老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

不思議なスギナ(続)

2023年11月22日 18時47分28秒 | 園芸福祉・植物とのつながり

 先日スギナのことを書き込みましたが、今日は小春日和の好天気につられて散歩した序に、例のスギナの群生地を覗いて見ました。

 先日紹介したようなスギナが沢山増え、しかも当然ながら先日と比べるとかなり大きくなり、目立つようになっていました。

 その様子と共に、河川敷で見かけた虫食いの面白い葉っぱの様子を紹介します。

  また、久しぶりに「オジンたちのサウナ談議」も書き込みました。


*** 現代版「浮世風呂」 オジンたちのサウナ談議 その15***
A:「年寄りは、風呂では注意せなアカンらしいなぁ。何でもヒートテックとかいうのが恐ろしいらしいで・・・」

B:「ヒートテック? ヒートショックちゃうんか。家の冷たい風呂を場合は注意せなあかんらしいけど、ジムは館内も暖房効いてるから大丈夫らしいで・・・」

C:「それは言えるけど、サウナも怖いらしいで。今までこのサウナで倒れはった人も、多いやんけ。とに角年寄りは急な温度変化には弱いらしいで・・・」

注釈:
<ヒートテック>
 ユニクロと東レが共同開発した保温性に優れる下着。体から蒸発する水分を利用して発熱し、繊維間の空気の層に熱をためて保温性を高めるしくみ。商標名にもなっている

<ヒートショック>
・温度の急変で脈拍や血圧が急激に変動して、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす要因となるようです。

・冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、浴槽に入るときなどに起こります。
リビングから脱衣所に移動した際には、寒さに対応するために血圧が上昇します。そこで衣服を脱ぎ、浴室へ入ると更に血圧は上昇します。その後、浴槽に入ると、急に身体が温まるため、血圧が下降します。特に10℃以上の温度差がある場所は危険とされており、注意が必要らしいです。

・逆に、急に高温のサウナに入ると、血管の拡張やその後の収縮が大きくなり、血圧が大きく変動しやすく、それによってヒートショックが起こり易くなります。
また、サウナからの水風呂に入ることでも起こりえます。水風呂の強烈な寒冷刺激によって、血管が急激に収縮し、血圧は50mmHg以上急上昇し、脳卒中や心筋梗塞だけでなく、極端に脈が遅くなる「徐脈」が発生したり、致命的な不整脈が発生することもあります。

 更に、サウナでは多量の発汗によって水分が失われ、脱水症状になることがあります。
脱水症状になると、血液の濃度が高くなり、血栓ができやすくなってしまい、脳卒中や心筋梗塞などが発生し易くなるのです。

 「年寄りの冷や水」という言葉がありますが、「年寄りのサウナ」も充分に気を付けましょう!

私のように、サウナ大好き年寄りは、特に要注意!!(まさ)

<おかしなスギナ>

少し大きくなり、数も増えました

同上

大きいのもあります
これは、ツクシ言われてもおかしくないです

ベニシジミと

<虫食いの紅葉>



同上

同上


不思議なスギナ   (11月17日)

2023年11月17日 20時23分55秒 | 園芸福祉・植物とのつながり

 スギナはシダ植物に属するトクサ科の多年草で、日本全土で見られるお馴染みの植物ですが、何とも不思議な植物です。

 学問的には「スギナ」が正しいようですが、「スギナ」で調べても、「ツクシ」で調べても、同じ写真が現れます。尚、「スギナ」の名前は、杉の葉に似ていることから「杉菜」となったようです。

 スギナはシダ類なので、花は咲きません。種子ではなく胞子でふえる植物です
通常は、早春の道端や土手の枯草から最初に芽を出します。これが「ツクシ」と呼ばれる「スギナ」の胞子体で、「ツクシ」が枯れてカサカサになる頃、栄養体の「スギナ」が同じ地下茎から芽を出してきます。

 植物の形態としては、地下茎から二種の枝を地上に出しており、一方は胞子茎のツクシで、もう一方の栄養茎がスギナということになるようです。

 昔、「ツクシ誰の子、スギナの子…」という童謡を耳にした記憶がありますが、「ツクシ」が成長しても「スギナ」になるわけではなく、敢えて言えば逆に「スギナ誰の子、ツクシの子・・・」の方が出しいのかも知れませんね。とに角、ややこしい親子関係です。


 この時期に、長々と「スギナ」の話しをしたのには、訳があります。

 私がよく散歩する淀川の堤防には春先になると沢山のツクシが顔を出しますが、その一角に毎年早めに姿を見せる個所があり、先日「まだ少し早いかなぁ!」と思いながら覗いて見ると、流石にまだ「ツクシ」の姿は見えませんでしたが、「スギナ」の新芽が沢山出ていました。

 「それにしても、少し早いなぁ」と思っていると、何か違和感がありました。

 よく見ると、通常のスギナに交じって、先端がツクシ状で、ツクシの所謂ハカマ部分から横にスギナの茎が伸びているものが結構ありました。

 このような、形状のスギナ(或いはツクシ?)を見たのは初めてで、ネットで色々と調べて見ましたが、このような事例の紹介はありませんでした。

 ご存じの方があれば、お知らせ頂ければモヤモヤが少し晴れるのですが・・・(まさ)


おかしなスギナ

同上

同上


キツネノマゴの花

2022年09月26日 19時05分23秒 | 園芸福祉・植物とのつながり

 昨日テニスからの帰路に、淀川の河川敷でキツネノマゴ(キツネノマゴ科)の花を見かけました。

 小さいが非常に可愛らしい花なのですが、帰宅後に写真を整理していると、このキツネノマゴの花がアカンサスモリスの花に似ていることに気付きました。

 植物の大きさだけでなく、花の大きさも全く違うのに、何故か花の形が似ているのです。

 詳しい構造は判りかねますが、正面から見ると、私には何か昆虫みたいなものが中で踏ん張っているように見えるのです。

 改めて調べて見るとアカンサスモリスもやはりキツネノマゴ科の植物でした。なるほど‥‥

 尚、コエビソウもキツネノマゴの仲間なので一度ゆっくり見てみたいと思っています。更にキツネノヒマゴという植物もある様なので、これも見てみたいです。(まさ)


キツネノマゴ

同上

同上 アップ


アカンサスモリスの花


ツユクサの事

2022年09月07日 19時05分07秒 | 園芸福祉・植物とのつながり

 野草に興味を持ち始めて、今まで何気なく見ていた花をじっくり観察するようになりましたが、そんな中で最近興味を持っているのがツユクサです。

 今年は今迄は気付かなかったトキワツユクサに気付いたり、他の方のブログでメガネツユクサなるものがあることも知りました。

 そんな中、先日淀川の河川敷を散歩中にツユクサらしいのに今まで見たこともない、青と白色の混じったものを見かけました。

 先日ブログで見かけたメガネツユクサかと思ったのですが、丁度昼頃なのでツユクサはもう閉じていて、開花している時の状態が判りません。

 気になっていたのですが、その後雨が続いたり午前中に所用があったりして、河川敷の散歩でできなかったのですが、昨日少し早起きして河川敷に行ってみました。

 結果は、気になっていたツユクサは、メガネツユクサではなくて、通常は余り目立たない下向きの花弁が大きくてしかも白色がハッキリしているのでしたが、これが日が高くなり萎むと、先日見かけたような色と形になる様でした。

 良く目立つ二枚の上向きの花弁にも濃い色から薄い色まで種々ありますし、先日棚田に行った時には真っ白なものも見かけました。

 生育地の環境や交配などで、微妙に違うことが判りました。
一口に「ツユクサ」と言っても非常に奥深いものですね。(まさ)

ツユクサの花の構造(<mirusiru.jp>より引用)


よく見かけるツユクサの花

先日河川敷で見かけた、花が萎んだ状態
同上 アップ


後日、開花時に確認すると下向きの花弁が少し大きくて白が目立っていました

同上


先日兵庫県の棚田ツアー時に見かけた真っ白なツユクサ

トキワツユクサ 今年5月撮影分


先日散歩中に見かけたヤンマの仲間


花の果実殻の面白さ

2022年07月27日 19時54分05秒 | 園芸福祉・植物とのつながり

 以前、「キンギョソウ(ゴマノハグサ科)の果実殻がドクロ(髑髏)のように見える」という記事を目にしたことがあり、その後キンギョソウの果実殻を注意して探していました。

 先ず、果実殻自体を目にすることが少なく、偶に目にしても単に茶色に枯れたようにしか見えずに諦めかけていたのですが、昨日遂にそれらしいものを見かけました。

 ハッキリとドクロにソックリとは言い切れませんでしたが、アップして撮ったものを角度を変えたりして見ていると、ドクロらしい姿が浮かんできました。
これに気付いた人は、余程観察力と想像力が豊かな人なのだと改めて感心!!


 これに味を占め、団地内でもキキョウやハブランサス(ヒガンバナ科)の果実殻の写真を撮ってみましたが、なかなか面白いですね…(まさ)



キンギョソウの果実殻

アップするとドクロのように見えます

同上

これもドクロのようにも見えないこともありません

キキョウの果実 クチナシの果実に似ています


ハブランサスの果実

同上

同上 裂けて種が見えます

同上 種が次々に落ちていきます

同上 種が落ちた後の果実殻