老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

アグラオネマの想い出  ~映画「レオン(Léon)」~ 

2017年07月31日 19時48分01秒 | 思い出すままに
 昨日のブログで、我が家でのアグラオネマの開花についてお知らせしましたが、このアグラオネマを見る度に思い出す映画があります。

 ジャン・レノ(Jean Reno)主演の、1994年製作のフランス・アメリカ合作映画レオン(Léon)です。監督・脚本はリュック・ベッソンで、大まかなストーリーは、

ニューヨークで孤独に生きるイタリア系移民のレオンジャン・レノJean Reno)は、プロの殺し屋。友達と呼べる友人も一人もおらず、ほとんど誰とも交流しない孤独な日々を送っている。唯一彼が心を許している「友達」の観葉植物の世話が日々の楽しみ。

 アパートの隣室に住む一家の父親が麻薬密売のトラブルで組織に殺されることとなるが、その際家族も巻き込まれ、唯一偶々外出していた娘マチルダナタリー・ポートマンNatalie Portman)は帰宅してそれを知るが、機転を利かしとっさに隣室のレオンに助けを求め、レオンはしばし逡巡した後に彼女を保護する。

 マチルダは最愛の弟を殺された復讐心からレオンに殺しの技術を教えてもらう代わりに、学のない彼に読み書きや計算などの勉強を教えることになり、少女と殺し屋との同居生活が始まる。
奇妙な同居生活を始めた二人は、やがて互いに心の安らぎを見出すようになり、複雑な感情と信頼を抱いていく。

 麻薬密売組織を裏で牛耳る麻薬取締局の刑事とレオンの争いの末、レオンは死にいたるが、レオンの遺産は彼の意志により、レオンの知り合いが管理して少しずつマチルダに渡されることになり、学校の寄宿舎に戻ったアチルダが、レオンの形見となった観葉植物を学校の庭に植えのシーンで終わります


 この映画は10回近く観ましたが、私が大好きな俳優の一人であるジャン・レノの渋い演技もさることながら、小悪魔を思わせるナタリー・ポートマンの魅力が何とも言えず、つい再放送があると観てしまいます。

 所で、アグラオネマとの繋がりですが、レオンが唯一の友達のように大事に育て、彼の死後にマチルダがそれを引き取って学校の庭に植える植物が、アグラオネマなのです。
この映画のもう一つの主役とでも言うべき、非常に重要な存在になっています。

 最初この映画を観た時には全く気付きませんでしたが、園芸関係の仕事に関わりだした頃にこの映画の鉢植え植物が丁度我が家でも育て始めたアグラオネマということに気付き、余計に印象深い映画となりました。

 ただ、少し気になったのが、最後の場面でマチルダがこのアグラオネマを植える学校の寄宿舎が、カナダの学校の設定になっていた記憶があり、南国育ちのアグラオネマが寒い北国の校庭で育つのかと疑問を持ちました。

 どんなに素晴らしい映画でも、専門家が気付く少しおかしな場面があるのでしょうが、そんな小さな疑問を忘れさすような素晴らしい映画です。(まさ)

(下記の写真はhttps://matome.naver.jp/odai/2136063605569960901やWIKIPEDIAなどから引用させて頂きました)


映画「レオン」のDVDジャケット

二人で街中を歩く様子ですが、ナタリー・ポートマンの手にはアグラオネマの鉢植え

アグラオネマとジャン・レノ

アグラオネマとナタリー・ポートマン


アグラオネマの開花

2017年07月30日 21時33分58秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 我が家で観葉植物のアグラオネマ・コンムタツム(サトイモ科)が5つも開花しました。
かれこれ30年間、幹が弱ってくると、まだ元気な枝を水に差して出根させるという方法での代変わり方法で室内で育ててきましたが、何と初めての開花で、驚くやら嬉しくなるやら…

 「花」といってもサトイモ科特有の、何の愛想もない花ですが、先日紹介したシェフレラ・アルボリコラーの露地での開花といい、この東南アジア原産のアグラオネマの室内での開花といい、やはり日本は熱帯化しているのでしょうね。(まさ)


室内で育っているアグラオネマ・コンムタツム

同上の花

真夏の淀川河川敷

2017年07月29日 19時36分44秒 | 散歩中に見かけた風景
 うだるような暑さが続きますが、久しぶりに淀川河川敷を散策。

 カルガモの子供たちはすっかり大きくなり、もう親離れしたのか、同じ位の大きさの20羽位のグループを作って岸に近い木陰で休んでいましたが、ツレアイがパンの切れ端を投げると、競うようにして集ってきました。

 今まで河川敷の主のように目立っていたアレチハナガサもピークを過ぎたのか、段々と茶色が目立ってきましたが、その代わりにというかヤブガラシが目につきました。

また、センニンソウが可愛らしい4弁の白い花を沢山つけているのを河川敷で初めて見ました。(まさ)


集って来るカルガモ

同上

ヤブガラシの群生

センニンソウの群落

同上アップ写真

ベランダの植木鉢整理は遅々として進まず

2017年07月28日 20時02分54秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 先日書き込んだように、終活の一環として、ベランダに足の踏み場もない程に増えている植物の整理を手掛け始めました。

 先ずは天井に届きそうになったものや、根が鉢の中で詰まってしまったようなものを手始めに、草花などの鉢植え植物もある程度選別しながら整理するつもりで、取りあえずの目標は鉢数の半減です。
そこまでいけば、ベランダの植物管理も少しは楽になるはずです。

 現在週に2日程のペースで作業をしていますが、暑い時期にもかかわらず植物を触る時は長袖/長ズボンが原則なので、汗かきの私は直ぐに全身汗だく状態になりますが、熱中症にだけは気を付けて冷たい水を横に置いての作業となります。

 とりあえず大きな木の処理というか、根本から切断して幹や枝を30cm程度にカットして普通ゴミ収集日に合わせて持ち出す作業は何とか終わりましたが、予想通りに手間取っているのが鉢に残った根や土の処理です。

 ある程度土が乾燥するのを待って、鉢の周囲の方から移植ゴテで土を取り出して、篩で粗い鉢底石や根の切れ端などと細かい土に分離するのですが、何しろ場所が狭いので殆どが中腰での作業になるので、何度も腰を伸ばしながらの作業です。

 篩作業で出た粗めのものは普通ゴミとして出せるのですが、篩を通過した細かい土は土嚢袋に入れて、団地の植栽帯に散布させて貰っています。

 更に問題は植木鉢の処分で、ある程度古いものは砕いた上で袋詰めしてゴミ収集日に出していますが、綺麗な鉢もあり、砕くのに忍びなく、昨日は神戸に行く要件があったので、序に少し綺麗なものを10個程車に積み込んで、妹宅に持ち込んで再利用をお願いしてきました。

 ベランダにはまだ5つ程の大きな鉢がそのまま残っていますし、他に狭いながらもベランダが2ヶ所ありますし、窓辺にも色々な鉢を飾っていますので、ある程度作業が終了するのはもう少し先になりそうです。(まさ)

相変わらずの原発推進策

2017年07月27日 20時47分10秒 | 原発関係
(やはり月に何回かは原発関係を書きこまないと落ち着かないですね)

 7月22日の毎日新聞の片隅に“「原発、発電経費安い」政府、推進方針を閣議決定”との記事があり、早速インターネットなどに当たって見ました。

 確かに21日の閣議で、原子力委員会がまとめた「原子力利用の基本的考え方」を審議し、今後5年を目途にして、長期方針を纏めることになったようです。

 この原子力委員会は内閣府に属し、“国の原子力の研究、開発及び利用を目指す”という組織なので、この委員会がこのような案を纏めるのは当然の経緯なのでしょうが、政府がこの期になっても未だに原発推進策から抜けられないことには本当に驚きです。

◆以前にも紹介した日本経済研究センター(略称JCER)の意見でも、原発の発電コストは決して安価ではないとの意見を出していますし、更に、
・再三繰り返すように、原発の発電コストには、使用済み核燃料の処理費などは完全には含まれていないし、これらの技術が確立できるのかもその費用がどれ位になるのかも現時点では不明です。
・廃炉作業が始まったが、これに伴う作業期間が予想以上に長期にわたり費用も嵩むことが明らかになりつつあります。
・更に福島原発の様な事故が発生した場合の、対応期間の長さと費用の莫大さが日毎に明らかになりつつある。
などにより、もはや“原発が有利”などとは言えない状況であることには多くの人が気付いています。

◆原発推進派は火力発電に切り替えた場合のCO2による地球温暖化を反対理由として挙げますが、原発推進に伴う莫大な国費投入の一部でも転用できれば、我が国の科学技術を持ってすればCO2対策技術は確立立できると思うのですが如何でしょうか?

◆代替可能エネルギーへの切り替えについても、日本の進行速度は極めて遅いように思われますが、政府がせめてもう少しの支援策を講じたら様相は全く変ってくるでしょう。(まさ)