老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「三人称の視点」からの脱却

2018年02月28日 19時47分42秒 | その他
(いよいよ2月も今日で最終となりましたが、今日は少し辛口の内容になりました)

 2月24日の毎日新聞のオピニオンというページの『深呼吸』というコラムで、作家の柳田邦男氏が、想像力が欠落した政治家の多さに、その原因として「三人称の視点」という捉え方をされています。

 先日の国会でも、沖縄の米軍ヘリからの部品落下を巡る質疑の最中に、「それで何人死んだんだ」という自民党議員からのヤジが問題になりましたし、今までも福島原発事故や沖縄の基地問題などを巡っても、被害者や犠牲者に対して実に多くの心ない暴言が政権内の政治家や官僚から繰り返されてきました。

 殆どの場合、これらの発言は“誤解を招いたが、本意はこうだった”との弁明と共に「失言」とされ、その発言が取り消されて一件落着ということになります。
しかし、高学歴の人が多い国会議員や官僚という立場の人が、軽々しくも自分が思ってもいないことを発言することは考えられず、本心に基づく発言だったと思わざるを得ないことが大部分です。


 柳田氏はこれらの権力にある人達の想像力を欠いた暴言頻発の要因として、下記の点を挙げられています。非常に同感できますので、その概要を紹介させていただきます。

◆政治家や官僚達には、被害者や犠牲者を「三人称のいのち」の視点で見る傾向が強い。
その元には被害者や事故に対して、驚くべき無関心・無知があり、犠牲者の家族や被害者個別の悲惨さを思いやる想像力が欠落しており、財源を睨みながら法律や制度の枠に当てはめるだけ。

◆政治家・官僚に、時の政治権力者の考え方と政権維持の政策になびく姿勢と共に、地位に対する奢りがある。


 従って、このような被害者や犠牲者に対する暴言を無くすためには、
◇政治家・官僚が人間のいのちに対する「三人称の視点」を脱却して、「一人称・二人称のいのち」を理解して寄り添う姿勢を普遍化する以外にないとされ、

◇具体的には、事故・災害・事件の現場を訪れて、状況を肌で感じ、犠牲者の遺族や被害者の話をじっくりと聞き、被害の全体像を調査分析するという取り組みが必要とされています。


 まさにその通りですし、このような視点は何も事故・災害・事件だけでなく、あらゆる法案や政策審議に関しても当てはまることだと思います。

 とに角、上から目線の奢った立場での政治は見直すべきだということでしょう。(まさ)

いよいよ梅が見頃に

2018年02月27日 20時01分30秒 | 散歩中に見かけた風景
 ここの所、春の到来を思わせる暖かい日が続き、今日は風も雲もない好天気に誘われて梅を見に出かけました。

 先ずは近場にある大川沿いの藤田邸跡公園を覗いてみると、未だ満開ではないものの結構開花していたので、そのまま大阪城公園の梅林に向かいました。

 ここも、満開にはまだ少し早いものの、そろそろ見頃を迎えており、沢山の来園者と一緒に、梅の香りを楽しみました。

 藤田邸跡公園ではサンシュユの蕾が黄色みを帯びて、間もなくの開花を予想させ、途中で見たハクモクレンの蕾もかなり膨らんでいました。

 本格的な春の到来も間近でしょう。(まさ)


見頃に近づいた紅白の梅

紅梅と大阪城天守閣

白梅と大阪城天守閣

しだれ梅と大阪ビジネスパークの高層ビル

白梅

同上アップ

ピンクの梅

紅梅のアップ

藤田邸跡公園のサンシュユの蕾.。すっかり色が付き開花間近でしょう

大阪ビジネスパーク内のハクモクレンの蕾

片町交差点近くの50円自動販売機は今年も健在でした

春の味  ~土筆(ツクシ)~

2018年02月26日 19時28分48秒 | 食べ物
(昨日に続いて食べ物の話題です)

 毎年、春の訪れを味覚で感じられるツクシを楽しみにしています。
今年は、寒さが厳しかったためか梅の開花が遅れており、ツクシが出てくるのも遅いだろうと思いこんでいました。

 しかし、淀川河川敷に出掛けた時にいつもツクシを採取する場所を見てみると、思いがけず早くも立派なツクシが出てきていました。

 早速、採取して食卓を飾りました。
いつもの通り、胡麻油で炒めて味付けしましたが、少し苦味があるような味が何とも言えず、ついビールがいつもより多くなりました。
やはり、もうすっかり春です。(まさ)


摘んできたツクシ

調理後。丁寧にハカマを除去し、胡麻油・醤油・味醂・お酒・トウガラシで味付け。

南西播磨を訪ねて  余禄  ~オコゼの唐揚げ~

2018年02月25日 19時43分16秒 | 食べ物
(今日の2本目。南西播磨紀行の余禄とでもいうべき食べ物を、併せてアップです)

 途中立ち寄った道の駅で買い求めたのは、オコゼでした。
極めてグロテスクな顔・姿なのですが、美味しいことこの上なく大好物の一つです。

 大阪ではなかなか入手できず、また背びれが痛いので料理も大変なのですが、道の駅で見つけたものは何と調理済み!!

 早速帰宅した翌日に唐揚げで頂きました。
少し小さめのオコゼながら、そのまま唐揚げで頂くという、正に“男の料理”でしたが、老夫婦で7匹を一気に食べてしまいました。
美味しかった!!(まさ)


南西播磨を訪ねて その③    ~赤穂~

2018年02月25日 19時29分45秒 | 旅行/色々な風景
 室津を満喫した後、R250沿いの道の駅に寄ったり、昼食を摂った後に、相生市を経由して赤穂に向かいました。大阪からは近くて有名な赤穂ですが、初めての訪問です。

 赤穂の町に入る手前で、坂越(さこし)という町を訪ねましたが、ここは室津と同様にかっての港町で、石畳の道の両側に昔の町並みがそのまま保存されていました。

 赤穂では、定番の大石神社赤穂城跡を回った後、海沿いにある伊和都比売神社にも足を伸ばしました。
ここは、海の直ぐ傍に鳥居があるので有名な神社ですが、ここから見る瀬戸内海の景色も素晴らしかったです。
 
その後、山陽自動車道を利用して帰阪しましたが、途中で事故渋滞があり結構時間がかかったので、帰宅すると右膝に少し痛みを感じ、急遽痛み止めの湿布を貼った後に早々に就寝しました。(まさ)


相生近くはカキなどの養殖が盛んです

昼食はカキフライ。本当は焼きガキを食べたかったのですが、運転中では飲めませんので…

坂越の町並み

同上

大石神社

参道には四七士の像が並んでいます

大石良雄邸跡長屋門

赤穂城跡

同上

伊和都比売神社の鳥居(境内から)

同上(海側から)

同上 本殿

境内から瀬戸内海を望む