老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

北九州の花を訪ねて   その③ ~河内藤園~

2023年04月30日 20時01分25秒 | 旅行/色々な風景

 関門海峡を終えて、次の目的地はこのツアーで一番楽しみにしている河内藤園です。 

 この藤園は初めての訪問ですが、実は私には深い縁がある場所なのです。
というのは、このブログでも紹介している2019年に亡くなったアルゼンチン在住の親友北山朝徳君が、確か1917年か18年だったと思いますがメールで「河内(かわち)藤園という素晴らしい場所があるらしく、今度訪日する知人が行きたいと言ってるので、場所や生き方を知らせて欲しい」との希望がありました。

 その当時私は園芸関係の仕事をしていましたが、この藤園は全く有名ではなくて初めて聞いた名前でした。

 「河内」とあるからには大阪だと思い込んで調べてみたものの全く分からず、ネットで調べ直して北九州市にあることが判り、「北九州の山奥で、小倉あたりからタクシー利用で行くしかなさそう」と返事した記憶があります。
(また、その時に調べた資料の写真が非常に奇麗だったので、ツレアイが「一度行ってみたいね」と言い、私が「いつか行こうなぁ」と返事したものの、実現できませんでした。)

 

 なんでアルゼンチンの人が我々の知らない藤園を知っているのかと不思議に思いましたが、その後この藤園が2017年のCNN travelが発表した「日本の最も美しい場所34」でトップに掲載されていたことが判りました。

 情報網の発展で、このように我々日本人があまり知らない日本の観光地が世界的に人気を呼ぶ例は多いらしく、山口県の元乃隅神社の鳥居もそうですが、今年は何と岩手県の盛岡市がブレイクするらしいと言うのですから驚きです。


 前置きが長くなりましたが、最近では日本人にも有名になっている河内藤園は、春の藤と秋のモミジの時期しか開園しない私営の藤園ですが、最近は内外からの客が殺到するので、開園時期には全て日/時間を指定しての前売り券での入場しか出来ないようで、今回は旅行会社がうまく前売り券を確保してくれたのでツアーが成立したということです。

 私営の藤園といいましたが、樋口正男という方が家族とともに、1968年に現在の北九州市八幡東区の河内という山間部で開墾から開始して、1977年(昭和52年)4月に初開園されたという藤園は、22種類150本の藤が植えられているようで3つのトンネルや大きな藤棚がある壮大な藤園です。

 今年は全ての花の開花が早くて、果たして散っていないかと心配もしましたが、幸いにも丁度見頃でしたし、朝一番の入園ということでそれほどの人込みもなく圧巻の藤を見ることができましたし、藤の花が強い香りを持っていることも初めて実感しました。 

 写真ではこの感動がどこまで伝わるか判りませんが、沢山撮った写真の一部を紹介します。(まさ)


藤のトンネル 色とりどりの藤のトンネルに圧倒されて言葉もありません

同上

同上 正に幻想の世界です

同上

同上

同上 まるで色彩の洪水

同上 ここは海の底か?

同上 ここは少し賑やか

同上

同上 少し外も見えます

同上 紫の滝

同上

同上 こちらはピンクの滝

ドーム お尻を引かないと入れません

同上 内部

ピンクのドームとオオデマリ(スイカズラ科)

ピンクのドーム


ふじ棚

同上 少し赤っぽいフジです

同上 大きな根っ子です

同上

同上 こんな大きな根っ子もあります


フジ 少し青みがかっています

フジ 白系統

同上
同上 ピンク系

同上

同上

ピック系八重
同上 紫系八重





散ったフジ





北九州の花を訪ねて   その② ~関門海峡~ 

2023年04月29日 19時29分29秒 | 旅行/色々な風景

(昨夜は少し早めに就寝。早起きが続いた旅の疲れも取れ、すっきりと起きると外は絶好の天気。
散歩でもと思ったものの、祭りの後の慣例として、携帯品の片づけ/洗濯/家の掃除/水槽の手入れ/ベランダの水遣り/買い物など様々な仕事に午前中は忙殺され、午後からやっと写真整理に入れました。)

 

 ということで、ツアーの報告に戻ります。

 新門司港着は5:30
それまでに食事とトイレを済ませるようにとのことで、4:30少し前に起床。

 下船後は直ちに、門司市内にあり毎年旧正月の早朝に3人の神職が関門海峡に入りワカメを刈り取る和布刈(めかり)神事で有名な和布刈神社へ。
TVでお馴染みの、儀式が行われる海の中に立つ灯篭も目の前にありましたが、対岸の下関はすぐ目の前で、明石海峡や鳴門海峡を見慣れている者にはあっけないほど近く感じます。

 その後、神社の直ぐ近くからエレベーターで地下に降りて、関門トンネルを歩きます。

 延長780mですが、ここは国道2号線の一部で、バイクや自転車も押してなら通れるようになっていますし、真ん中付近に福岡県と山口県の県境を示す表示もあります。

 山口県側に着いてエレベーターで地上に上がると、目前が国道2号線でそれを渡ると「みもすそ川公園」になっています。

 ここはその昔、義経の八艘飛びんどの逸話も残る源平の戦いとして有名な壇ノ浦の戦いがあった場所で、「みもすそ川(御裳川)」は壇ノ浦の戦いで平家一門が源氏軍に最終的な敗北を喫したと聞いて、幼帝を抱いて海中に身を投じ自害したといわれる平時子(平清盛の継室で、位階は従二位だったので二位尼(にいのあま)としも呼ばれている)の辞世の歌である「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」に由来するようです。(因みに、みもすそ川は伊勢にある五十鈴川の別名とのことです)

 また、この公園には源義経と平知盛の像や、幕末期にここに配置されていた長州藩の大砲のレプリカなども展示されていて、往時を偲びました。


 その後、私にとってはこのツアー最大の目的である河内藤園に向かいますが、花が主目的のこのツアーに関門海峡が組み込まれた理由が何となく判りました。

 新門司港着が早朝なのですが、一番近い河内藤園の開門が8時なので、それまでの繋ぎとしては早朝にでも行ける関門トンネルが絶好の候補地だったのでしょう。

 こんな憶測は別として、私にとってはこの地は初めての訪問だったので結構楽しめました。(まさ)


今回は門司のレトロ門司地区には寄りませんでしたが、車窓から旧門司税関が見えました


関門海峡大橋 対岸の下関はすぐ目の前です

同上と和布刈神社の鳥居 時刻はまだ6時ごろで、朝日がまぶしかった。

ワカメ狩りの神事が行われる場所 大橋の真下です


関門トンネル 国道2号線です

トンネル内部

県境の表示

壁の表示


「みもすそ川公園」の表示

関門海峡の歴史

源義経と平知盛の像

御裳川の碑

みもすそ川の橋の模造

長州砲のレプリカ

同上

同上説明

同上 砲身にはきれいな彫刻がありました

 


北九州の花を訪ねて   その① ~フェリーからの景色~

2023年04月28日 19時41分36秒 | 旅行/色々な風景

 「河内藤園とツツジ大興善寺、ネモフィラ咲く海の中道3日間」という長たらしい名前のツアーに参加してきました。

 26日(水)夕方のフェリーで門司に向かい、北九州で河内藤園などで花を楽しんだ後27日(木)の夕方のフェリー便を利用し、28日(金)の早朝に帰阪するという、弾丸ツアーです。

 数年前に同じようなフェリー便利用で山口県の元乃隅神社/角島大橋/青島/秋吉台などを回ったこともあり、安くて効率の良い観光ができます。

 私の今回の主目的は河内藤園ですがついでに、あちこちの季節の花や関門海峡のトンネルを徒歩で渡るというおまけもついていました。

 26日は朝から雨模様で、午後からは雨も上がるだろうという天気予報だったのですが、夕方の集合時間にもまだ霧雨が続いているような鬱陶しい天気でした。

 夕方5時の出航とともに、甲板に上がり珍しい船からの景色を楽しみました。

 まだ霧雨交じりの天気なので、カメラは思うに任せずレンズが濡れないように物陰で待機し、様子を見ながらの撮影でしたが、なんと! なんと!

 明石海峡大橋に近づくにつれて雨が上がり、夕陽が差し込み始め、おまけに東の方には大きな虹も現れるというオマケつき。
以前にも書き込んだように我が家からは夕陽が楽しめないので、久しぶりに夕陽を堪能した後でロビーに降りて途中買ってきていた弁当を頂きました。

  PCを持参してのツアー参加だけに、何とかその日にアップと思いましたが、電源が確保できずに狭いベッドの上で胡座をかいての作業となったので体力的に継続できず、また船のWiFiの時間制限もあり写真の整理とアップは諦めざるを得ませんでしたので、今日になっての船上からの風景紹介となりました。

 余談ながら、このフェリーには九州で開催される大会に向かうという京都成章高校のラグビー部員たちが乗船していました。

 100人以上の厳つい体格の若者には圧倒されましたが、皆揃ってきわめて礼儀正しく好感が持てました。

 毎年1月5日に花園ラグビー場に高校ラグビーの準決勝を見に行っているラグビーファンの私としては、今後大阪勢だけでなく京都成章高校も応援したくなりました。(まさ)


明石海峡大橋見え始めるも、まだ霧雨状態で空も暗い

同上 何か右手が少し明るくなってきたみたい

少し明るくなった感じで、虹がうっすらと見えます

煙突越しに虹が見えました

虹の南端 すっかり明るくなったようです

虹の北端

同上 アップ 何か幻想的な写真です


前方もすっかり明るくなり、夕陽がきれいです

同上
 夕陽に染まる神戸

すれ違ったジャンボフェリー(神戸⇔高松)


夕陽に浮かぶ明石海峡大橋

同上

大橋に接近

大橋を下から 昨年6月にこの橋の管理道路を歩いたことを思い出しました

同上


まだ所々に黒い雲があります

空にはお月さんも浮かんでいます

日没間近

夕陽に輝く大橋

日没

同上


今日も写真アップはできません

2023年04月27日 19時12分38秒 | 旅行/色々な風景

今日は5時半に門司港到着。何と私は4:30に起床です。

眠い目をこすりながら、関門海峡を歩いて渡ったり、藤の花/ネモフィラ/ツツジを楽しむという欲張りプランでしたが、日ごろの精進が良かったのか、あるいは他の参加者の天気運がよほど強かったのか、いずれの花も正に見ごろでした。

今はフェリーの中で一杯飲んでいますが、今日もWiFiの調子が悪く、電源も確保できないので、電池が残っていてWiFIが繋がっている間に何とか文章だけアップです。

また、帰宅後に写真整理します。(まさ)

 

 

 

 

 

 


ただいまフェリー乗船中

2023年04月26日 21時14分00秒 | 旅行/色々な風景

夕方から大阪南港からフェリーに乗り門司に向かっています。

昨日からの雨も、船が明石海峡大橋を通過するころにはうまい具合に上がり、きれいな夕日も見ることができましたので、何とか写真をアップと思ったのですが、船内のWIFiが接続悪く、また電源確保にも苦労する状態で写真整理ができないので、今日のアップは諦めます。

明日朝5:30に門司についてから、関門トンネルを歩いたり、北九州で藤などを見て、また夕方のフェリーで帰阪予定です。

80越えのオジンには少しきつい弾丸フェリーツアーですが、飲んでいれば運んでもらえますので楽なツアーです。

このツアーは参加者17名ですが、何と男性は私だけ・・・
両手だけでなく両足にも花というところですが、高齢者施設の遠足みたいなツアーですし、ご心配無用です。

逆に、参加の女性陣も男性が老いぼれ一人ということでがっかりされていることと思いますが、世の中の男性陣もっとしっかりせんと、日本は女性王国になってしまいますよ。

では、ツアーの様子は、帰宅後に改めて・・・  (まさ)