老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

マルタ旅行記⑫ ~海上から見た首都圏とホテルの様子~

2024年04月28日 19時07分09秒 | 旅行/色々な風景

 再三書き込んだように、ヴァレッタと周辺の都市は入り組んだ湾に挟まれた半島のような形をしているので、地上から全景を見るのは極めて難しく、海上から眺めた方が判りやすいことも多いです。

 ということで、自由行動時間を利用して、遊覧船で海上からの景色を楽しむことにしました。

 スレーマ地区の桟橋を出て、ヴァレッタの西側を回ってグランドハーバーに入り、ヴァレッタの東側、セングレア/ヴィットリオーザなどを回るというコースで、砦や教会の様子などが良く判りました。

 また、5連泊したホテルの様子などもお知らせします。(まさ)

 

<海上からの風景>

ヴァレッタのマウント・カーメル大聖堂(左)と、セント・ポール臨時主教座聖堂の塔(右)
陸上からは中々見られません。

ヴァレッタの西側 先端は聖エルモ砦

聖エルモ砦 陸上からでは全容は判りません

ヴァレッタの先端を回り、グランドハーバーに入ります 灯台の先は映画の撮影などが良く行なわれているそうです

ヴィットリオーザの先端にある聖アンジェロ砦

ヴィットリオーザの奥に入ると、聖ローレンス教会が見えます

セングレアの先端部 今日はレガッタ競争があるようです

MSCの大型客船が改装中

同上

キリンクレーン

ヴァレッタのアッパーバロックガーデン

ヴァレッタのシージベルとアンダーバラックガーデン

大きな双胴船が入港です


<ホテル関係>

グランド エクセシオール

ロビー

スレーマ方面

部屋から見えるヴァレッタの城壁

ホテル全景(海上から) 左右はヴァレッタの城壁

同上 フロントは6階になります

夕陽

部屋からの夜景 スリーマ方面


マルタ旅行記⑪ ~首都圏で見かけた路地やベランダなど~

2024年04月27日 19時34分30秒 | 旅行/色々な風景

首都であるヴァレッタやその東側にあるスリーシティーズ地区は、何れも海に面して頑丈な擁壁に囲まれた要塞都市なので、都市部にある路地は海に面して坂道になっている所が殆どですし、またこ地区特有の素晴らしいベランダも目立ちました。これらの様子をお知らせします。(まさ)

<ヴァレッタの路地とベランダ> 
ベランダ 8ヶ所
















路地 9ヶ所



















<セングレアの路地とベランダ>
べランダ 3ヶ所




路地 6ヶ所










<ヴィットリオーザの路地とベランダ>
ベランダ 1ヶ所


路地 8ヶ所


















マルタ旅行記⑩ ~スリーシティーズ~ 

2024年04月26日 19時09分54秒 | 旅行/色々な風景

 マルタの首都圏は複雑な地形でリアス式海岸のように入江が入り組んで半島が続いているような感じですが、ヴァレッタとグランドハーバーという内海を隔てた東側にあるスリーシティーズと呼ばれる地区も同様です。

 この地域は、マルタ騎士団が最初に砦や住居を建設した場所で、ヴァレッタ同様に城壁に囲まれていますが、より昔の面影を残していると言えるでしょう。(まさ)

<セングレア地区>

城門に向かって歩く

城門

勝利の女神教会

同上

同上内部

同上 ドームにはマルタ騎士団の紋章が


静かなグランドハーバーを挟んで対岸のヴィットリオーザの先端にある聖アンジェロ砦
マルタ騎士団の最初の本拠地です

こちらは同じくグランドハーバーを挟んで対岸ヴァレッタの先端にあるシージベルが見えます

MSCの大型客船が改装中のようです

先端にある監視塔ヴェデッテ

監視塔には眼と耳が装飾されています


元の英軍士官用の住居跡のようです

半島の根元からは、ヨットハーバーを挟んで対岸のヴィットリオーザの聖ローレンス教会などが良く見えます

<ヴィットリオーザ地区>

ここもまた頑丈な城壁に囲まれています

城内へ

空堀

重い甲冑を身につけても上がれるように段差が低い階段

宗教裁判官の宮殿

第2次大戦に於ける空襲の跡形


館のドアノッカー イルカです

同上 いかにも古いという感じのドアノッカー

同上 タツノオトシゴとイルカ


新しいもののようですが面白いドアの模様  漫画風

同上 デザイン化されたアマルタ騎士団の紋章

同上 絵画風


家の入口 3重の戸になっています


聖ローレンス教会

広場

聖ローレンス教会

同上


マルタ旅行記⑨ ~ヴァレッタ市内~

2024年04月25日 19時28分35秒 | 旅行/色々な風景

 市内は観光客で溢れていますが、ホテルからは徒歩で10分も掛からず、市内全域に色々な史跡があるという感じで、自由行動時間を含めてあちこち回れましたので首都ヴァレッタの様子をお知らせします。

 海岸部は全て頑強な城壁で囲まれ、行政部や史跡などは殆ど小高い中心部に集中しているため、海岸部に向けては急な坂道となっていて、歩くのは少し大変ですが、路地好きな私にはワクワクする街歩きでした。(まさ)


戦争争記念塔(プロリアナ地区) 一番上はタカです

独立記念碑

噴水(トリトンの泉)

観光用馬車

城壁

城壁の前には空堀があり、城壁は高いです

ロイヤルオペラ劇場跡 第2次大戦で破壊されたようです

ヴァレッタ像

至る所に城壁跡

首相官邸 ここは元ポルトガルとカステーリャ出身の騎士団員の館だったようです

<以下7枚はアッパーバラック公園の写真です>

城壁跡の素敵な空間です

グランドハーバーを見下ろす 対岸は映画ロケに良く使われる場所らしいです

ヴィットリオーザの先端にある聖アンジェロ砦 入江と半島が入り組んでいます

こちらはセングレアの監視塔

大砲の手入れ中

柵にもマルタ騎士団の紋章

この公園はネコの聖地です



聖ヨハネ広場

トレイン

聖ヨハネ准司教座聖堂の時計 時刻だけでなく日にちと曜日も判ります

セントジョージ広場



ヴィクトリア門 自由行動時間にここから出て海沿いの道を半島の先のエルモ砦の方まで歩きました

目の前にヴィットリオーザの先端にある聖アンジェロ砦

この砦にはマルタ騎士団員が1名常駐していて、マルタ国旗と共にマルタ騎士団の国旗も揚がっています


海沿いの高い城壁の上がヴァレッタ市街です

ロウアーバラックガーデン

すぐ前にあるシージベル(第二次世界大戦中にマルタのために戦って亡くなっていった兵士、民間人など多くの人々を称える記念碑で、マルタ国民がイギリスからジョージクロスを受け取った1942年から50周年を迎えたことを記念して、1992年にエリザベス女王2世の発案で建てられました。)


エルモ砦 大きすぎてこちら側からははっきり見えません。後日船で海側から見ました。

市内で見かけたポスト 日本のものとそっくりですが、少し大きいように思えました

ハイスティングス庭園から見た城壁 高さだけでなく幅も立派です


マルタ旅行記⑧ ~マルタ騎士団について その② マルタにおける足跡~

2024年04月24日 19時20分32秒 | 旅行/色々な風景

 以上見てきたように、マルタとマルタ騎士団は切り離せなく、至る所でその足跡が見られるのですが、その中でマルタ騎士団と特に密接な足跡が首都ヴァレッタにありますので紹介しましょう。

「騎士団長の宮殿」と「聖ヨハネ大聖堂」です。(まさ)

<騎士団長の宮殿>
歴代の騎士団長の公邸で、現在は大統領府として使用されていますがその一部や武器庫などが公開されています。

入口

8つのグループの旗(騎士団は各地からの出身者がいるので、騎士間の意思疎通を図るために出身地/言語などを考慮し8つのグループに分けられていました。
プロヴァンス(仏・東南部)/オーベルニュ(仏・中南部)/フランス/イタリア/アラゴン(スペイン南東部)/カスティーリャ(スペイン西部)・ポルトガル/イングランド/ドイツです。

甲冑など

儀礼用の甲冑

<聖ヨハネ大聖堂>
聖ヨハネに捧げられた騎士団の私的修道会教会堂で、立派な祭壇、油絵の天井画/立派な壁装飾やグループごとの控室などがありますが、中でも有名なのは付属美術館にあるイタリアが誇る天才画家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610)の作品です。

天才にしてならず者、或いは光と闇の画家と言われるカラヴァッジョはローマで殺人事件を犯したが、当時の騎士団長に呼ばれてマルタに逃げてきて、騎士団員になると同時に画家として更なる力を発揮したということです。


入口 非常に質素です

大聖堂内部 天井画は油絵とのことです

同上

祭壇

天井画

壁面にはマルタ騎士団の紋章が

同上


側壁 立体的なキリスト像聖

同上 天使像が持つ笛が枠をはみ出しいます


グループ毎のブース

同上

床面は400もある墓標です

同上

同上


付属美術館 工事中の為、絵画に近づくことは出来ませんでした

同上

カラバッジョ作「聖ヨハネの斬首」下の方に彼の作品唯一の署名があるらしいのですが見えませんでした

カラバッジョ作「聖ヒエロニムス」

建物の出口