老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

びっくりのペット(?)

2020年02月29日 20時04分41秒 | 散歩中に見かけた風景
 毎晩愛飲しているウィスキーが残り少なくなったので、近くの酒店に出掛けましたが、その途中で思わぬものを見かけました。

 最初は家の前に置かれたの犬小屋に大きな犬がいると思っていたのですが、近づくと何となく様子がおかしく、よく見ると犬ではなく、何と大きな豚でした。

 頭を地面につけてジッと寝そべっている姿は、まるでトドかオットセイのようでしたが、紛れもなく豚でした。
いわゆる大貫(たいかん)豚と言われる繁殖用経産豚で、標準的な食用豚を遥かに上回る大きな豚ですが、首輪ならぬ前足に掛けられた輪でしっかりと繋がれていました。

 大阪市内の真ん中で、初めて見かけたペットでしたが、散歩などに連れ出しているのでしょうか?(まさ)


池の前に置かれた豚小屋(?)の前で寝そべる豚

同上

同上


春間近な鶴見緑地  その② ~水鳥たち~

2020年02月28日 19時37分47秒 | 散歩中に見かけた風景

 鶴見緑地には池もあり、この時期には沢山の水鳥が見られます。

 まず。国際庭園の前に広がる大池にはカモなどが群れていますが、その中には淀川付近では余り見かけない少し大型のオナガガモが見受けられました。

 また、その少し奥にある四季の池ではいつもアオサギが見られるのですが、今回は池が工事中で水辺が少なくなっていましたが、何と10羽ものアオサギが佇んでいました。

 そして、大池の杭の上では、羽を広げて乾かしているカワウも見受けられました。(まさ)

国際庭園ゾーン前の大池 

オナガガモ(オス)       

同上  


アオサギ 

同上 

同上 

工事で干上がった場所には水鳥の足跡が・・・ 大きさから判断するとサギ類ではなくてもっと小型の鳥のようです。 

羽を広げるカワウ

春間近な鶴見緑地  その① ~色々な植物たち~ 

2020年02月27日 20時01分45秒 | 散歩中に見かけた風景
 晴れ間を縫って、鶴見区にある鶴見緑地(正式名は「花博記念公園鶴見緑地」という長い名前です)に出掛けました。
私はこの緑地に隣接する市営のテニスコートには良く行くのですが、緑地公園は中を通過するだけで緑地内をゆっくり回るのは年に2回ほどしかありません。

 今回は、まだ桜には早いことを承知で、春間近な緑地の様子を見たくて、ツレアイを誘い、自転車で30分ほどはかかりますが、遊歩道が整備されていて途中の信号は一か所しかない鶴見緑地に向かいました。

 いつもながらこの緑地内は人があまり多くなく、ノンビリと回れましたが、まずはこの時期に見かけた植物などを紹介しましょう。

 もう、カンヒザクラやアセビ、サンシュユなどが開花していて、家の近くで見かける植物相とは違って楽しみました。


 最初に紹介するカンヒザクラですが、私が園芸に関わり始めた時には、カンヒザクラ/ヒカンザクラ/ヒガンサクラの区別が判らず苦労しましたが、NHK放送文化研究所の解説などによると、
「カンヒザクラ」(寒緋(ひ)桜)は、「ヒカンザクラ」(緋(ひ)寒桜)の別名で、「タイワンザクラ」「ガンジツザクラ」とも言います。沖縄に多く、奄美大島以南では本州などでの「ソメイヨシノ」に代わって桜前線の開花日の基準になっています。花は赤い色で、本州中部以西に多くみられる「彼岸桜(ヒガンザクラ)」は別種類です。(まさ)


カンヒザクラ

同上。 まだ開花には至らず蕾のままです。

もうアセビ(馬酔木=ツツジ科)も開花です

同上 アップ

ボケ(バラ科)も開花

同上 アップ

ベロニカ・オックスフォードブルー(ゴマノハグサ科)。バラ園で見かけました。
同じ科に属する、下記のオオイヌノフグリの花に非常に似ていますが、少しブルーが濃いようです。

同上 アップ

サンシュユ(ミズキ科)と紅梅

サンシュユ

同上

梅。ピンクと白が同じ幹から

ムラサキカタバミ(カタバミ科)。少し色が薄いようですが雄蕊の葯が真っ白なのでムラサキカタバミでしょう。

オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)

団地の自転車とヒュウガミズキ

2020年02月26日 19時32分24秒 | 散歩中に見かけた風景
 私が住んでいる団地では駐輪場が手狭なために、登録制度が採用されていて、毎年1回未登録の自転車は撤去されます。

  今年も例年通りに、先日の日曜日に撤去作業が行われましたが、撤去された自転車はいつものように物凄い数で、その殆どが我が家の老夫婦が長年大事にしているものよりは新しいように見受けられ、この国の現在の消費文化が反映されているようです。

 また今日近くに出かけたときに、鮮やかな黄色のヒュウガミズキが目につきました。
マンサク科の植物ですが、やはり例年よりは少し早いようです。(まさ)


団地の一か所に集められた撤去の自転車

ヒュウガミズキ

同上 アップ

同上 アップ


言葉の語源など  その(34)  ~ピンハネ~

2020年02月25日 20時31分12秒 | 面白い言葉や語源など
 ピンハネ(ぴんはね、ピン撥ね)という言葉はよく使われていて、他人に取り次ぐ資金や代金の一部を、不正にかすめ取ることを意味し、「上前を撥ねる」とも表現されます。

 天下り団体、暴力団、建設業、人材派遣、芸能事務所、民間団体などの「中間」的な組織が介入することで、労使の力関係によって否応なく生じる理不尽な慣行として広く行われてきました。

 しかし、その語源は? と聞かれると、返答に困ります。 調べてみました。


 何と、これはポルトガル語に由来するようです。
Weblio辞書によると、ポルトガル語のpintaという言葉は、元々は“点”を表す言葉ですが、これから派生して
① カルタ・さいの目などの一の数。
② 第一番。最上等のもの。
③ 〔一割をはねる意から〕 上前(うわまえ)
という意味もあるようで、この③の意味の「ピン」と、日本語の「撥ね」(かすめ取るという意味の“撥ねる”の略)が合体した言葉のようです。


余談ですが、この「ピン」については、「ピン撥ね」だけでなく、他にも色々な言葉になっています。
◆①については、今でも賭博用語では「1」を「ピン」と呼びますし、一人芸をする芸人のことを「ピン芸人」と呼ぶのもこれに由来するようです。

◆また、よく使う言葉である「ピンからキリまで」は、本来は始めから終わりまでという意味だったのが、そこから、上記②の意味を含め、最上のものから最低のものまでとか、上等なものから下等なものまでといった意味で使われるようにもなったようです。


 16世紀にポルトガルから日本へ伝わった、現在のトランプに近い形をしたカルタをきっかけに、その言葉と意味も広まっていったといわれていますが、この「ピン」以外にも、カステラ/ボタン/キャラメル/カルタ/おんぶ/おいちょカブ/タバコ/天ぷらなどじつにいろいろな言葉がそのまま或いは少し形を変えて日本語として定着していて、日本に来れられたポルトガル人や、ポルトガル語を母国語として用いるブラジル人が、非常に驚かれるということを聞いた記憶もあります。


 上に触れた『おいちょカブ』は、賭博の一つで、手札とめくり札との数の和の末尾が9またはそれに最も近い数を勝ちとするゲームですが、この「おいちょ」は8、「かぶ」は9の数を意味します。

 『おいちょ』はスペイン語のOcho,またはポルトガル語のOitoとする説が有力で、外国語由来のようです。
一方、9の『カブ』の語源は不明ですが、頭(かぶ)に由来するというのが有力で、江戸時代には「かう」とも呼ばれていたとされていて、いずれにせよ日本語由来のようです。(まさ)