳走になってしまった) 「ごっとさん」(ごちそうさま)
こまい/ちんまい - 【形】小さい 「こまい犬」(小さな犬)
始末する - 節約するという意味
じっき - すぐ 「じっきに帰ってくっさかいまっとって」(すぐに帰って来るから待ってて)
じゅるい - ぬかるんでいる 「道がじゅるいさかい難儀した」(道がぬかるんでいたから苦労した)
しんたく - 分家の意、新宅と表す 「○○さんとこの新宅の嫁はん」(○○さんの家の分家のお嫁さん)
ずんべらぼん - 元々あったものが何もない様、丸裸 「裏山の木ぃ切ってもてずんべらぼんや」(裏山の木を切ってしまって丸裸だ)
せたろうて - 背負って 「そないに重いもんせたろおてどこ行くんな」(そんなに重いもの背負ってどこへ行くの)
せんどぶり - 久しぶり
そーれん - 葬儀、葬式 「そーれんがとれた」(葬儀をすることになった)
だぼ - 【形】「アホ」を強調した形 神戸から阪神間の地域でも使用される 「だまっとれ!だぼ」(だまっとけ!ばか)
だんない - 【形】構わない、大丈夫
ちいとま - 少しの間
ちゅーとる - 言っている 「なにをよんなら?なんちゅーとるかわからへんやろがい」 (なに言ってるんだ?なに言っているか分からないだろ)
ちょっきり - ぴったり、ちょうど 「ちょっきり払うから釣銭いらんど」(ぴったり支払いますから釣銭はいりません)
つぶす - 両替する 「この1万円つぶして」
てったう - 手伝う
どない - どう 「おまはんどないしょったんな?」(あなたどうしていたんですか?)
なんしょん/どーしょん - 「何してるの?」と問いかける言葉 「でーしょんなぁ」(何してるの?)
なんどいや - 【感】「何だよ!」などといった非難を表す感動詞 「なんぞいや」「なんじゃいあ」「なんじゃいや」などと言う時もある もっとも強力な語のひとつで、神戸方面でも使用される 「なんやねん」と同じ意味。「なんやねん」は関西共通語化の影響で使用する人も増えているが、本来の播州弁では使用されない
ぬかす - 言う 「おまはん誰にものぬかしよんなら」(あなた誰に何を言っているんだ)
ひんね - 昼寝
ぶいぶい - コガネムシ
べっちょない - 【形】大丈夫だ、別条ない
ほたら/ほいだら - 【接】それなら
まんがええ・まんがわるい - 【形】巡り合わせがよい・悪い、運がよい・悪いという意味合いを含む
めぐ - 【他動】壊す 自動詞は「めげる」 「まためんだんけ? どないもしゃあないのう」
めんどい - みっともない、不出来な 「めんどいえーかっきょった」(不出来な絵を描いていた)
よーけ - 沢山、いっぱい
よって - 選んで、好き好んで、好き嫌いを言って 「野菜よりよったらあかんど」(好き嫌いを言って野菜を食べないのはいけないよ)
わい/わし - 私、僕 (男) 
わや - 無茶苦茶 「だぼが、わやにしくさりおって」(ばかが、無茶苦茶にしやがって)


大泉緑地「はないずみの庭」他

2016年02月24日 23時12分19秒 | 園芸福祉・植物とのつながり
今日は「癒しの園芸の会」の定例活動日で、堺市の大泉緑地へ。
まだま寒さがきつく指先がかじかむような天気で下が、花壇では段々と春の気配が濃くなってきており、作業終了後の公園内の散布中でも色着き始めた桜などもありました。(まさ)

花壇の隅にあるナノハナ。今が盛りです。

花壇内の銀葉アカシアも、徐々に開花を始めています。

ハーデンベルギアも間もなく開花しそうで、蕾が色付いています。

公園内の桜。河津桜でしょうか。蕾がかなり膨らんでいました。