老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

身近な言葉の語源  教育などに関するもの その④  ~すいこう/ずさん/べんらん~

2022年07月31日 19時15分16秒 | 面白い言葉や語源など

 暑い日が続いていますが、今日で7月もお終いです。
この歳になると、月が過ぎるのが本当に早く感じます。

 

すいこう(推敲):

 文章を書く時に、より良い文章にするために最適の字句を何度も考えることですが、この語源は次のような中国の故事に由来します。

 科挙(官吏登用試験)を目前にした受験生が、課題の詩作で「僧は月夜に門を推す(おす)」が良いか、それとも「僧は月夜に門を敲く(たたく)」のどちらが良いのかを考えるのに夢中になり文章家で身分の高い役人の行列に衝突してしまい、非礼を詫びるとともにその事情を説明したところ、その役人に「敲くが良し」と指導まで受け、お陰で試験に通った。

 尚、「推敲」が当用漢字にはないので、「推考」という字を当てる場合がありますが、これでは少しおかしいですね。


ずさん(杜撰):

 杜撰の「杜」は、中国宋の詩人 杜黙(ともく)を表し、「撰」は詩文を作ることで、杜黙の作った詩は、律(詩の様式)に合わないものが多かったという故事に由来するようです。

 従って、元々は、“文章などの誤りが多いこと”を指す言葉ですが、仕事や計画の進め方や状態に問題がある場合にも、良くない意味で使われます。

 但し、本来は手を抜いたやり方をしていることに使われるので、物事への使い方に限定される言葉であり、「誰々は杜撰な性格だ」などと人の性格などの人間性に関して使うのは適切ではないようです。


べんらん(便覧):

 私は、「便覧」は「びんらん」と読むのだと思っていましたが、正しくは「べんらん」のようです。

 「びん」は呉音で、漢音では「べん」ですし、語源は“便利に覧(み)られるもの”ですので、「べんらん」が正しい様です。

 何故に、私のように「びんらん」という人が多いかについては、風紀紊乱(びんらん)という言葉があるので、これとの混同ではないかとも言われています。(まさ)




ヒガンバナの仲間も開花 

2022年07月30日 19時01分11秒 | 散歩中に見かけた風景

 先日痛めた左膝がまだ完治せず、ヒアルロン酸の注射などの治療を続けていますが、階段の上り下りがまだ少し難儀で、今しばらくは従来通りの活動は難しいと思われます。

 従って、外出はもっぱら買い物や通院などに限定しているので、花の写真もその際に見かける花などの撮影に限られていますが、この時期でも目にする花の様子は日々変わっています。

  昨日はこの時期に咲く「〇〇ラン」と呼ばれているユリ科植物の紹介でしたが、今日はこの時期に咲いているヒガンバナ科植物や目に付いた花を紹介します。(まさ)

<ヒガンバナの仲間>

ナツズイセン

同上

同上

ハマユウ

同上

タマスダレ

同上

同上

<その他の花>

三尺バーベナ(別名:ヤナギハナガサ、クマツヅラ科)

同上

メド―セージ(シソ科)


真夏のラン2種

2022年07月29日 19時09分02秒 | 散歩中に見かけた風景

 先程大阪では夕立のような激しい雨が降りました。
雨は直ぐに上がりましたが、少しは涼しくなったかと窓を開けるとムッとするような暑さが飛び込んできたので慌てて窓を閉めて、クーラーをON。

 ここの所、夜も温度が下がる様子もなく、連日余り好きでないクーラーのお世話になっています。

 さて、今日は近くで見かけ「ラン」2種です。
いずれも「ラン」という名前が付いているものの、ラン科ではなくてユリ科の植物です。(まさ)


ノシラン

同上


ヤブラン

同上 何か小さな虫がいるようです。


息子の次男と会食

2022年07月28日 19時21分07秒 | 旅行/色々な風景

 先日我が家の仏壇を仕舞ったことをお知らせしました。
息子はその時には仕事の関係で参列できなかったのですが、その後息子家族と一緒にご先祖様を納骨している四天王寺に一緒にお参りに行こうという事にしていました。

 当初は父の命日にあたる先週に予定していたのですが、天候が思わしくない上に息子の仕事の都合もあり昨日に変更しての実行となりました。

 いつもの四天王寺参りは私の都合の良い昼間に行っているのですが、今回は息子の仕事の都合で夕方の待ち合わせとなりました。
待ち合わせ場所の地下鉄の駅で、約束時間より少し前に息子/奥さん/次男(長男は学校の試験の為に欠席)と落ち合って、直ぐ近くの四天王寺へ・・・

 直ぐに着いたのですが、寺院内は人影も殆どなく様子が何かおかしいので、直ちに納骨されている場所に急ぎましたが、入口の門が閉まりかけていました。

 掛かりの方は、「4時半に門を閉めるので、大至急お参りしてください」とのことで、用意していた線香やローソクをお供えすることも出来ず、何とか数珠だけを取り出して大急ぎでお参りだけを済ませることが出来ました。ヤレヤレ…

 
 その後、まだまだ暑さが残る中を、汗ビシャになりながら、いつもの天王寺公園を通ってJR天王寺に抜けましたが、孫が焼肉が食べたいということで、鶴橋の焼肉屋に向かいました。

 息子の長男とは昨年末に一緒に食事していますが、次男の方とは会うのも全くの初めてで、こちらも少し緊張はしていたのですが、中学2年生ながらも息子の小さい時にソックリの姿を見て、一気に緊張もとけて現在所属しているサッカーチームの様子や、将来の進学希望などについて話しを聞きました。
(年末に会った長男は語学に興味あり文科系ですが、この次男はプログラマーなどに興味がある理工系のようです)


 本当に血の繫がりは恐ろしいものだと改めて感じましたが、色々な経過があって前妻とは別れたので身近にいてやれなかったにも拘わらずに二人の子供たちを立派に育ててくれた息子(と言っても、もう50を超えたオッサンですが)と奥さんに改めて感謝です。(まさ)


花の果実殻の面白さ

2022年07月27日 19時54分05秒 | 園芸福祉・植物とのつながり

 以前、「キンギョソウ(ゴマノハグサ科)の果実殻がドクロ(髑髏)のように見える」という記事を目にしたことがあり、その後キンギョソウの果実殻を注意して探していました。

 先ず、果実殻自体を目にすることが少なく、偶に目にしても単に茶色に枯れたようにしか見えずに諦めかけていたのですが、昨日遂にそれらしいものを見かけました。

 ハッキリとドクロにソックリとは言い切れませんでしたが、アップして撮ったものを角度を変えたりして見ていると、ドクロらしい姿が浮かんできました。
これに気付いた人は、余程観察力と想像力が豊かな人なのだと改めて感心!!


 これに味を占め、団地内でもキキョウやハブランサス(ヒガンバナ科)の果実殻の写真を撮ってみましたが、なかなか面白いですね…(まさ)



キンギョソウの果実殻

アップするとドクロのように見えます

同上

これもドクロのようにも見えないこともありません

キキョウの果実 クチナシの果実に似ています


ハブランサスの果実

同上

同上 裂けて種が見えます

同上 種が次々に落ちていきます

同上 種が落ちた後の果実殻